高速な読み書きと高い信頼性を実現!キングストンの「SSDNow V+100」はビジネスを加速する


パソコンを高速化させる秘密兵器として注目を集めているPCパーツがソリッド・ステート・ドライブ(SSD)だ。前回の記事でも紹介したように、パソコンのハードディスクをSSDに交換するだけで簡単に高速化できるからだ。

キングストンのSSD「SSDNow V100」は、低価格でありながら大容量・高性能を実現することで、一般ユーザーや中小企業ユーザーの要望を満たしていた。

さらにキングストンでは、要求が厳しい企業ユーザーも満足させるSSD「SSDNow V+100」を販売している。「SSDNow V+100」はドライブ性能を高いレベルで長期間維持するGarbage collection機能など、企業で求められる機能を備えた製品だ。いったいどこが、普通のSSDとは違うのか、詳しく見てみよう。

■長期間でも高性能を持続する「SSDNow V+100」
「SSDNow V+100」は、要求の高い企業環境、システムビルダー、またはインテグレータ向けに設計された製品である。64GBと96GB、128GB、256GB、512GBと、容量の異なる5種類の製品があり、ドライブ単体もしくはアップグレードキット同梱セットの形態で販売されている。

「SSDNow V+100」の最大の特長は、OSに依存しない“常時オン”のGarbage collection機能を備えている点だ。Garbage collection機能とは、ドライブから冗長なデータを洗い流してドライブの性能低下を防止し、製品の寿命期間中の転送速度の性能維持を可能とするものである。少し難しい話だが、早い話、SSDの性能を高いレベルで維持できるということだ。

Garbage collection機能は、OSとは独立して動作し、TrimをサポートしているWindows 7のような最新OSに加え、TrimをサポートしていないWindows VistaやXPのような旧式のOS上でも動作させることができる。

これによりOSのアップグレードに伴うコストやマニュアルでのソフトウェア・メンテナンス・コストを必要とせずに最適な性能レベルを維持することができる。
SSDNow V+100 バンドルキット


■SSDに交換するだけでパソコンを高速化
低コストで大容量・高性能なSSDは非常に魅力的だが、システムのアップグレードにおいては転送速度も特に考慮に入れなければならない。ハードディスクと交換した場合、どれくらいのパフォーマンスが出るのだろうか。実際に自宅にあるパソコンのハードディスク「WD20EARS」をキングストンのSSD「SSDNow V+100(128GB)」に交換してテストしてみた。
左がキングストンのSSD「SSDNow V+100」、右がウェスタンデジタルのハードディスク「WD20EARS」

ストレージの速度は体感だと不正確なので、HDDやSSDなどの速度を計測するベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.1」を使用した。
グラフ1.左がキングストンのSSD「SSDNow V+100」、右がウェスタンデジタルのハードディスク「WD20EARS」の数値

「CrystalDiskMark 3.0.1」の結果を見れば明らかだが、ハードディスクをSDDに交換しただけだが、シーケンシャルファイル(Seq)の場合、読み込み速度が約1.8倍、書き込み速度が約1.6倍、高速化されている。

ランダムファイル(512K)においては、読み込み速度が約5.1倍、書き込み速度が約2.0倍も高速化されているのがわかる。

※テスト環境
CPU-Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)、M/B-GIGABYTE GA-EP35-DS4、メモリ-8GB、OS-Windows 7 Professional x64 AHCI対応(SATA 3Gbps)


「SSDNow V+100」は、Garbage collection機能により長期間に渡って高性能を維持できるうえ、読み出しや書き込みの速度も劇的に向上させる。既存のハードディスクと交換するだけで、システム全てを取り替える必要がないため、低コストでパソコン性能を飛躍的に向上させることができる。

大容量かつ高性能で、信頼性の高いSSDをさがしている企業や個人にとって、魅力ある製品と言えるだろう。「SSDNow V+100」でビジネスを加速してみては如何だろうか。

「SSDNow V+100」製品情報

キングストン

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