スマートフォンの主導権はソフトバンクがいただく!2010冬春モデル登場【ITフラッシュバック】


注目記事を振り返る「ITフラッシュバック」では、ソフトバンクモバイルの新機種発表会をピックアップするぞ。iPhoneで成功を収めらソフトバンクが、Androidでの主導権も狙っている。

11月4日の発表会では、その圧倒的なiPhoneのシェアを大画面で見せ付けた。国内スマートフォンのシェアは、iPhoneが80%、Xperiaが11%、IS01が4%、そのほかが5%とのことだ。2009年には携帯電話市場全体でのスマートフォンのシェアが1割を超え、現在は約2割まで成長している。2015年にはスマートフォンが4割にもなるという調査結果もあるほど。Androidも順調に伸び、ソフトバンクモバイルはiPhoneで主導権を握ったスマートフォン市場で、Androidまでも主導権を取ることで、スマートフォン市場での地位を確固たるものにしようと狙っているのだ。



iPhoneも発売以来ずっと順調だったわけではない。日本投入直後、アーリーアダプターと呼ばれる先進層の購入が一段落したところで、伸び悩みが続いていた。そこで、さまざまな試行錯誤でテコ入れを行い、いまでは約4割が女性ユーザーというぐらいに一般に普及している。このようなiPhoneの販売を急速に伸ばしたノウハウをAndroidでも生かしていこうとしているのだ。それは、販売施策、サービス、料金設定など多岐にわたる。

その中心にあるのが端末だろう。魅力ある端末を投入することで、サービスも料金も生かされてくるからだ。

一番注目の端末は、GALAPAGOS「003SH」だ。ポイントは、Android2.2、3D液晶、日本オリジナルの機能を搭載していることだろう。
Android2.2の採用は、今回発表されたソフトバンクモバイルのスマートフォンのすべてで共通となっている。2.1と2.2では0.1しか差がないが、実際にはまったく別物といっていい。と、発表会でも孫正義社長が言っていたぐらい。
処理速度が高速になっただけでなく、Flash 10.1に対応することでUstreamやニコニコ動画などの動画サイトが見られるようになった。さらに、ヨミガナ検索、アプリのmicroSDへの保存、アプリの一括更新、PCとの連携強化、Microsoft Exchangeとの連携機能、Bluetoothでの電話帳データ交換、PINやパスワードによる画面ロック/解除など盛りだくさんだ。その恩恵は計り知れない。

3D液晶は、シャープが得意とする視差バリアタイプとのこと。ニンテンドー3DSに用いられているものと同じタイプらしいが、それより解像度が高いように感じる。さらに3DSと違って、視差は変えられないし、3DSは3D液晶側がタッチパネルではないこところも違う。パナソニック、フジフイルムは3D撮影が可能なカメラをコンシューマ向けに発売しているが、対応しているかどうかは検証中らしく、詳しくは聞けなかった。
3D対応の携帯電話はau「Woooケータイ H001」以来となる。2010年は3D元年と言われるほど、各社が3Dに力を入れているため、今度こそ普及してほしいものだ。

日本オリジナルとしては、従来の携帯電話ではほぼ標準となっている、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信などを取り入れていること。Suicaはこれから対応となるが、通常の携帯電話からの乗り換えにもピッタリだ。

さまざまなニーズに合わせたバリエーションを取り揃えたのも、ソフトバンクモバイルの特徴だ。グローバルスタンダードの高機能マシンなら「HTC Desire HD 001HT」、電子書籍にも最適な一回り大きなサイズがお望みなら「DELL Streak Softbank 001DL」という風に、個性も際立っている。これに対して、NTTドコモがどうソフトバンクに挑んでいくのか? とても楽しみだ。

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