ネイバーが新SNSを開始!舛田室長が語る「NAVER cafe」の魅力


今やインターネットなしの生活は考えられないくらい、インターネットは身近なものとなっている。機械が苦手と言う人でも、ブログを書いたり、グルメや旅行、ファッションを楽しんだりしている人も多いだろう。そうした人に魅力的なサービスが開始された。

インターネット検索サービス「NAVER(ネイバー)」を運営するネイバージャパンは、時間や場所・趣味関心でつながるリアルタイムSNS「NAVER cafe」を本日より開始した。

「NAVER cafe」は、どういった経緯から誕生したのか、またユーザーメリットはどこにあるのかのだろうか。今回、サービスの責任者である、ネイバージャパン 事業戦略室 室長 舛田 淳 氏にお話しをうかがうことができた。

■プライベートな情報を共有できる場所
「NAVER cafe」は、ネイバージャパンが運営するマイクロブログ「pick」姉妹サービスとして開始するもので、グルメ・旅行・ファッションなど特定のテーマに関する"カフェ"(コミュニティ)を開設・参加することにより、共通の興味関心・場所・時間・イベントなど「つながり」を持つメンバー同士で集まって話をしたり、画像や文書、地図(位置情報)などを共有することができるサービスだ。

サービス導入の背景について舛田室長は、「NAVER cafeは、NAVERが今年の3月よりスタートしたマルチメディア型マイクロブログ『pick』の姉妹版サービスです。『pick』は、Twitterを初めとしたマイクロブログサービスが持つ、『ソーシャル・フィルター』の役割に着目したサービスです。

『ソーシャル・フィルター』とは、ユーザー同士でコンテンツを評価し合うことで、より良い情報が得られる仕組みですが、『pick』では多くのユーザーが『ピック』という『評価アクション』を繰り返すことで、みんなが評価する優れたコンテンツが拡散していく仕組みになっています。

サービス開始以来、Twitterなどに使いづらさを感じていた主婦やOLなど女性層を中心に利用者数を伸ばしており、『Web上には存在していない、“自分の身の回りで「いいな」と感じたこと”を、写真を使って共有する』という新しい文化が生まれています。

その一方で、『ユーザー同士でコンテンツを評価・拡散する仕組みができたが、それを集約する場所が無い』といった課題であったり、あるいはユーザーから『プライベートな情報を共有できる場所が欲しい』といったご要望をいただくことがあり、『pick』の延長線上で新たなコミュニティの場所を創設する必要性を感じていました。

そこで、これらの問題を解決するために、新たに『マイクロブログをベースとした、リアルタイムSNS』として、『NAVER cafe』をリリースさせていただいた次第です。」と、「NAVER cafe」が『pick』の延長線上新たなコミュニティであることを語ってくれた。
「NAVER cafe」のトップ画面

■チャット感覚でコミュニケーションを楽しめる
「NAVER cafe」は、どのような特長を持っているのだろうか。

舛田室長にうかがってみると、「グルメ・旅行・ファッションなど特定のテーマに関する"カフェ"を開設・参加することにより、共通の興味関心・場所・時間・イベントなど『つながり』を持つメンバー同士で集まって、チャット感覚でコミュニケーションを楽しむことができる点が最大の特長です。

また、集まる時間を指定してメンバーに通知する『イベント機能』を利用することにより、同じテレビ番組やスポーツを観ながら、バーチャルなコミュニケーションを楽しむことができます。

また、家族や親しい友人などに限定してコミュニケーションを取りたい場合は『非公開cafe』を作成することもできます。独自機能として、WordやExcelなどの『ファイル共有機能』を搭載しており、セミナー・勉強会の参加メンバー同士で資料を共有する時など、グループウェアとして利用することもできます。」と、「NAVER cafe」がチャット感覚でコミュニケーションを楽しめるサービスであることを明らかにした。

「非公開cafe」機能を利用すれば、会社の同僚や、セミナー・勉強会の参加メンバー同士で資料を共有する時などにも利用することができるわけだ。

ところで、「NAVER cafe」はどういったユーザーにお勧めできるのだろうか。

舛田室長は「特に現在『pick』ご利用いただいている主婦やOLなどライトユーザーの方には特に、このユーザー・インターフェースや、操作性は気に入っていただけるのではないかと思います。」と、女性のライトユーザーでも使えることを教えてくれた。
ネイバージャパン 事業戦略室 室長 舛田 淳 氏

■モバイルやiPhoneアプリも対応へ
最後に、今後の展開と目標について舛田室長にうかがってみた。

「近日中にモバイル、iPhoneアプリも対応予定です。また、今後の取り組みとして、GPSによる現在地情報を利用して、周辺の施設や飲食店に関するcafeをプッシュ通知する新機能の導入も検討しています。

長期的な目標としては、他のSNSサービス並みの利用者数を獲得するところまで目指したいと考えていますが、まずは、実際に数多くのユーザーの方にご利用いただき、実際の皆様の反応や利用のされ方を見てみたいと思います。

今後は飲食店舗や、イベント協賛など、オフラインでのタッチポイントをターゲットにしたプロモーション展開なども積極的に行っていきたいと思います。」と、舛田室長はモバイルでの展開に加え、オフラインでのプロモーションを実施することを語ってくれた。
「NAVER cafe」内の投稿画像一覧ビュー

「NAVER cafe」は、インターネットサービスでは定評があるネイバージャパンの新サービスであるだけに、今後の展開が楽しみでならない


リアルタイムSNS「NAVER cafe」
NAVER(ネイバー)

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