素人発トップクリエイターに学ぶiPhoneアプリ開発の秘訣【iPhoneでチャンス掴め】
今回は、彼らから見たiPhoneアプリの世界についてレポートしたい。
参加者は下記メンバー。
・佐藤浩昭さん、朴さん、垣花さん(1期生):カロリー管理(有料総合ランキング1位)
・島田清夏さん(1期生):花火100選(有料旅ランキング1位、総合30位)
・永井智子さん(1期生):デコ電卓、デコカメラ、デコ時計
・水谷雅宏さん(2期生):かけざんロボ(教育14位)、たして10(教育60位)、あとだしジャンケン(ファミリー80位)
・臼井廉人さん(3期生):SM診断(有料総合ランキング7位)
■きっかけは軽いノリから
卒業生たちが、iPhoneアプリを作ろうとしたきっかけは、どのようなものだったのだろう。
・彼女から「iPhone好きだしアプリ作ってみれば?」と言われた
・これだったら今のスキルでもできるかも
・講座で知り合った仲間と意気投合
・娘のためにiPhoneアプリをつくってみたい
このように、はじめから明確にアプリを作りたいという想いがあったわけではなく、なんとなく興味を持ったという程度であるところが興味深い。
ほかの受講生たちと彼らのどこが違うのか、インタビューを進めているとそのポイントが明らかになった。
■プログラム開発時間の捻出と意識の変化
共通していることが、時間の捻出だ。
今までの生活から卒業後もiPhoneアプリ開発時間をつくっている。つくった時間を、アイデアの創出や、使いやすさの追求、イレギュラーな操作の対応処理など、アプリの完成度を高める作業に費やしているのだ。
また、一度ランキングに入ると、画像や音などの素材、ほかのアプリの発売動向などが気になり、自分の開発作業に対して厳しく取り組むようのなったという。同じ立場になってわかる著作権や掲載許可のこまめな依頼など、意識の変化もおきている。
■アプリを出して何が変わったのか
レインボーアップススクールをきっかけに、「生活ががらりと変わった。」という卒業生は意外と多い。
・受託開発の仕事をもらった
・社長がiPhoneに興味を持ち出した
・テレビや雑誌をアプリ目線で見るように
・社内の人の自分への見方が変わった
・テレビ放送で、職場でも近所でもヒーローに
アプリを発表することで、友達が応援してくれ、一般ユーザーからの声や反応に手応えを感じことができる。こうした何かしらの発見があると、受講生同士で情報を共有し、次の創作に活かしている。
このような交流とポジティブなスパイラルは、普通の会社生活では得られない経験だと、口を揃えて語ってくれた。
■日頃、努力していることは
質問の答えは様々だが、そもそも努力家だというところが共通している。
・アイデアをひねるために走る
・徹底的なリサーチ。ターゲット層に意見を聞く
・他のアプリの情報入手を怠らない
・寝る前の1時間を開発時間にする
・フォトショップなどの素材制作スキルアップ
たまたまヒットしたように見えるが、実は自分自身を励まし、努力を惜しまない人たちなのだ。
■気になる売れるアプリの秘訣とは
一発売れたからと言って、後付けで理由を言うことは簡単だ。しかしながら、次のアプリをまた売れるものにするためには、ヒットの再現性を模索しなければならない。彼らは、売れるアプリとは、どのようなアプリと考えているのだろう。
・自分ならではのこだわり
・見た目のデザイン
・機能、品質、低価格では、そこそこ売れても爆発しない。
・使いやすさ、伝えやすさ、わかりやすさ。
・ターゲットが明確かつ自分が欲しいもの。
彼らは今も、ヒットの再現性探しており、インタビューへの解答も素早く歯切れがよかった。
■異業種交流と幅広い年齢層
レインボーアップススクールは、1期生から9期生まで1ヶ月違いの先輩と後輩がいる。
メーリングリストや懇親会では、自然に「3期生の○○です」といったように、何期生であるかを名乗る文化が生まれている。
先日、友人の起業家から「このあいだレインボーアップスの2期生と会いましたよ。」といわれてビックリした。
彼らはスクールの外でも、何期生であるかを表明していたのだ。
こうした関係と意識は、1期生がカロリー管理で1位をとれば、2期生は「俺たちも!」と鼓舞される効果を発生させているようだ。しかし、彼らは競争意識だけではない。期をまたがって開発での質問をしたり、卒業生が遊びに訪れたりもする。
「仲間のアプリのリリースが自分ごとのように嬉しい」
「リリースしてからも応援がどれだけ心強いことか」
こういった言葉が当たり前のように言える彼らには、他の受講生は、「強い味方」であり「ライバル」でもあるのだ。
■iPhone開発のススメ
※このイベントで利用されたプレゼン資料はこちらから閲覧できる。
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