iPhoneアプリの制作4原則と5つの生き残り方法【iPhoneでチャンス掴め】
私たちがiPhoneアプリを作る上で大切にしている４つのことについてお話します。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
■iPhoneアプリの制作で忘れてはいけない重要なポイント
1.アプリ自身が宣伝マンになり、自作アプリを宣伝してくれる。
一つ目は、同じカテゴリーで、たくさんのアプリを作るということです。日本のi-modeビジネスでは、ザッパラスは占い、アイフリークはデコメ、ボルテージは恋愛シミュレーションは、といったように、同一カテゴリーを何十、何百というサイトで覆った会社が株式上場を果たしております。
アプリを束ね、そしてユーザを滞留させるということが大事ということを、私たちの先輩方が実証してきました。
iPhoneアプリはi-modeコンテンツの10倍規模の数になります。従いまして、私たちも従来の開発数を10倍にする必要があるのです。
2.ユーザがあなたのアプリを宣伝してくれる
では、どんな風にカテゴリーと数を抑えればいいのでしょうか。
iPhoneアプリの世界は、カテゴリーという整理整頓がされているというより、選別されるタグがあるぐらいのゆるやかなものです。
ですので、自分たちの思う形で、
「このアプリはあの会社の仕事だな」と思われるようにしていくしかありません。ちなみに私たちは、次の3つを自分たちの作るアプリとしました。
・フェイスtoフェイスのリアルなコミュニケーションで利用されるもの
・打ち込めるもので、あとで見せびらかしたくなるもの
・音楽やサッカーのように人を感動させるもの
3.親たちを味方につける
いま世界中でソーシャルゲームが流行っており、日本のモバイルサービス事業者もこぞって参入しております。
そのような中、iPhoneにて、まもなく「ゲームセンター」というプラットフォームが開始され、いよいよ「iPhoneでソーシャルゲームを」という気運が高まっています。
しかしながらこの領域で勝ち残るのは法人の中でも一握りで、勝ちパターンを会得した職人集団です。スティーブジョブズは先日のWWDCでZyngaのCEOをプレゼンの壇上にあげて、「ゲームを作れ」と鼓舞しておりましたが、実は個人のディベロッパーが勝てる可能性はとっても小さいのです。
むしろ、個人ディベロッパーは、この逆バリをすべきでしょう。
「たくさんのお金が自分の財布から抜き取られ、コドモの大切な時間や才能が殺されている。」というソーシャルゲームへの親の反動に対して答えるという戦略です。
先日アメリカ出張したとき、「iPhoneは、ゲーム機だから、コドモに持たせたくない」という言う意見を聞いてびっくりしました。実は、私もケータイを自分の息子に渡したくありません。ケータイの中にひきこもらずに、外に出て、いろんな人と会って、喧嘩や恋愛を目一杯やって欲しいと思っている親の一人です。
世界ではこれから経済がのぼっていき、さまざまな才能の競争がありますから、そんなときに役立つアプリを作る方が意義があると思います。
4.一社で世界を変えることはできない。でも私たちのファンはそれができる
幸い私たちは、レインボーアップススクールという、自分たちが教えてきたiPhoneクリエイターたちがいます。
1,000人集まれば、1,000の特殊な才能をiPhoneアプリのアイデアに注ぎ込むことができます。
スティーブジョブズは、現在4万人のクリエイターの才能から生まれて来た20万のアプリを揃えています。だからiPhoneは1億台ものビッグセールスになったのです。スティーブは先ほど申し上げたことを、世界に先駆けて実行したのです。
私たちも、スティーブと全く同じことをやらなければなりません。ある意味、ハングリーで、フーリッシュなことです。でも、これが現実なのです。
■生き残る方法とは？ マイケルジャクソンになろう
次に、iPhoneアプリビジネスの4つの生き残り方法について考察してみましょう。
<<4 Methods to Survive this business>>
1. Be Artist aiming to big sales like musician.
2. Publishing label like Motown,Atlantic...
3. Selling something other than Apps like Levi’s.
4. Develop Apps for other company.
1番目の生き残り方法は、マイケルジャクソンになるということです。
無数のiPhoneアーティストの中で勝ち残るには、自分だけの才能では無理だということです。一人のミュージシャンが独立レーベルでレコードをリリースさせるということを、スティーブジョブズはボクらにやらせていることになります。
なぜジャニーズがあるのか、吉本興業があるのか。
それは、自明のことです。自分の才能の育ててくれる裏方さんたちがたくさんいるからです。一発屋で終わらせないために、才能と商売をつなげてくれる、そういった組織を見つけて、花形選手になればいいのです。
2番目の生き残り方法は、モータウンレーベルになるということであります。
彼らの功績は、ブラックミュージックを広めたところにあります。彼らがいたからこそ、今のロックやヒップホップがあります。iPhoneアプリという表現方法をつかって、未来のカルチャーを作ってしまう、こういった方がいて、産業は成立します。モータウンレーベルは早いうちに、MJという逸材を逃してしまいました。しかし、それでいいのです。マイケルが独立して活躍すれば活躍するほど、モータウンレーベルの評価は後世へ語り継がれたのでした。
3番目の生き残り方法は、俗にいうリーバイスモデルというものです。
1849年、カリフォルニアに砂金が出るやいなや、無数のあらくれものが殺到しました。
リーバイスの創業者は、はじめこそ砂金を掘っていましたが、一攫千金の成功者の陰に無数の屍がいることをさとり、幌につかわれた生地でズボンを作ることを思いつきました。これが今や定番ファッションとなり、彼はデニム長者となったというお話です。
自分が直接AppStoreにiPhoneアプリをアップロードしなくても、無数のiPhoneクリエイターに対してできるビジネスはたくさんあります。彼らが喜ぶのはなんなのか、一瞬のひらめきがあなたをヒーローにします。
4番目、最後の生き残り方法は、他人の農場の畑を耕すということです。
つまりあなたは奴隷です。どうせ奴隷ぐらいになるのなら、フォアグラや、松茸や、ナタデココを産出しているところに属するべきでしょう。有名ブランドの無料アプリや、iAd上の広告表現などは、実作業ベース以上の付加価値を買ってくれるかもしれません。しかしながら、それ以外の牧場主はただの守銭奴です。
iPhoneビジネスが、i-modeビジネスと違うのは、スティーブの下に群がるディベロッパーの一人一人がばらばらだということです。
i-modeビジネスでは、一社が多くの人を雇い、また取引先も多く、産業全体にお金の流れがありました。
ところが、一攫千金のiPhoneビジネスでは、アプリを作る過程では、お金をかけられないので、外部にお金は流れにくく、成功者は二匹目のドジョウが難しいことを痛いほど知っているので、勝ち逃げをした方がグッドチョイスだということになります。
車を買い、不動産を買い、あるいはケーキ屋さんでもやって余生を過ごせばいいのです。
こうしてスティーブは産業のプレイヤーたちを無力化するのに成功しました。
個人にできなくて、法人にできること、法人一社で完結せずに、たくさんの法人をまきこむこと、こうしたことを起業家は考えていかなくてはなりません。
特別に5番目として、一番重要なことを紹介しましょう。
それは、”We” are “You” .
「私たち」は「あなたたち」ということです。
日本であれ、アメリカであれ、個人であれ、法人であれ、他の企業であれ、このアプリという表現の世界で生き残るかぎり、楽しい未来を作るという同じ目的をもっています。
たくさんの仲間が集まれば、きっと素敵な化学変化がおこります。いつの日か、スティーブジョブズから、最も大切なものを盗みましょう。それは、iPhoneアプリディベロッパーたちのハートです。すなわち私たちのハートです。
いまこうして、ボクたちを出逢わせてくれたスティーブとみなさんに感謝します。
■iPhone Apps by Eagle
7.CoolLower：萌えシミュレーションゲームブック
6.CosmoHockey：世界一シンプルなカップル用ゲーム
5.OurWords：全世界翻訳単語帳
4.BalloonTrip：あなたの街から気球旅行
3.SoundAlbum：音付きのフォトアルバム
2.VoicePiano：音声一括ピアノ変換
1.TalkWriter：英会話ディクテーション
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