北川景子と芦田愛菜が兄妹に、映画『マジック･ツリーハウス』の声優に挑戦
本作は、米国の児童文学作家メアリー・ポープ・オズボーン原作の物語。本と勉強が大好き、気弱だけど正義感の強い兄・ジャックと、誰とでも仲良くなる、明るい性格の妹・アニーは、森の中でたくさんの本がある不思議な小屋“マジック・ツリーハウス”を発見する。それは、本を開いてみると、時空を超え、あらゆる場所へと移動することが出来る魔法のツリー･ハウスだった。果たして、兄弟を待ち受けることとは何なのか。
ジャック役を務めたのは、北川景子。声優初挑戦だった北川だったが、それを感じさせないほど、ジャックの繊細な気持ちを透き通った声で見事に演じきっていた。妹・アニー役を務めたのは、1ヶ月に数十冊の本を読むほどの読書好きだという芦田愛菜。原作の大ファンだという芦田は、元気いっぱいに演じていた。
会見では、本作で声優を務めた感想や、夏休みの予定について語った。
――声優に挑戦した感想を聞かせてください。
北川景子（以下、北川）：声優初挑戦だったので、最初は分からず手探りでやっていましたが、皆さんに助けて頂きながら撮り終えました。普段は体を使ってお芝居をしているので、頷いたり、振り向いたり、走る動作を声で演じなければいけないので難しかったです。また、声の距離感も難しかったです。“声優初挑戦”と“世界で読まれている原作”という2重のプレッシャーがあったんですが、愛菜ちゃんとは一度共演していたこともあり、兄妹役をちゃんとできるのではないかとも思っていました。芦田愛菜（以下、芦田）：「やったー！」と言うところで、手をたたいてしまい注意されてしまいました（笑）元気なところや冒険が大好きなところは、（自分が）アニーに似ていると思いました。
――兄を演じるにあたり、工夫した点は？
北川：ジャックは一見、内気でシャイに見えるんですが、いざという時にはすごい力を発揮する勇気のある持ち主なので、そういう面が出るといいなと思って演じてました。（ジャックは）８歳ですから、ちゃんと子供の声に聞こえなければいけなかったので、いつもより元気いっぱいな声を出していました。子供の可能性や元気さ、みずみずしさを感じられたので、そこを見て頂きたいです。――本を開くと時空を超え色々な世界にいける話ですが、“マジック・ツリーハウス”があったらどんな世界に行ってみたいですか？
北川：物語の中では２人は過去に行くんですが、未来に行ってみたいです。自分の子供や孫をみてピンチの時は救ってあげたいです。芦田：マンモスのいた時代に行ってみたいです。それで、ポコンポコンってなっている（丸くて大きな）お肉を食べてみたいです！
――ジャックという男の子の声を演じましたが、ご自身“男の子っぽいな〜”と感じるところはありますか？
北川：わりと普段着ている服も動きやすいもので男の子っぽいものが好きだったり、食べっぷりが良いところが男気があるのではないかと思っています。――北川さんご自身、どんなお子さんでしたか？
北川：ジャックは、絵を描いたり、本を読んだりする１人でおとなしくいることが好きなキャラクターですが、私も共通していると思います。外で遊ぶよりは、家で絵を描いたりピアノを弾いたりしているようなおとなしい子でした。――お互い共演してみての感想
北川：普段普通に接していると年相応な可憐な少女なんですが、いざお仕事になると集中力があり子役さんと呼ぶのも失礼で、プロの女優さんだなと思います。色々こちらもお勉強させて頂きました。芦田：優しいお姉さんです！
――原作が大好きだと聞きましたが、どんなところが好きですか？
芦田：いろんな世界に冒険できるところが好きです！見ている人も一緒に冒険している気分になれると思います。――忙しいお二人ですが、夏休みの予定は？
北川：今年は、有難いことにたくさんお仕事を頂けているので、全力でお仕事に打ち込む夏にしていきたいと思います。もうすぐ誕生日なので、自分にプレゼントを買ってあげたいと思います。芦田：川に行って、川遊びをしたり、ザリガニ釣りをする予定です！
――今後、挑戦したいことはありますか？
北川：声優は難しかったですが楽しかったので、これから機会があれば挑戦していきたいです。プライベートでは、2年くらい前から乗馬に挑戦したいと言っているのでやってみたいです。芦田：本が好きなので、自分で読むだけじゃなく、皆に本を読んであげたいです！
今をときめく女優、北川景子と芦田愛菜のW主演とあって、注目せずにはいられない本作。本当の姉妹のような仲の良さを見せてくれた2人の息の合った声優っぷりが楽しみだ。
映画『マジック・ツリーハウス』は、2012年1月7日（土）より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
・映画『マジック・ツリーハウス』-公式サイト
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