待ちに待ったIntel Z68チップセット版!ギガバイト製ゲーミングマザーボード「G1.Sniper2」が解禁へ


パソコンを自分で組み立てるユーザーの中には、ネットワークを使った対戦ゲームが好きな人(ゲーマー)もいるだろう。PCの対戦ゲームは、家庭用ゲーム機では味わえないリアリティあふれる世界を体感することができる。対戦ゲームともなれば、コンマ1秒が勝敗を分けると言っても過言ではないのだ。

過酷な環境だからこそ、ゲーマーはひとつひとつのPCパーツを吟味して少しでも対戦相手よりも有利にゲームを展開できるパソコンを組み上げるのが勝利の秘訣だ。そうしたゲームPCで重要なPCパーツがマザーボードだ。

高速なプロセッサーや、高性能なビデオカードを揃えても、それらのパフォーマンスを引き出せるマザーボードでなければ、ゲームの世界で生き残れない。ゲームPCのパフォーマンスはマザーボードで決まると言っても過言ではないのだ。

そうしたゲーマー向けにゲーミングマザーボードを提供しているGIGABYTEは2011年8月5日、最新モデル「G1.Sniper 2」を日本市場向けに発表したので、詳細な情報をお届けしよう。

■「G1.Sniper 2」で注目すべき4つの機能
「G1 Sniper 2」には、注目すべき4つの機能があるので、順番に紹介しよう。

●クリアで滑らかなグラフィックス「スーパーサイト」
「G1.Sniper 2」の特筆すべき機能としてあげられるのが、PCI Express 2.0の2倍の帯域幅を備えたPCI Express 3.0 (Gen 3) テクノロジーだ。

対戦型ゲームでは、相手よりも少しでも優位な立場にたつことが勝敗を大きく左右する。たとえば、戦場の濃霧の中でも敵を明瞭に見渡すことができれば、ゲームを優位に進めることができる。これを実現するのが、PCI Express 3.0 (Gen 3) テクノロジーというわけだ。

本製品では、PCI Express 3.0対応のグラフィックスカードと次世代22nm CPUと組み合わせることで、1GB/秒という高速な転送レートを実現する。

マルチグラフィックスをサポートしているので、ゲーマーのニーズに合わせてアップグレードが可能だ。2-WayのAMD CrossFire X およびNvidia SLIに対応しており、これらの環境を構築することで、よりクリアな画面、より高速なフレームレートで俊敏な動きを楽しむことができる。


●リアルなサウンドが楽しめる「スーパーヒアリング」
敵がどこに隠れているかを聞き分けられるか否かは、対戦ゲームにおいて勝敗を分ける重要な要素となっている。

本製品はX-Fi Xtreme Fidelity とEAX Advanced HD 5.0 テクノロジーに対応したCreative社のSoundblaster デジタル オーディオ プロセッサー(20K2)を搭載しており、あたかも現実のようにリアルな聴覚体験を実現した。

コンデンサにもこだわりがある。本製品には、最高品質のニチコン製MUSE ESシリーズおよびMVシリーズの無極性オーディオコンデンサを各チャネルのレイアウトに使用している。これらの本格的なオーディオコンデンサは、最高品質の音声分解能およびサウンドの拡張性をもたらし、より現実に違い音声エフェクトを実現させることが可能だ。

コンデンサ周りをみると、X58プラットフォームのG1-Killerシリーズにはなかった銅製のプレートが追加されている。これは、電磁干渉(EMI)からの保護および干渉電力を防ぐ働きをし、高音解像度で歪みのない音声を楽しむことができる。


●オンラインゲームを最適化する「スーパースピード」
オンラインゲームにありがちなのが、ネットワーク・ラグと呼ばれるものだ。一瞬の動きで勝敗が左右される場面では、ネットワーク・ラグはゲームの世界で致命傷ともなりかねない。このトラブルを解決すべく、本製品はBigfoot Networks Killer E2100を実装した。

ネットワーク プロセッシング ユニット(NPU)とKillerネットワークマネージャ・ソフトウェアから成るBigfoot Networks Killer E2100があるからこそ、本製品はクオリティの高いオンラインゲームを体験できるわけだ。

Killer E2100と言われてもわからない人が多いと思うので、少しだけ解説しておこう。Killer E2100はDDR2 1GBのメモリが搭載されたネットワーク専用の処理ユニットで、CPUの負荷を軽減する。よって、CPUの処理速度を下げることなく高速ネットワークを使うことができる。

一方、Killerネットワークマネージャは、G1.Sniper2のネットワーク状態を管理・制御するために開発されたユーティリティだ。この特殊なユーティリティで、ネットワークの接続状態やG1.Sniper2のパフォーマンスをモニターすることができる。

ネットワーク接続を管理・最適化できるので、オンラインゲームやストリーミングコンテンツをより一層楽しめるわけだ。


●好戦的なデザインのヒートシンク「スーパーシールド」
G1-Killerシリーズおなじみの特徴的なデザインのヒートシンクを採用している点も見逃せない。ヒートシンクには、見た目のクールさに留まらない、放熱性に優れたデザインを取り入れている。

CPUのVRM周りなどの発熱しやすいエリアから効率的に熱を放散するため、たとえゲームで戦闘が白熱してもG1-Killerシリーズのマザーボードは冷却状態を維持することができるのだ。

このヒートシンクはピストルやライフル、銃弾クリップなど、戦闘地域に配備される兵士に支給されるような銃器をイメージしてデザインされ、ライフル・バレルのフルーティング(縦溝構造)に似た独自のフルーティング技術を使用しており、最大の放熱効果を発揮してくれる。



X58版のG1-Killerと比べて更にサウンドが強化され、次世代CPUやGen3にも対応となった「G1.Sniper 2」。新しいCPUが出てからも長く使える本命の一枚ともいえる。

GIGABYTE公式ホームページ
日本ギガバイト公式ブログ「ギガバイ子日誌」
日本ギガバイト公式Twitterアカウント
facebook GIGABYTEマザーボードテクニカルコラム

【GIGABYTEのPC道場】

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】「極める」ケータイ登場!ドコモ 703iシリーズ発表会レポート

NTTドコモは20071月16日(火)、都内 代官山ヒルサイドテラスにおいて、携帯電話端末の新モデル「FOMA 703iシリーズ」など10機種を発表した。FOMA 703iシリーズは、スタンダードな機能を持ちつつデザインにも注力した個性的なモデルと…

【ケータイラボ】ゲーム機を彷彿させるタッチパネル付2画面ケータイ「D800iDS」

「D800iDS」は、タッチパネル付2画面ケータイ。形状は折り畳みタイプのケータイで、開いた状態で上下に液晶画面を搭載し、下部の画面がタッチパネルとなっている。ライフスタイルに合わせて、タッチパネルのデザインや操作方法を選択す…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…