【DVDエンター!】ヴァーチャルがリアルを浸食、未来の3D映像を体感せよ
人気ゲーム『ファイナルファンタジー』の様なアナログな世界観で、原生林の生い茂る太古の惑星を舞台に、文明化により自然破壊の進む現代社会への警鐘ともいえる『アバター』と対照的に、『トロン:レガシー』は近未来のデジタルワールドを描いた作品です。音楽は、エレクトロニック・ミュージック界のトップアーティストであるダフト・パンクが手掛け、視覚だけでなく聴覚からも、観る人をイマジネーションの世界へと誘います。
物語は、巨大企業のCEOを父にもつ主人公のサム(ギャレット・へドランド)が、父の失踪から20年が経ち、死んだと思っていた父から謎のメッセージを受け取る所から動き始めます。時代背景は2009年ですが、20年前の失踪時に父親が残したポケベルに着信があるというのも、懐かしさを感じさせます。
サムがオートバイで高速を疾走した後、辿り着くガレージは、ウォーターフロントのさながら秘密基地。そして、サムは父親が経営していたゲームセンターに隠された秘密の地下室からコンピューターの中の世界へと転送され、人類の未来を賭けてプログラム達との戦いを繰り広げます。
現実世界のゲームセンターから転送されたデジタル・ワールドで、サムは個人情報が記録されたディスクによる格闘、オートバイ“ライト・サイクル”に搭乗してのレース、戦闘機“ライト・ファイター”を操りながらのシューティングなど、自身がキャラクターと化して、リアルなゲームバトルの世界で生き残りを迫られます。
頂点に君臨するのは、20年前と変わらぬ姿をした父親とうり二つの支配者クルー。逃亡者となったサムを救ったのは、ミステリアスな女性クオラ(オリヴィア・ワイルド)。その他にも、ダフト・パンクがDJとして出演する“エンド・オブ・ライン・クラブ”のオーナーであるキャスター(マイケル・シーン)や、サムに「生き残れ」とのメッセージを告げるナビゲーターのジェム(ボー・ガレット)など、ゲームプログラムのように個性豊かなキャストが、ヴァーチャルな世界に現実味を与えています。
“観る”から“体感”へ。最高の映像美で、新たなる映像革新の扉を開いた『トロン:レガシー』。来月7月24日にアナログ放送の終了が迫る今、今後テレビの買い替えを検討している方には、40〜50インチの3Dテレビが10〜20万円、3D対応のブルーレイプレイヤーが5万円以下と、非常にお求めやすくなっているので、「3Dスーパーセット」でブルーレイ3Dを“体感”することをオススメします。
■関連リンク
・『トロン:レガシー』特集 - MOVIE ENTER
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