クルマ色話 vol.4【ホンダ・フィットシャトル】微妙に男心をくすぐるOLみたいなクルマ!?
小沢コージ
バブル期にソアラ、プレリュードを横目で眺め、トレンディドラマを見、合コンしまくったスーパーカーブームど真ん中イケメン自動車ジャーナリスト。現在『BESTCAR』『ENGINE』『DIME』誌ほか『webCG』『日経TRENDY』『carview』などwebでも大活躍!
吉田由美
当時、ミスコン荒らしとして20コ以上のミスの肩書きを持ち、某専門誌「○×のすべて」に助手席モデルとして君臨。「経歴は編集長より長いかも(笑)」(本人談)という業界きっての謎の美女。今はカーライフエッセイストの名のもと「ブログの女王」として自動車メディアはもちろんファッション誌に無くてはならない存在となっている。
バブル期にソアラ、プレリュードを横目で眺め、トレンディドラマを見、合コンしまくったスーパーカーブームど真ん中イケメン自動車ジャーナリスト。現在『BESTCAR』『ENGINE』『DIME』誌ほか『webCG』『日経TRENDY』『carview』などwebでも大活躍!
吉田由美
当時、ミスコン荒らしとして20コ以上のミスの肩書きを持ち、某専門誌「○×のすべて」に助手席モデルとして君臨。「経歴は編集長より長いかも(笑)」(本人談)という業界きっての謎の美女。今はカーライフエッセイストの名のもと「ブログの女王」として自動車メディアはもちろんファッション誌に無くてはならない存在となっている。
ちょっと止まりすぎじゃない? アイドルストップ
小沢:ぶっちゃけフィットシャトル、乗ってどうだった? 161万円で買える実用コンパクトとしては狙い通りの出来だと思ったけど。ハイブリッド版が181万円からってのもお手軽だし、売れるのも分かる(2週間弱で受注1万2000台)。
吉田:えー…っていうか暑かった!
小沢:は?
吉田:今日昼間、物凄く暑かったじゃない? でもフィットシャトル、特にハイブリッド仕様だとアイドルストップが物凄く止まるのよ。エコでいいとは思うけど、長めの信号待ちだとその分結構くる。送風が弱まるし、しかもフロントガラスが広いから日差しがキツイのよねあのクルマ。
小沢:なんというか禿げ上がったオヤジの頭みたいな…(笑)
吉田:その例えはともかく日光が顔に直撃だから結構きたわ。
小沢:なるほど、キター!! ってか(笑)。でも、いいじゃん。逆に車内の温度上がりすぎに気ぃ使い過ぎて、暑い日にほとんど止まらないマツダのiSTOPより全然いいと思ったけど。耐えきれなかったらシステム自体切ればいいし、ノーと言える日本人みたいで好きだな俺は。後は?
吉田:ドアのペナペナ感かな。特に後ろのドアを閉めた時のパシャって感じがちょっと。アタシの場合、特にこの前エコカー系を集めて撮影したことあって、その時に他と比べると際立って軽かった。違和感あったのよね…。フィットシャトルはフィットに比べると少しそのあたりも改善されているような気はするけど、もう少しがんばって欲しかったなあ。
小沢:そうか。俺は感じなかったけど、全体にかなり頑張って質感上げちゃってるから逆に目立っちゃったのかもね。今回のポイントは外観をビミョーにノーマルフィットとは変えてるのと、全長を51?伸ばしてリアのラゲッジを大幅にデカくしてるのと、同時に高品質化も図ってるんだよね。それとこれまたハイブリッド仕様を設定してて、そっちのが売れてるんだけど、徹底的にフリクションを削ってモード燃費リッター30kmをキープしてる。それは本当に凄い。
荷室の広さは結構スゴい
吉田:確かに荷室は物凄い広いとは思う。えー、カタログ見ちゃうと1.5リッター車が床下収納入れて590リッター、電池も入るハイブリッド車だと517リッターになってて、でも個人的にはここまでいらないかも?(笑)。
小沢:ま、永遠の超絶美女にはカンケーないクルマだよね。要するに雨の日に子供を駅まで迎えに行って、自転車ごと積んで帰る…みたいなクルマだから。
吉田:カ、カチーン…なんか物凄いトゲトゲ感じちゃったんですけど(怒)
小沢:そ、そうぉ? 思ったままを素直に言っただけだけど。実際、由美姉さんには縁遠いというか、カップ麺のサイズが1.5倍、いや1.2倍になったぐらいの庶民的な話でしょう?
吉田:そんなことないそんなことない。最近アタシ、ジャンクフード食べ過ぎて太り過ぎたくらいだから。
小沢:そうなんだ。全然気づかないけど…いや、よく見るとそうでもないか(笑)。
吉田:またまたカチーン!! でも、そんなに太った? アタシ?
小沢:いや、マジでフィットシャトルぐらいだと思う。中身的には1.2倍ぐらいになってるんだけど、パッと見、それほどでもない。
吉田:うぁ失礼! そんなに太ってないわよ。
小沢:ま、フィットシャトルも、要はちょっと便利かつちょっと豪華になったフィットだけど、そうは見せてないのが面白いよね。ステアリングは部分的に革巻だし、メーターにもメッキリングが付いて色っぽくなってるけど、存在感はさほど変わらない。
吉田:確かにシートの座り心地はかなり良くなったと思った。主にダウンサイジング客を狙ってるわけでしょ? オデッセイとかアコードから安心して乗り換えられるクルマとして。
小沢:そう、フィットは乗りたいけど、あれほど落ちたくない…って客を狙ってるわけ。ホント微妙なところを突いてると思うよ。全体に上質かつ便利になってるけど、ゴージャスには見せない! プライドをくすぐりつつ、目立ちすぎない!
吉田:なんだか聞けば聞くほど、上手に男を捕まえるOLファッションみたいな気がしてきた。上質だけど目立たない! 可愛いけど悪目立ちしない!! アタシ、そういうの苦手なのよね。なんか計算高過ぎるような気がして…と言いつつ、実は羨ましかったりして(笑)
小沢:だから姉さんの今があるんだってば。よっ、永遠の助手席美女!
吉田:微妙〜〜〜。