Android 2.3 (Gingerbread)が正式発表!SDK配布〜NFC対応やゲーム機能強化など
Android 2.3 (Gingerbread)が発表! |
Googleは、6日、ケータイやスマートフォン、タブレットなどのモバイル向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 2.3」を発表しています。
これまで開発コード「Gingerbread」と呼ばれていたものとなります。バージョンアップによる主な変更点は、非接触近接無線技術「NFC(Near Field Communications)」やジャイロセンサー、WebMやV8などのマルチメディアフォーマットをサポートすること、ゲーム機能が強化されたことなどとなっており、動作速度がより高速化されているとのことです。
これに伴い、開発者向けページにて新APIに対応したSDK(Android SDK Tools, revision 8)の提供も開始されています。Linuxカーネルは2.6.35となっています。
UIの簡略化
Android 2.3 (Gingerbread)では、細かいユーザーインターフェース(UI)の改良が行われています。ホームのメニューにアプリケーション管理ボタンが設置されるなどのように、全体的に簡略化されており、動作の高速化が行われているそうです。
テキスト入力の利便性向上
選択範囲を調整する矢印アイコンが表示されることでコピーや貼り付けなどがしやすくなっていたり、ソフトキーボードを改良してキーを切り替えなくてもShiftなどで数字や記号を入力できるようになっているなど改良が行われています。
電源管理の改良およびアプリケーション制御
アプリケーションや電源管理機能が改良され、アプリの電力消費を正確に把握することで、デバイスのバッテリー動作時間を制御できるようになっています。
IP電話機能に対応
新しく通信プロトコル「SIP(Session Initiation Protocol)をサポートすることでIP電話(VoIP)機能に対応しています。
NFCに対応
NFCもタグを読み取る「NFC Reader」アプリを搭載し、製品情報やウェブページアドレスなどのデータを含むNFCタグを読み取ることで、すぐに製品情報のページにアクセスできるようになっています。開発者向けにもNFC APIが用意されているとのことです。
ダウンロードマネージメント機能
ウェブブラウザからダウンロードされたファイルなどに簡単にアクセスできるようになっています。他のアプリケーションも使用できるシステムの完全に新しいダウンロードマネージャ施設の上で組み込まれます。
カメラ
カメラは2個まで利用できるようになり、インカメラを搭載したデバイスで複数のカメラにアクセスできるようになるCamera APIが用意されています。
その他、マルチメディアフォーマットとして、WebMやVP8、AACエンコーディング、AMRワイドバンドエンコーディングなどをサポートしたり、Khronos OpenSL ES APIの追加、Khronos EGLライブラリへのアクセス、ジャイロスコープ、回転ベクトル、リニアアクセラレーション、重力、気圧などの各種センサーをサポートするAPIの追加などが行われています。
最後に、Android 2.3の特徴をまとめた公式ムービーを紹介しておきます。早くAndroid 2.3を試したいですね!
YouTube - Android 2.3 Official Video
記事執筆:memn0ck
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・Android Developers Blog: Android 2.3 Platform and Updated SDK Tools
・Android 2.3 Platform | Android Developers
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