スタミナからスピードへ！Let′s noteが高くでも売れる理由
しかし、こうした低価格路線の中で高価格にも関わらず、例外的に売れ続けているノートPCがある。パナソニックがビジネスユーザーをターゲットに販売している「Let's note」だ。
 |
最大の魅力は、ハードなビジネスシーンにも耐える軽量で頑丈、長時間駆動といった点だが、2010年9月6日に発表された新製品で、プロセッサー（CPU）を一新、これまでのスタミナだけでなく、スピードを前面に押し出している。
そこで今回は、高くても売れるLet's noteにフォーカスしてみた。
■Let's noteが売れる4つのポイント
Let's noteは、1996年の発売以来、軽量・長時間・頑丈（タフ）をコンセプトしたノートPCとして評価されてきた。
2009年からLet's noteが新たに掲げたのが、「高性能」というコンセプトだ。
パナソニックが2010年7月に実施したアンケートでは、約93％のユーザーより満足との声があり、メインマシンとしても使用できる高速モバイルパソコンとして評価されている。
パナソニックは、「スタミナからスピード」への転換で低価格ではないノートPCブランドを成功させた。
●約5.5倍の高速処理 - 高性能
今回の新製品では、ユーザーからの要望が多かったCPU性能をアップし、前モデルよりもさらに高速な最新CPU、インテル Core i5-560M vPro プロセッサー（2.66GHz） を全モデルに搭載した。
基本性能のアップにより、2010年秋冬モデル「CF-S9」は、2009年冬モデル「CF-S8」と比較して約1.5倍、また2007年夏モデル「CF-W5」と比較して約5.5倍の高速処理が可能となっている。この処理速度によりビジネスに求められる効率のよい作業を可能にした。
●電池とバックライトの改良で駆動時間を延ばす - 長時間駆動・軽量
高性能CPUは、バッテリを大量に消費する。高速化と長時間稼働は相反する命題でもある。しかし、Let's noteの特長は長時間駆動。高速化しても、これを継承しているのだ。
新製品は、独自の省電力技術を追求し、業界最高容量※となる3100mAhのリチウムイオン電池を搭載し、LEDバックライトを採用した。「CF-S9」「CF-N9」は、前モデルに比べて約1.5時間、「CF-F9」は前モデルに比べて約0.5時間、駆動時間を延ばしているのだ。
※18650サイズにおいて。直径18mm 高さ65mm
Let's noteは、ユーザービリティーを追求し、高性能ながら電源を気にせずに持ち出せる、軽量設計のモバイルパソコンに仕上がっているわけだ。
表1.バッテリー駆動時間と重さ
「CF-S9」：約14.5時間、約1.34kg
「CF-N9」：約14.5時間、約1.28kg
「CF-F9」：約9時間、約1.62kg
●万が一に備える耐久試験をクリア - 頑丈
落下試験：一般的な机と同じ高さの「76cm動作落下試験」、カバンに入れた状態での落下の衝撃を想定した「30cm落下試験」をクリアしている。
100kgf加圧振動試：満員電車を想定した「耐100kg級タフボディ」を継続して実現し、万が一の時の本体の破損やデータの消失の危険性を低減する。
キーボード全面防滴：ノートパソコンの破損原因の上位にある「液体こぼし」に対応し、「キーボード全面防滴」を実現した。万が一水がかかっても、防滴キーボードの採用と、キーボード下部に敷き詰められた「防水シート」で内部への水の浸入を防いでくれる。
Let'snoteは、モバイルパソコンに必要な軽さ、長時間駆動のバッテリー、頑丈さを継承しつつ、CPUをパワーアップさせて作業時間を短縮できるノートPCに生まれ変わっている。
日本製ならではの「高品質」を実現したノートPC。それが「et'snote」を高価格でも人気製品の座に押し上げている理由と言えるだろう。
■パナソニック
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■最新ハイテク講座の記事をもっとみる
・ただキレイ撮れるから思い通りの写真作品が撮れるに進化したキヤノン「EOS 60D」
・グリルとレンジを同時に調理！合わせ技で時短調理を実現するパナソニックの新レンジ
・東芝が心血を注いだ力作！「dynabook RX3」が薄型でも高性能である理由
・中身が違いすぎる！iPhone 4が人気の理由
秘技!パソコン裏技マスター術―目からウロコ パソコンが楽しくなる!! (C‐BREAK)アクタスソリューション(2006-12-27)
販売元：Amazon.co.jp
クチコミを見る