スマートフォン対応でシャープの3D写真撮影と裸眼3Dで思うこと【コラム】


3Dは武器になるのか?!

11月15日にシャープ スマートフォン事業説明会が行われ、同社のスマートフォン事業の現状の取り組み、そして今後の展望についての説明が行われました。

国内外各社が力を入れているAndroidですが、シャープは他社にはない裸眼3D技術を用いた端末で、差別化を図っています。

今回は、簡単に3D撮影が楽しめる「3D写真」機能のレポートをお届けします。

尚、「3D写真」撮影の動画は「めがねっこも安心!裸眼3D搭載ドコモスマートフォン「LYNX 3D SH-03C」のフォト&ムービーレポート」にありますので、そちらの記事も是非ご覧下さい。

Androidで3D写真を撮る

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説明会場には、ハンズオンデモ機と、実際に3D撮影を体験できるブースが用意されていました。
ハンズオンに用意されていた機種は、裸眼3D対応のソフトバンクのGALAPAGOS 003SHと、ドコモのLYNX 3D SH-03Cの2機種。
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3D写真撮影は、シャッターを押すと左目用に撮影が行われ、そのまま右へスライドし、一定の視差になると自動的に右目用の撮影が行われるというもの。この2つの画像を合成し、3D表示を行う仕組みとなっています。
撮影した画像は、2D←→3Dの表示切り替えも可能で、後述する標準的な3Dデータ形式を採用している様です。

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シャッターボタンを押せば、撮影スタート。操作は簡単ですが、カメラを動かす為、被写体を狙った場所に置くには慣れが必要だと感じました。特に近い被写体の場合、移動量が多いのである程度予測して最初の位置決めする必要があります。

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また、実際に撮影される画像は若干画角が狭くなります。撮影前のモニターの画像より、写っている範囲が狭いことが分かります。この点を考慮して、あまり寄りすぎず、ある程度画面に余白が残るような構図で撮影するのがベストでしょう。

撮影ブースではある程度の明るさが確保されていましたが、暗い場所ではカメラ移動中にブレて3D効果が上手く見えないことも考えられます。また、動く被写体が画面内にある場合、その被写体だけ上手く3D効果が得られませんでした。
簡易的な3D写真撮影ですので、上記の様なマイナスポイントがありますが、自分で3D写真が撮れる事はやはり最大の強みだと思います。


Androidで3D写真を見る

実際に撮影した画像を3Dで見ると、独特の奥行き感があります。手軽に3D写真を残しておけるこの機能、使わない手は無いです。特に、風景写真は3Dならその感動をみんなで共有できる事うけあい。

個人的に、この機能を利用して街が変わっていく様子を3D定点撮影で残してみたいと思いました。3Dで見る街並みは懐かしさも倍増するのではないでしょうか?
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尚、3D画像はMPO形式のデータを採用している様ですので、同形式のデータを採用しているソニーの3Dスイングパノラマがが使える機種や、富士フイルムの3D撮影可能なデジタルカメラの、画像ビュワーとして使えれば、GALAPAGOS 003SHとLYNX 3D SH-03Cの活用の幅が広がるかも知れません。

記事執筆:mi2_303


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