インタビュー:シーバスリーガル マスターブレンダー コリン・スコット


プレミアムウイスキーとして世界中から愛される「シーバスリーガル」。そして、100年以上の歴史を持つ同ブランドの最上級に位置する「シーバスリーガル25年」がついに日本市場での発売を迎えた。実はこのシーバスリーガル25年は1920年代に一度姿を消し、2007年に復活を遂げたという「幻のウイスキー」なのだ。当然ながら極めて限られた生産数となるため、ボトルごとにシリアルナンバーが与えられるなど、プレミアムアイテムに相応しいものとなっている。

今回の日本ローンチに合わせ、シーバスブラザーズ社のマスターブレンダーであるコリン・スコット氏が来日。幻とまで謳われた「シーバスリーガル25年」の復刻にに秘めた想いなどを聞いた。


――まず、シーバスリーガル25年を復刻させた経緯をお聞かせください。

コリン・スコット:(以下、スコット)まずお話したいのは、「シーバスリーガル25年」の歴史です。このボトルは今から100年以上前の1909年にシーバスブラザーズ社の初代マスターブレンダーであるチャールズ・ハワードが誕生させました。

彼はこのボトルを作るため、当時のシーバスブラザーズ社の蔵にあった原酒の樽の中から25年以上のもののみを厳選して、ひとつひとつブレンドしていきました。延々とサンプリングを続けるその地道な作業は、とても手間がかかるものだったようです。

――最上のクオリティでブレンドされたウイスキーの出来栄えはどのようなものだったのでしょう?

スコット:最上級の原酒を瓶詰めして最上のボトルは完成したものの、まだ名前はないわけです。そこで考えられたのが、英国王室に納められるクオリティのウイスキー、つまりロイヤルクオリティを意味する言葉「リーガル」です。シーバスブラザーズ社の作るリーガルな25年もののウイスキーということで「シーバスリーガル25年」と名づけられたのです。

――その最上級のウイスキーは世界中で大成功を収めたということですね。

スコット:その後、シーバス25年はアメリカに輸出され、ニューヨークの上流層から非常に高い支持を受けたことで確固たる地位を築きました。しかし、そのままブームが続くかに思えたのですが、1920年代に入りアメリカで禁酒法が成立すると、法律でお酒が飲めなくなり、25年も姿を消すこととなったのです。

――約100年もの時を経て復活したシーバスリーガル25年の持つ意味とは?

スコット:シーバスブラザーズ社は2007年にシーバスリーガル25年をワールドローンチしました。当時はラグジュアリーマーケットが拡大を続けていて、今後もさらなる成長が見込めたので、プレミアムな位置づけとして25年を復刻させることとなりました。

――この復刻版25年の出来栄えはいかがですか?

スコット:100年前にチャールズ・ハワードが作り上げた25年と、この新しい25年はやや違います。ただ復刻させるにあたり、重要視したことはシーバスリーガルが持っている歴史やブランド観という点をもっとも大事にして、守っていっている点です。

――日本のコンシューマにひとことお願いします!

スコット:シーバスリーガルは日本人にとても愛されているスコッチだと感じています。やっと日本でも発売することができたので、ぜひ最上級の「シーバスリーガル25年」を楽しんで欲しいです。


シーバスリーガル25年は10月8日より、本数限定で発売。

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