パイレーツ最新作に大抜擢の若手女優、本編の謎に迫るヒントも明らかに
主人公ジャック・スパロウを演じるのは、ご存知ジョニー・デップ。バルボッサ、ギブスなどシリーズお馴染のキャラクターが登場する中、ジャックの元カノ・女海賊アンジェリカ、最強の敵黒ひげなどの新キャラクターが明らかとなっている。
中でも注目なのが、共に24歳という若手俳優ながら宣教師フィリップ役に起用されたサム・クラフリンと、人魚シレーナ役に起用されたアストリッド・ベルジェ＝フリスベの2人だ。
2人は今回の大抜擢について「オーディションの話をもらった時点からウソのような有り得ないチャンスに面食らっていたんだ。だから監督から電話で合格の知らせを受けた時は、今までの人生で1番ビックリしたと同時に、最高に幸せな気分だったよ」（サム）「出演が決まったとき、7歳になる妹から電話があったの。妹がとにかくエキサイトしていて質問攻めにあったわ！」（アストリッド）とそれぞれ興奮気味にコメント。
世界中に多くのファンを持つシリーズだけに、自身の出演が決定した喜びと期待は計り知れないものの様だ。シリーズが持つ魅力についてサムは「ジャック・スパロウという、もともと良く出来たキャラクターをジョニーのような卓越した名優が演じることで、最強のヒーローが生まれたと思うんだ」とジョニーの演技を絶賛。
それだけに、ジョニーとの初対面では緊張したとの事だが、「僕の出身や経験について本当に興味がある様子で、僕のことを出来る限り知ろうとしてくれたのはすごく嬉しかったね。彼は僕も含め新しくキャストに加わった俳優らみんなを温かく迎え入れてくれたし、とにかく寛大で心の優しい人なんだ」とジョニーの人柄を褒め称えた。
一方のアストリッドは、本作で重要な意味を持ちながら、未だ謎に包まれているキャラクター“人魚”シレーナについて「船乗りを怖がらせる危険な存在だけど、その危険なところこそが魅力でもあるの。今回演じたシレーナは、他の人魚と違いとても純粋。フィリップと出会って目と目が合った瞬間、人間と人魚という種を超えて、それを忘れるほどにお互い通じ合うものを感じとるの」と話し、物語の要素を少し明らかにした。
人間と人魚の禁じられた恋については「もともと種が違う二人だから、通常ではありえない組み合わせよね。その二人を結びつけたのは信頼と、相手を知りたいという好奇心、そして何かお互いに分かち合いたいという強い気持ち」と話しており、フィリップとシレーナ、そしてジャックとの関係がどの様に展開していくのか、映画の公開にさらに期待が高まる。
また、2人は3月に映画プロモーションの為に来日を予定していたが、東北地方太平洋沖地震の影響で中止に。
それぞれ「もともと予定していた来日にはガールフレンドを同行して、一緒に色んな場所を探索しようと思っていたんだ。是非また日本を訪れる機会がやってくることを願っているよ」（サム）「今回このような悲劇が日本で起きてしまったことで、私自身、大変悲しく思っています。ただ、日本のみなさん、私たちも支えていきたいと言う気持ちがある事を覚えておいてくださいね」とメッセージを残した。
2人の若き俳優の活躍、そしてジャック・スパロウ最大の闘いが待ち受ける映画『パイレーツ・オブ・カリビアン／生命（いのち）の泉』は5月20日より全国ロードショー。
・『パイレーツ・オブ・カリビアン／生命（いのち）の泉』 - 公式サイト