遂に内蔵型のプロジェクターケータイが登場!フルタッチでスマートフォンライクな操作も特徴の「SH-06C」を試した


docomo PRO series SH-06C(シャープ製)

11/18(月)に都内で開催された「NTTドコモ 2010-2011 冬春モデル 新商品・新サービス発表会」において、小型プロジェクターを内蔵したシャープ製の「SH-06C」を来年2月頃に発売することが発表された。

今年の3月に発売された富士通製のセパレートケータイ「F-04B」や、2009年4月に発売されたKDDIのiidaブランド端末「G9」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)向けの「MOBILE PICO PROJECTOR(モバイル・ピコ・プロジェクター)」など、セパレート型の小型プロジェクターに対応した端末はこれまでにもあったが、端末自体に内蔵した一体型は国内では今回が初となる。発表会後に展示会場にて試してみたので紹介する。

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本体正面。一見スマートフォンのようだが、iモードに対応したフルタッチパネルのケータイだ。待受画面は上下左右にスライド移動することが可能で、さまざまなウィジェットを配置させることもできる

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背面にはカメラが搭載されている。グロッシーなブラックを採用しているため、指紋の跡が非常に目立つのが気になった

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有効画素数約530万画素/記録画素数約500万画素のCMOSカメラを搭載する。顔認識フォーカスに対応

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本体の右側面にはワンセグ用のアンテナとサイドキーが搭載されている。本体の右側面には充電用のACアダプタやイヤホンマイクなどを接続するための外部接続端子を備える

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本体上部側面にはプロジェクターを備え「PROJECTOR SH-06C」の表記も目立つ。本体の下部側面にはストラップホールが用意されている

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外部接続端子のカバーを開けたところ。側面はあまり余分なキーやスロットなどは搭載されておらずすっきりとしたデザインとなっている

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ワンセグ用のアンテナを伸ばしたところ。前述のようにキーやスロットが側面にあまりないので、本体を横向きに自立させることができる

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唯一側面にあるキーはプロジェクターの起動をON/OFFできるボタンとなっている

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フルタッチケータイのため、誤動作防止の操作が必要となり、SH-06Cでは本体下部のロックキーを押すことで操作ロックをかけることができる。端末の操作が終わったらロックをかけ、解除する際は、iPhoneのようにディスプレイに映ったロックー解除キーを右方向にスライドさせる(緑の矢印)ことで待受画面に推移する

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iモードメールのメニューの画面

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文字入力においてひらがな入力はフリック入力に対応している

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ひらがなの入力キーボード。文字の切り替え、入力の切り替え、絵文字や記号、左右への移動など各項目のキーをタップして操作を行なう

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QWERTYキーボードは縦表示の場合は妙な配列になっているが、一つ一つのキー面積は大きく確保されているので、思いのほか押し間違いが少なく操作しやすく感じた

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本体を横向きにした際はキーボード表示も横向きになり、こちらは通常のQWERTYキーボードの配置となる

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プロジェクターを起動している状態のレンズ部分

ドコモ PRO series SH-06C(シャープ製)
会場では展示機を使って実際にプロジェクターのデモンストレーションを行っていた


主な仕様として、本体のサイズは約119(高さ)×59(幅)×15.7(厚さ)mm、質量は約140g、連続待受時間は約520時間、連続通話時間は約210分、アウトカメラを用いてテレビ電話が可能で、連続テレビ電話時間は約120分となる。ディスプレイは約3.7インチのフルワイドVGA(480×854ドット)のNEWモバイルASV液晶(16,777,216色)を搭載。外部メモリーはmicroSDHCの16GBまで対応する。カラーバリエーションはBlackの1色のみで展開。

国際ローミングのWORLD WINGは3Gのみ対応しており、ほかにBluetooth(version2.0+EDR)、FOMAハイスピード(HSDPA 7.2Mbps/HSUPA 5.7Mbps)、音声クイック起動、iコンシェル(メモ対応)、オートGPS、おサイフケータイ、ドコモマーケットなどに対応する。BluetoothはHIDプロファイルにも対応し、Bluetooth対応の外付けキーボードも利用できる。防水機能や無線LAN、ハイビジョンムービーの撮影には対応していない。

プロジェクターは側面のキーを長押しすることで一発起動でき、nHD(640×360ドット)の出力が可能。説明員によると基本的には本体画面に表示されるもの全てをプロジェクター機能で投影できるとのこと。音声関連はドルビーモバイルを搭載しており、ステレオイヤホンを利用することで、臨場感のあるVirtual 5.1chを楽しむことができる。

プロジェクター機能が非常に特徴的ではあるが、フルタッチケータイであることも特徴だ。特に基本操作系や文字入力などは慣れが必要ではあるが、よく作りこまれている印象を受けた。動作もケータイとしては滑らかに動いていた。発売時期が来年の2月以降だが、触れる機会があれば操作感などを是非チェックして欲しい機種だ。

主な仕様は以下の通り。
寸法高さ 約119mm×幅 約59mm×厚さ 約15.7mm(最厚部 約15.8mm)
質量約140グラム
3G連続待受時間(静止時[自動])約520時間
GSM連続待受時間(静止時[自動])
連続通話時間(3G/GSM)約210分/―
連続テレビ電話時間約120分
メインディスプレイ(サイズ/ドット数・通称/種類/発色数)約3.7インチ/横 480ドット×縦 854ドット・フルワイドVGA/NEWモバイルASV液晶/16,777,216色
サブディスプレイ(サイズ/ドット数/種類/発色数)
外部メモリー(最大対応容量)microSD(2GB)
microSDHC(16GB)
外側カメラ機能(有効画素数/記録画素数)顔認識フォーカスCMOSカメラ(約530万画素/約500万画素)
内側カメラ機能(有効画素数/記録画素数)
Black


記事執筆:2106bpm


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株式会社NTTドコモ向け 2010年度冬春モデル 8機種を製品化(シャープ ニュースリリース)

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