USBメモリ経由で感染するマルウェア対策に強い味方
しかしその一方では、2010年1月〜3月にかけて、USBメモリ経由で感染を拡大する W32/Autorunの届出件数が増加し、6月には W32/Netskyに次いで2番目に届出件数の多いウイルスとなった。IPAでは、利便性が高いUSBメモリにおいても、ウイルスが潜んでいる危険性があることを認識するよう、警告している。
W32/Autorunの感染が増加した要因には、セキュリティガードの甘いUSBメモリが感染媒体として悪用されていることに加え、W32/Autorunの変種や亜種が大量に発生しており、セキュリティ対策ソフトを回避する機能を持つものも多いため、対策ソフトの対応が遅れぎみであることがあげられる。そうした市場に対して、アークンが新製品を投入する。
アークンは2010年8月23日、不正プログラム対策とソフトウェア統制管理を実現するエンドポイントセキュリティ対策製品「AntiMalware v5」の関連ソフトウェアとして、「AntiMalware ARC」を8月23日より無償提供すると発表した。
■AutoRunマルウェアの感染を未然に防ぐ
AntiMalware ARCは、USBメモリー経由で繁殖するAutoRunマルウェアの感染を未然に防ぐことを目的としたフリーソフトウェアだ。
クライアントPCを常時監視し、USBメモリ挿入時の AutoRun機能を一時的に無効化する。ユーザーは、AutoRunによる特定プログラムの自動実行機能を停止した状態で安全にUSBメモリを通常通り使用することができる。
なお、AntiMalware ARCは英語版OSにも対応している。ソフトウェアのインストール時、対象マシンの Windows言語設定を自動認識するよう設計されており、今後のソフトウェアのバージョンアップにおいて、英語以外の外国語版OSにも順次対応する予定だ。
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