Apple、WWDC 2011開催!基調講演にて「iOS5」「iCloud」「MacOS X Lion」を発表【リアルタイム更新まとめ】


今年のWWDCの目玉は?「One more thing...」はある?

iPhone & iPadファンの皆様お待たせしました!いよいよ待ちに待ったアップルのWWDC 2011が始まりました。

S-MAXでは当エントリーにてWWDCでの発表内容をリアルタイム更新します。スティーブ・ジョブズCEOの基調講演や新OS、新サービスなどについて随時更新していきますので、皆様リロードのご準備を!

あ、でもF5連打はご遠慮下さいね♪

 
 
■スティーブ・ジョブズCEO基調講演(Mac OS X Lionの紹介)
・Macユーザー数は5400万人(延べ)。PC市場全体では0.1%減少しているが、Macユーザーは27%増えた。

・Mac OS X Lionには250の新機能が搭載。(今日はその中から10の新機能を紹介。)
マルチタッチジェスチャー。ジェスチャーはiOSの操作に極めてよく似ている。(ピンチ、フリック、スワイプなど)
フルスクリーンアプリケーション。開発には困難を要した。フルスクリーンアプリケーションは複数の画面をスワイプで切り替えられる。
ミッションコントロール。Lionの新機能で最高のものと自負している。スワイプ&ピンチ操作によって、スクロールや写真の展開もスムーズに。(スクロールバーが無くなった。)
PhotoBoothに顔認識機能。
Launchpad
Mac App Store。ソフトウェア販売でベストバイやウォルマートを抜いて一位に。
オートセーブ機能。ユーザーは何もしなくていい。変更履歴なども随時保存。
バージョンズ。作成した書類などの過去のバージョンを一括管理。タイムマシンのインターフェイスを応用。
エアードロップ。友人などと書類やメールなどを共有。
メール。フルスクリーンに併せて完全新規に制作。標準で暗号化対応。iOSのものをOS Xへ応用。検索機能の高度化。1対1での会話を可能にするカンバゼーションビューを搭載。

・その他の機能の紹介。(3000の新API、バーティカルテキスト(縦書き)対応など。)
・Mac App Storeのみでのダウンロード販売(約4GB)。光学ディスクによる販売は無し。29ドル。複数アカウントOK。
・デベロッパ以外には7月より提供開始。



■iOS 5の紹介
・iOS 5は2億台のモバイルデバイスに搭載出来る。(モバイル市場1位のOSとなる。)
・iTunesでは150億曲を販売。6社1億3千万の書籍がダウンロード。
・iOSアプリケーションのダウンロード数は3年で110億回。2億5千万ドルの売り上げをデベロッパへ還元。
・購入アカウントは2億6千万以上。

(ここからようやくiOS 5の紹介)
・1500の新API、200の新機能。
ノーティフィケーション機能
⇒プッシュ通知機能について改善。全てのプッシュ通知をノーティフィケーションセンターに集約。アプリケーション操作中に画面にプッシュ通知が邪魔をする事は無くなった。
⇒ノーティフィケーションセンターからはスワイプによって各アプリケーションにアクセス可能。
ロック状態のスクリーン表示を改善。ようやくスマートフォンらしいホーム画面に。
ニューススタンド。ナショナルジオグラフィック、スピンなどの出版社と提携。
⇒雑誌と新聞に特化したiBook Storeのような感じ。一度ダウンロードしたらオフラインで閲覧可能。
Twitter。iOS 5でついに内蔵。
⇒TwitterアカウントはOS認証に統合。(カメラやSafariなどのアプリとの連携)
Safari。更に改善。
⇒何ページにも分かれたページを統合する機能、広告をカットする機能なども搭載。
⇒iPad、iPhone両方に最適化。
⇒「後で読む」リストを標準搭載。複数のiOSデバイスでの同期が可能。
⇒タブブラウジング対応。“光のように速い”タブ切り替え。
リマインダー機能。これまで紙で管理していたようなTODOをiOSデバイスで。
⇒GPSを利用したロケーション表示機能の連動。
カメラ。全てを改良。
⇒起動の高速化。ロック状態からカメラモード起動OK。
⇒ハードウェアのボリュームボタンがシャッターボタンに。
⇒ピンチ操作でズーム可能に。
⇒露出とフォーカスのロック機能を追加。
⇒写真編集機能。(クロップ、赤目軽減など)
メール。テキストフォーマットのリッチ化。インデント可能。アドレスのドラッグ可能。フラグ機能。メッセージ全体の文字検索。
キーボード機能の拡張。システムを横断するコピー&ペースト。
⇒キーボードのレイアウト変更が可能。(キーボードを左右に分けたり出来る)
PCフリー。多くのユーザーがiOSデバイスしか持っていない(PCを持っていない)という事を認識。
⇒iOSデバイス単体でアクティベートやアップデートが可能に。
ゲームセンター。5千万人が利用。(Xbox Liveは8年間で3千万人)
⇒友人の紹介、ゲームの紹介などの機能を追加。
⇒ゲームセンターからアプリケーション(ゲーム)のダウンロードが可能に。
iMessege。全てのiOSユーザーへ使えるメッセージ機能。(プッシュ通知可能)
⇒テキスト、写真、アドレス帳などをグループした相手と送受信出来る。(インスタントメッセージング)
⇒3G、Wi-Fiどちらでも利用可能。全て暗号化済み。
・マルチタスク用の新たなジェスチャー搭載。
・iOS 5のデベロッパ配布は今日から。一般配布は今秋から。
・iOS 5は、iPhone 3GS、iPhone 4、iPad、iPad 2、第3〜第4世代iPod touchをサポート。



■iCloudの紹介
・PCは全てのデジタルハブになる。
⇒過去10年においては最善の考え方だった。しかし今は携帯端末全盛の時代。
・音楽をPCで買ったり、PCと同期させるのは面倒になったというのが現実。
・デジタルハブはクラウドに。全てのメディアはクラウドへ。
・iCloudは、クラウドの中にメディアを置き、端末へ同期される。
⇒これはMobile Meによる経験から来た考え方。
・iCloudによって、Mobile Meも全て作り変えた。
・カレンダー、メール、アドレス帳など、全てはクラウドに保存される。
・Mobile Meのメール機能も更に改善。全てのデバイス(iOS及びMac OS?)と同期される。
Mobile Meは無料に
App Storeの改善。クラウドからダウンロード購入すると、全てのデバイスに同期される。
⇒例えば書籍アプリでしおり機能を使うと、全てのデバイスで自動的に同期される。
バックアップ機能。クラウドへ1日1回自動的にバックアップされる。
・クラウドでのドキュメント作成及び保存。
・ファイルシステム(ディレクトリ)を考える必要の無いシステムを構築したかった。
・デベロッパにもiCloud用APIを提供。Windowsでも作成可能に。
・例えばカメラロールなどは、iOSデバイスとMac OSのiPhoto、Apple TV、そしてWindowsの画像フォルダなどを同期可能に。
⇒クラウドに保存されるのは、直近1,000枚。保存期間は30日(写真のみの制約?)。
iCloudにiTunes内蔵。無線回線による音楽同期。
⇒iTunes Storeで購入した楽曲を同期。購入した楽曲は全てのデバイスで再ダウンロード可能。このようなサービスは音楽業界では初。
・音楽は256kbpsまで可能。デバイスは10台まで紐付け可能。
iCloudサービスは無料で提供。フリースペースは5GB。購入した音楽・書籍・フォトストリームなどはこの容量には入らず。
・iCloud用のiTunesはiOS 4.3でも動作可能。
・iCloudの提供次期は今秋。



■One more thing...
・CDリッピングした音楽はどうするか。
⇒年間24.99ドルで、自前の楽曲データのアップロードとiTunes Storeの音楽データベースとのマッチングサービスを提供。
・iCloudのために(世界で)3番目に大きいデータセンターを確保した。



以上、スティーブ・ジョブズCEOによる基調講演でした。

今回のWWDCではハードウェア(iPhoneなど)の発表が無かった分、ソフトウェアでの新機能や新サービスについての解説が非常に多かった印象です。またiOS 5やiCloudの提供時期を考えると、噂のiPhone 5(iPhone 4S?)も恐らく今秋の登場になるのではないでしょうか。

最後になりましたが、基調講演の内容をリアルタイム更新しましたので、内容に語弊や誤表記、その他曖昧な表現があると思われますが、何卒ご了承下さい。

それでは皆様、各OSやサービスについてのAppleからの正式公開を楽しみに待ちましょう♪

記事執筆:あるかでぃあ


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Apple WWDC 2011

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