ついにアジア地域のIPv4が枯渇!で、IPv4って何?
インターネット上に接続している機器はアドレスで管理されている。いままで利用されてきたIPv4アドレスが枯渇したのだ。今後IPv6への移行が進められることになる。
現在残されているのは、最後の/8ブロックのみだ。分配は、 新規の事業者およびIPv6への移行のために利用されることを想定しているとのことだ。初回割り振りまたは追加割り振り基準を満たしていれば、 1組織につき1回まで、/22(1024アドレス)の割り振りが認められる。ただし、最小分配サイズを/24(256アドレス)へ変更することも検討している。
せっかくなのでIPアドレスを復習しておこう。
IPアドレスは、現在インターネットで使われているTCP/IPという標準的なプロトコルで使われる住所みたいなもの。IPv4は、192.168.0.1のように、8ビットごとに区切った4つの数字、計32ビットで表示される。合計約43億個分のアドレスが用意できるが、これが枯渇したのだ。ただし、数字では分かりにくいため、itlifehack.jpのように意味を持たせた文字で表している。
一方、IPv4に変わるものとして、IPv6が開発された。128ビットのアドレスを持っているため、アドレス数は3.4×10の38乗にもなるため、枯渇する恐れはほぼなくなった。ただし普及には時間がかかりそうだ。
実際は、IANAからAPNICに割り振られたアドレスをJPNICが審議してプロバイダーに割り当てられる。その中からエンドユーザーにアドレスが割り振られるのだ。
パソコンやスマートフォンなどでインターネットにアクセスしているエンドユーザーにとっては、すぐに影響するものではない。しかし、新規にWeb上でサービスを展開しようとする場合、端末に新たに購入するなど新規アドレスを割り当てる必要がある場合には、影響が出てきそうだ。スムーズなIPv6への移行が待たれる。
■APNIC
■日本ネットワークインフォメーションセンター
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IPv4アドレス枯渇対策とIPv6導入
著者:大元 隆志
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