棋力四段のスゴイやつ!コンピューターなのに強いぞ「AI囲碁」


囲碁は将棋と並んで人気があるテーブルゲームだ。マイクロソフトの創設者であるビル・ゲイツ氏は、若かりし頃、一緒に暮らしていた韓国からの交換留学生に囲碁を教わり、その後、ハーバード大学に入ったが、囲碁の強い学生がいなかったことから、MITにまで囲碁を打ちにいったという逸話がある。

ビル・ゲイツ氏をも熱中させる囲碁は、碁石と呼ばれる白黒の石を、通常19×19の格子が描かれた碁盤と呼ばれる板へ交互に配置する陣取りゲームだ。一度置かれた石は、相手の石に取り囲まれない限り、取り除くことはできない。相手よりも広く陣地を確保したものが勝者となる。

囲碁は思考性の強いゲームであることから、手筋の強いコンピューター囲碁ソフトはなかなか存在しないのが現状だ。そうした囲碁ソフトの世界に革命を起こすソフトが、ここで紹介するイーフロンティアの「AI囲碁」だ。

■強さの秘密は磨き抜かれた思考ルーチン
「AI囲碁」の強さの秘密は、ズバリ!磨き抜かれた思考ルーチンだ。AI囲碁シリーズでは、強いだけではなく人間に近い打ち方をすることで定評のあるデビッド・フォットランド氏の思考ルーチン「Many Faces of Go」を採用している。新バージョンでは、さらなる進化を果たし、ついにアマチュア四段の実力を獲得しているのだ。

コンピューターの強さはプレイヤーに合わせて調整ができるが、本作ではさらに3段階の思考時間調整も設定できるようになったことで、自分の実力や空き時間に合わせて楽しむことができる。

■囲碁初心者に嬉しい!定石・布石と次の一手ヒント
「AI囲碁」のもうひとつの楽しみ方が、囲碁を独学できる点だ。
定石・布石の位置を盤面に表示する機能を使用すれば、楽しみながら囲碁の打ち方を覚えることができる。

打ち方に迷ったときには、次の一手の候補を3つまで表示する機能を使うことで、正統な囲碁の筋を磨くことができる。囲碁をはじめたばかりの人なら、棋力向上に役立つだろう。
定石・布石のヒントや、次の一手ヒントを表示してくれる

■形勢が瞬時にわかる!リアルタイム地合表示機能
囲碁は、陣取り合戦だが、初心者には形勢が正しく判断できない人もいるだろう。そうした人に向けて「AI囲碁」は、いつでも地合を表示する機能を備えている。

どちらが優勢かを常にグラフで表示しておけるため、戦況をリアルタイムに確認することができる。対局の流れを意識する訓練に役立つだろう。
リアルタイム地合表示機能で形勢がわかる


新しい「AI囲碁」は、アマチュア四段の実力を誇る強い思考ルーチンが最大の魅力だ。今までのコンピューター囲碁では実力的な面で物足りなかった人にとって、良い好敵手になるかもしれない。また、これから囲碁をはじめる人には、よき先生となってくれるだろう。スゴイやつが現れた。

「AI囲碁」製品情報
イーフロンティア

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