アンチウイルスソフトの偽物を見抜け! 【役立つセキュリティ】


先週、AVGの名前をかたる偽セキュリティソフトが発見されました。これは、サイバー犯罪の一つである、ローグウェア(偽アンチウイルスソフト)を使った詐欺です。

最近は、偽物と本物を見分けることができるユーザが増えてきていることから、正規版のブランドをそのまま盗用するケースが増えてきています。今回は、AVGの信頼性と知名度を利用した偽アンチウイルスソフトでした。

その偽物は、システムをスキャンするフリをした上で、「複数の不正ファイルを発見した」とユーザに警告、「無料版は機能が制限されているため、それらのファイルを駆除するためには、フルバージョン(偽の)にアップグレードしなければならない」と購入を促すという、典型的なローグウェアの手法でした。

AVGのロゴを除けば、そのインタフェースには、正規の「AVG Anti-Virus Free Edition 2011」と似ている所は無いのですが、同製品をよく知らないユーザは、この違いに気づかず、偽物の製品を購入してしまう可能性があります。

では偽物と本物を見分けるにはどのようにすれば良いのでしょうか。
言うまでもなく、信頼できる販売店やオンラインショップなどで購入すること。また、一般的に多くのアンチウイルスベンダは、自社公式サイトで試用版や無料版を配布していますので、怪しげな入手元は避け、直接公式サイトでダウンロードしましょう。

初のPCウイルス作者に聞きたいことは?
現在2011年1月だ。これは、Brainウイルスが現在「25歳」であることを意味している。
Brainは、5.25インチフロッピーディスクで蔓延した、初のPCウイルスだ。
よってこのPCウイルスは、現在25歳というわけだ。
では、Brainは何をしたのだろうか? 我々のウイルス解説データベースを見てみよう。もちろん、このウイルスの解説も含まれている。
エフセキュア・コーポレーション by: ミッコ・ヒッポネン (2011年1月24日)
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クラウドベースのセキュリティを確保する
クラウドベースのアンチウイルスソリューションは有効だ。ウイルス制作者がこれに反撃しようとしていることから、それが分かる。
「Backdoor:W32/Bohu.A」について書かれた記事[1] [2] がある。どちらの記事も、検出を避けるため2種類の技術が取り入れられていることを指摘している。すなわち:
エフセキュア・コーポレーション by: セキュリティ研究所 (2011年1月28日)
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モバイルセキュリティ・ティップス
「CES 2011」が、モバイルコンピューティングの未来に関するプレビューで今年の幕を開けた。おそらくNVIDIA Tegra 2などのデュアルコアCPUを搭載した、ハイスペックのスマートフォンやタブレットがさらに多くリリースされることが期待される。我々の中には、「LG Optimus 2X」や「Motorola Atrix 4G」といった端末のSneak Peekに魅了されている者もおり、これらが今四半期リリースされることを間違いなく楽しみにしている。
エフセキュア・コーポレーション by: セキュリティ研究所 (2011年1月31日)
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有名なら責任も重い?
ユーザがアンチウイルスプログラム名から、偽物か本物かを見分けることに長けてきているため、ローグウェアの作者は現在、より大胆な方向に向かっている。真っ当なプログラムのアイデンティティを盗み、自分たちの偽の製品でそれを使用しているのだ。最近あるローグが、ユーザが勘違いしてその偽AVを購入するようしむけるべく、AVGのロゴと信頼性の高い名称とを使用しているのが発見された。
エフセキュア・コーポレーション by: セキュリティ研究所 (2011年1月31日)
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情報セキュリティの日に
2月2日は情報セキュリティの日ということで、情報セキュリティへの意識と理解を深める日だそうです。由来はよくわかりませんが記念すべき日という事ですので、情報セキュリティへの意識と理解を深めるために普段私がやっている遊びを紹介します。
ウイルスを一つ、はじめに用意します。せっかくなのでなるべく誰が見てもウイルスだというもののほうがいいです。
株式会社サイバーディフェンス研究所 by: 福森 大喜 (2011年2月2日)
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