映画『唐山大地震』の監督から日本へ祈りのメッセージ「日本の結束力の強さを見た」


 東北地方太平洋沖地震の影響で映画イベントの相次ぐ中止や劇場の営業中止が続いている。松竹が配給する『唐山大地震 -想い続けた32年-』も地震災害の被害状況を鑑み、公開が延期となった。この映画の監督であるフォン・シャオガンから、日本に対してお見舞いのメッセージが届いた。

■メッセージ内容
 3月11日に日本で起こった地震と津波による壊滅的な災害の知らせに、私はとても驚きました。(その知らせからずっと)被災者の方々のことを考え、胸を痛めております。この災害の被災者、犠牲者の方々に、深い哀悼の意を表します。しかし、同時に日本の方々が絶えず結束力の強さを見せ、冷静に勇敢にこの災害に立ち向かっている様子も目にしました。私は日本の皆様がこの地震の辛い日々を乗り越える日がきっと来ると強く信じています。私はすべての被災者のために祈りを捧げます。

 また配給元である松竹グループでは、当初この映画で実施を予定していた「ニュージーランド地震救援金」の募金活動に加え、「東北関東大震災義援金」の募金活動を3月19日(土)より開始することを決定した。全国の松竹グループが運営する映画館などに募金箱が設置される。

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