豊富な地図で運転手をアシスト!テレビも見られるナビ「ゴリラ」


カーナビゲーション市場は、AV機能が充実した高機能なHDDタイプから、コンパクトなメモリータイプへと急激に市場動向が移り変わっている。このメモリータイプの急激な伸びによりポータブルナビゲーション市場は、2008年度は72万台(前年比118.0%)、2009年度は約102万台(前年比142.6%)に拡大し、2010年度は約125万台(前年比122.5%)とさらなる伸びが見込まれている(三洋電機コンシューマエレクトロニクス調べ)。このメモリータイプは、PND(パーソナルナビゲーションデバイス)と呼ばれ、ダッシュボードの上などにクレイドルで取り付けるものが主流となってきている。

このPNDを牽引している三洋電機のゴリラに新モデル「NV-SD760FT」「NV-SD650FT」などが10月21日から順次発売される。業界最薄・最軽量が特徴で、12セグ地上デジタルTVチューナーを内蔵し、メモリーとしてSSDを搭載しているのだ業界最薄(厚さ23mm)、最軽量(質量約345g)を実現しながら12セグ地上デジタルTVチューナーを内蔵している。このようにコンパクトなためクルマから取り外して家に持ち帰りやすい。このような小型化は、2チューナー×2アンテナで高感度受信が可能な地上デジタルチューナー(映像、音声デコーダー)回路の小型化や、小型B-CASカード対応により実現している。家に持ち帰っても地上デジタルの受信が可能だ。

搭載しているSSDは16GBと容量が大きく、豊富な地図データなどはHDDナビゲーションと同等となるほど。全国1303エリアの詳細市外地図で建物の形や道幅の違いを5m/12m/25m/50mスケールで表示でき、電話番号検索を約4000万件、住所地番検索を約3500万件、3Dリアル交差点を約5600画像などを収録している。道路は首都圏中央連絡自動車道や第二京阪道路など2010年4月までに開通した新規道路も収録したのだ。

起動時にはGPS衛星から時刻情報だけを取得することで、すばやく測位する。これにより、従来は測位完了まで約30秒から数分かかっていたところを、約10秒まで短縮した。さらに、GPSの電波が届かないところでもナビゲート・位置補正する「ゴリラジャイロ?」により、位置を高精度に即位する。AV出力端子を持つため、ナビゲーションで地図を表示しながら、市販のAVケーブルを使って後席用にTV放送を出力できる。

PNDでは、パナソニックでは旅情報を取り込んでクルマの中だけでな旅行先でもつかえる「旅ナビ」、パイオニアはリアルタイムに通信を行い駐車情報やガソリン価格などがわかる「エアナビ」といったように、各社特徴を持った製品を投入している。このなかでも大容量メモリー、テレビ機能の充実など、小型で高性能なナビを必要としているユーザーにおすすめしたい製品だ。


主な特徴
・12セグ地上デジタルTVチューナー搭載で業界最薄、最軽量
・16GB SSD内蔵、豊富な地図データ・ナビ性能・AV機能
・起動時の自車位置測位をすばやく行なうクイックGPS搭載


「NV-SD760FT」「NV-SD650FT」の主な仕様
メモリー:16GB SSD
液晶:7V型ワイド/LED(NV-SD760FT)、6.2V型ワイド/LED(NV-SD650FT)
受信方式:地上デジタル放送12セグ+ワンセグ
地上デジTVアンテナ入力:PMP5×2(12セグ/ワンセグ、取り付けキット/本体)
内蔵スピーカー:ステレオ1W×2
サイズ:177×108×24mm(NV-SD760FT)、157×103×23mm(NV-SD650FT)
質量:約430g(NV-SD760FT)、約345g(NV-SD650FT)


三洋電機

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三洋電機(2009-11-05)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
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