【DVDエンター!】 超スリリングな言葉の応酬/『ザ・プラクティス』


法廷で戦ったことはありますか?

私は「訴えてやる」とか「法廷で会おう」と言われたことがありますが、幸いなことに、実際に法廷に立たされた経験はありません。

法廷は、争い事が当事者同士で解決できなかった際に、最後の対決の場となります。また、罪が確定する場でもあります。負ければ、その人の人生が大きく変わるかも知れない大事な局面で、弁護士はクライアントを守るために、知性を武器に戦いを繰り広げます。

ザ・プラクティス』は、そんな重い責任を背負った弁護士の苦悩がリアルに描かれた人間ドラマです。

■「無罪の弁護は恐ろしい」
大人気のドラマシリーズ「アリー my Love」の生みの親で、元弁護士のデイビッド・E・ケリーが、実体験を元にして作り上げ、1997年の初回から7年間で8シーズンの放送というロングランを記録。8シーズンの放送中、15のプライムタイム・エミー賞を受賞。さらに、ゴールデングローブ賞も3つ受賞している名作です。

主人公のボビー・ドネルは、同僚とともにボストンで小さな法律事務所を経営している弁護士。事務所の維持費を稼ぐために、有罪濃厚な殺人鬼から、無実の罪に問われた少女まで、依頼人のためなら手段を選ばず法廷で熱い闘いを繰り広げます。

もし明日、法廷で最高の弁護ができなければ、自分を信頼してくれた依頼人の人生が失われてしまうかも知れない。そんな大きなプレッシャーにさらされたドネルからは、「無罪の弁護は恐ろしいよ」と、耳を疑うようなセリフまで飛び出します。法廷で裁く側も、裁かれる側も人間。そんな当たり前の事実を、改めて思い起こさせてくれます。

■アクションを上回る言葉のスリル
アクションは、ほとんどありません。ですが、法廷での言葉の応酬は、それ以上のスリルを味わわせてくれます。証人から必要な証言を引き出す「質問力」、裁判官や陪審員を説得する「プレゼン力」、どちらも一流でなければ、クライアントを守ることは出来ません。法廷は、知性がぶつかり合う“土俵”と言えるかも知れません。

『ザ・プラクティス』では、熱血弁護士が一流の技を披露しています。いつか大切な人を守らなければならない日が来たら、ドネルのように戦いましょう。

DVD『ザ・プラクティス』の言葉のスリルにエンター!


■勝手にキャッチフレーズ!
「訴えられる前に見ておきたいドラマ」

■関連リンク
『ザ・プラクティス〜ボストン弁護士ファイル』公式サイト

■レコメンド
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