外資系半導体メーカー 営業マネージャー「現状に満足したら終わり」 - 年収1000万円プレイヤー図鑑 vol.3
Q．現在の仕事内容を教えてください。
外資系半導体メーカーで営業マネージャーをしています。部下は4人。取り扱っている半導体は産業用がメインです。製品の仕様を提案し、価格交渉をし、納期などを取りまとめていくというのが主な業務です。Q．仕事のやりがい、苦労はどのような時感じますか
取り扱っている半導体が最先端のものであるということが、一番エキサイティングな部分ですね。今必要なものを作るのではなく、2005年、2006年という未来を想定してスペックを決めていくわけですからとてもクリエイティブな仕事です。時代に流されていくのではなく、自ら作っていくということに大きなやりがいを感じますね。ただ、お客様の数、製品の数が極めて多いんです。特に製品に関しては約6000種類あり、製品サイクルも数年で変わっていくというのが平均ですから、全てを把握しようと思ったら一苦労です。Q．かなりハードな業務をこなされているようですが、プライベートを楽しむ余裕ってあるんですか。
もちろんです！土曜日の朝、ＵＳの業務が終了するまでは、メールチェックをしたりと多少慌しさはありますが、それ以降は基本的に自分と家族のための時間。大好きなバイクでツーリングに出かけたり、フライフィッシングを楽しんだり、子供のボーイスカウトにつきあったり、妻と一緒に買い物に出かけたりと、外出することが多いですね。
Q．年収1000万円を超えるにはどうしたらいいのでしょう。
お金だけで考えたら厳しいかもしれません。私の場合、大してお金にこだわりはありませんでしたが、やりたい仕事を求めて環境を変えていったら、知らない間に年収がアップしてましたね。1つのところに長くいると、価値観は凝り固まっていくし、業務はルーティン化していくし、自然と達成感も薄れるでしょう。それじゃあつまらない。現状に満足してしまっては終わり。次はあれをしたい、これをしたいと、常にチャレンジ精神を持って守りに入らず行動することが大切なのではないでしょうか。また、自分を見つめなおして、自分が送りたい生活のためには一体いくら必要なのか、考え直してみるといいかもしれません。目標や目的がはっきりすれば、少しくらいハードな業務にも立ち向かっていけるもんです。Q．今後の目標についてお聞かせ下さい。
やりたいことは色々あるのですが、今一番興味があるのはより全体的なマネジメントを行えるようになることですね。将来的には日本のカントリーマネージャーにもなってみたいし、ＵＳ本社で働いてもみたい。ただ、今までとは全く違う仕事をやってみるのもいいかなと思う時もあります。パン屋さんとか、お花屋さんとかね（笑）終始一貫して肩肘張らず、フランクにお話してくれた山岡氏。2年前に新築したばかりのマイホームの話をしたり、奥様やお子様の写真片手に微笑む山岡氏は、実績重視のシビアな外資系企業でバリバリ働く営業マネージャーという印象はあまり受けなかった。しかし内に秘めた野望はきっと大きなものなのだろう。持ち前のフットワークのよさと柔和な人柄で、彼ならこれからもたくさんの夢を叶えていくに違いない。
（情報提供元：@type）
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