人気インストラクターに訊く ゴルフ〜はじめの一歩 <練習編>
その先にあるコースデビューや、身に付けたいマナー、男性必見といっていい女性に好かれるコースでの立ち振る舞いに至るまで――、東京・代官山のオシャレで、有名人も数多く通うという人気のゴルフスクール「K's Island Golf Academy」でインストラクターを務める伊藤祐子さんに話を伺ってきたインタビュー第2回。今回は「練習編」だ!<「入門編」はコチラから>
――最初の練習は地味でも、しっかりとフェースにボールを当てることからはじめるのが、基本であり、上達への近道ということですね。
「例えば、飛ばしたいという気持ちが先にいきすぎてしまっている方であれば、“振れば飛ぶ”っていうイメージを取ってあげたいんですよね」
――そういう男性は多いかもしれませんね(笑)
「ちゃんとしたところに当たらないとボールって飛ばないんだよっていうことを分かって頂くと、“最初はこの練習を信じてやればいいんだな”って思って頂ける」
――例えば、ゴルフは初めてという方がスクールにいらっしゃった際には、カウンセリングのようなものがあるんですか?
「簡単なカルテみたいなものを書いて頂くんですよ。ゴルフ歴や飛距離とかを書いて頂いたり、得意のクラブや今の悩みとかを伺います」
――伊藤さんが必ず訊く質問とかってあります?
「今までやったスポーツとか、コース出る予定があるのか、ないのかとかですね」
――仕事や付き合いなど、必要に迫られている方もいますもんね。
「初心者でも、中には“2週間後にコースに出ないといけなくなったんですよ”なんていう方もいらっしゃるんですよ。それを最初に訊いておかないと、今、ミート率を上げても、コースに出られるのであれば、それだけでは足りないですから。ある程度、クラブを振って頂いたり、その方の状況などもお訊きしますね」
――2週間寝る間もないですね。
「ただ、2週間で思い通りのゴルフができるかといわれれば、やっぱり、難しいですよね。でも、知ってるのと知ってないのでは全然違いますから、やっぱりきて頂いたほうがいいですね」
――伊藤さんの場合は、ゴルフを始めて2ヵ月で70台を出したと聞きました。
「あれは奇跡でしたね(笑)」
――それこそ、ドライバーやアプローチ、パターと、実に色々な要素がある中での70台ですから、バランスよくできないと、とても70台なんて無理ですよ。
「正直、コースに出た時の感じとか覚えてないんですよね。ただ、先生にも付いていましたし、その時はすごいボールを打ってました。どうボールを打てば、うまくなるかっていうスポーツなので、先生にも指導頂いて、コースにも沢山出てっていうことを続けてましたから、そんな中で色んな要素がタイミングよくハマって出たスコアだったと思うんですけど。出ちゃったっていう感じですかね」
――必ず指導する練習法というのはあるのですか?
「基本は7番アイアンからスタートします。7番というのは、長くもなく短くもなく一番基準となるクラブとされているので、まずは7番アイアンである程度の基本の動きを作っていきますね。その後はドライバーもアプローチもパターもありますが、全てをやってないとコースには出られないですよね」
――バランスよく練習しないといけませんよね。
「ドライバーで飛ばすことって快感ですけど、コースでは、ドライバーを14回しか使わないんですよ。18ホール中、残りの4ホールはショートホールですし、何を重視したらよいかといえば、いいスコアを出すという意味では、アプローチ・パターですよね。実は、そこが70%近くを締めますから、そこを練習されるとコースに出た時、スコアの面では差が出てきますよね」
――概にはいえないと思いますが、例えば、K's Island Golf Academyに入会されてから、コースに出るには、大体どのくらいかかりますか?
「よく聞かれます(笑)。よく聞かれるんですけど、やっぱり一通り、クラブには触らないといけないと思います。ただ、私はゴルフを始めて2ヵ月目でも、3ヶ月目でもコースに出てしまっていいと思うんです。その代わり、同じようなレベルの人と出ると、スロープレー等でゴルフ場に迷惑をかけてしまうので、必ず先生か上手な方に一緒に出て貰って、引っ張ってって貰うようなイメージですよね」
<ラウンド&マナー編に続く>
・K's Island Golf Academy - 公式サイト
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