福田沙紀が震災についてコメント。ダウンタウン・浜田も募金活動を応援
映画『津軽百年食堂』の舞台挨拶では、大森一樹監督、オリエンタルラジオ、福田沙紀、ちすんが登場。本作は100年続く大衆食堂を舞台に、父親と息子の確執、家族の絆、故郷への反発を描いた人間ドラマ。東日本大震災の被災地の一つである青森で撮影されたとあって、舞台挨拶では、福田が、地震の前日に八戸市で地域の方々と交流していたことに触れ「他人事じゃないと感じました。私たちにできることは少ないけど、気持ちを一つにして力になれたらいいなと思っています」と神妙に話した。
この映画祭では、東日本大震災の被災地支援の募金活動にも力を入れており、この日もビーチステージの入り口に設置されている募金ブースで、楽しんご、ライセンス、カナリアなどの若手芸人が募金を行っていた。そこへ、テレビ番組『浜ちゃんが!』(読売テレビ)の収録で沖縄に来ていたダウンタウンの浜田雅功、ガレッジセールのゴリ、藤井隆らが募金ブースに乱入。やる気満々で道行く人に募金を呼びかけた。すると、お札を募金する人も増え、「急にペースが変わったな」と周りの芸人たちも驚いていた。浜田は一人ひとりに「ありがとう」と声をかけながら、握手していた。
またこの日、「笑い」にとことんこだわる吉本興業が世界に向けて発信する新しいジャンルの「お笑い映像コンテンツ」の短編映像コンペティション“World Wide Laugh”の決勝が行われた。ルールはたったひとつ、「翻訳なしで世界中の人を笑わせる」こと。“ゴールの瞬間の喜びを言葉を使わずに表現してください”というテーマに対して、世界中から250本以上の映像作品が集められ、選考委員によって厳選された映像15本が上映された。そして、会場内とニコニコ動画で集計されたアンケートで5作品が選ばれ、その中で、TBS「あらびき団」制作の“BALOON MAN The CHALLENGE”が、“World Wide Laugh”グランプリと、ニコニコ動画賞をダブル受賞。審査員からは「被災地の方々に今すぐでも観せたい元気が出る作品」と太鼓判を押され、会場からは納得の声が上がり、満場一致での受賞となった。
第3回沖縄国際映画祭は、3月27日まで開催されている。
【第3回沖縄国際映画祭関連リンク】
・山下リオ、沖縄国際映画祭で2つの“ご当地ムービー”をPR
・東北を応援する想いが詰まったTシャツを“2万枚”プレゼント
・小さな男の子の募金が、みんなの気持ちを動かす
・沖縄国際映画祭、幅広い年齢層の観客のほぼ全員が募金に協力
・フルーツポンチ、ハイキングウォーキングら、東北地方太平洋沖地震被災者支援の募金者と写真撮影