携帯電話をはじめ、ポータブル音楽プレイヤー、デジタルカメラ、ノートパソコンなど、身のまわりには充電を必要とするモバイル機器があふれている。これらのモバイル機器は現在のところ、一部の特殊な場合を除いてワイヤレスでの充電はできないが、源ケーブルを接続する煩わしさから解放してくれるワイヤレス給電が期待されている。
富士通研究所は2010年9月13日、電源ケーブルを接続することなく給電することができる磁界共鳴方式のワイヤレス給電において、さまざまな大きさの複数のモバイル機器に適用できる送受電デバイス解析・設計技術を開発したと発表した。
今回開発した技術により、小型の送受電デバイスの高性能な設計が可能になったほか、従来の150分の1の時間で送受電デバイスを設計することができる。これにより、開発に必要な時間を大幅に削減することができるほか、ワイヤレス給電機能を小型化して携帯電話に内蔵することや、複数のモバイル機器を同時に自由な位置で給電することも可能になる。
今後は、開発した解析・設計技術を用いて、携帯電話などのモバイル機器におけるワイヤレス給電システムの研究・開発を行い、2012年の実用化を目指す。また、今回開発した成果は、モバイル機器のみならずプリント板とLSI間の電力送電や電気自動車のような移動体への給電などに幅広く適用を検討していくとしている。
■富士通
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