写真にときめけ!いつもと違う景色にきらめけ 感性勝負のフォトコン【新-写真空間】




写真が生活の中の機能として定着して、どれほどの時間がたったのだろう。
一部の人だけが楽しめた時代、一般の人も楽しめるようになったコンパクトカメラや一眼レフが登場した時代、そしてオートフォーカスや自動化が進んだ時代を経て、今や誰でもきれいな写真が撮れるデジタルカメラ時代をむかえている。

カメラは日々進歩し、シャッターさえ押せば高画質で美しい写真が撮れる時代となったが、その一方で写真を撮るワクワク感やドキドキ感は、以前より薄れてしまったように思えるのは、気のせいだろうか?

写真は、もっと楽しいモノだったはずだ。

今、そんな写真の楽しさ、面白さを再発見しようというフォトコンテストの募集がはじまっている。

■テクニックじゃない!感性を競うコンテストへ
今年で10回目をむかえるリコーフォトコンテスト。今回のテーマは、「new angle, new day 〜私の視点〜」だ。

いつも通る道、見慣れた景色、一歩脇から見れば、すこし背伸びをしてみるだけで、そこには違う景色がある。

今回のフォトコンテストでは、いつもとは違う場所・違う視点から見たものを写真に撮り、そこから写真の楽しさ・驚きで感性を呼び覚ますことがテーマなのだ。

つまり写真の上手下手を競うコンテストでなく、いわば、撮る人の感性を競うコンテストなのだ。

審査員も通常のコンテストは異なり、国内より海外のアートフェアでも評価の高い、大和田良先生と岡嶋和幸先生が担当する。写真のテクニックより、いかに斬新で面白いオリジナリティ溢れる写真かが評価されるのだ。
大和田良さん
東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。
2005年、スイスのエリゼ美術館主催の「50 photographers of tomorrow」に選出され以降、国内外のギャラリー、アートフェア等で作品を発表。その他雑誌、広告、CDジャケット等の分野でのアートワークの提供を行う。
著書に『prism』(青幻舎)、『ノーツ・オン・フォトグラフィ』(リブロアルテ)。

岡嶋和幸さん
1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。
スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。広告や雑誌などの写真撮影を担当するかたわら、世界を旅して詩情豊かな作品を発表。写真集「ディングル」ほか著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」「潮彩」「学校へ行こう!」などがある。

■いつもと一歩違う視点から写真の面白さを再発見して欲しい
今のカメラはすごく良くできている。誰でもきれいな写真を撮ることできる反面、誰が撮っても同じような写真になる。そのことが写真にときめく気持ちを冷ましているとコンテストの企画担当 正木喜美子さんは語る。

「今の私たちは、知らず知らずにカメラに写真を撮らされている。予想外の写真が撮れたときや画面をのぞき込んで初めて見た景色の驚くことを忘れてしまったのかもしれません。今回の『new angle, new day 〜私の視点〜』というテーマには、写真の面白さ、サプライズを発見するワクワク感を取り戻して欲しいという思いが込められています。」

■「オートを外してみよう」失敗と思ったところから発見が生まれることもある
オート機能が発達した今のカメラは、どう撮っても、誰が撮っても、きれいに撮れてしまう。
自分しか撮れない写真を撮る、カメラに撮らされない写真を撮るには、どうすればいいのだろうか?

答えは、意外と簡単なところにもある。
今のカメラは、写真テクニックが詰まった頭脳「オート機能」が搭載されている。
では、そのオート機能というあらかじめ用意された便利さを外して撮ってみてはどうだろうか。
・フルオートモードを外してマニュアルで撮ってみる
・オートフォーカスを外して、ピントを自分で変えて撮ってみる
・オートホワイトバランスを外して、カラーバランスを変えて撮ってみる
・手ぶれ補正を外して、ぶれのある写真を撮ってみる
・モノクロモードで撮ってみる

さらに、いつもと違う行動から、違った景色を眺めてみてもいいだろう
・名所ポイントではなく、別の場所に移動してみる
・いつも通る場所で、夜の景色を撮ってみる
・普段は通り過ぎる脇道に入ってみる
・いつもは通過する駅に降りてみる
・カメラを揺らして撮ってみる

※コンテスト応募作品ではありません。

■銀座の真ん中で自分の写真に出会う!お金には変えられない思い出を
入賞作品は、全紙サイズにプリントされて銀座の中心にあるリコーフォトギャラリー「RING CUBE」にて展示される予定だ。また、作品が「RING CUBE」の看板になる可能性もあるという。さらに、最優秀賞をはじめ計50点の入賞作品がWebサイト上でも公開(11月上旬予定)される。

これだけでも、かなりの思い出となるが、入賞作品の中から表紙を含めて13作品が選ばれ「2011年リコーフォトカレンダー」が制作される。自分の写真が、2011年にはいろいろな会社や家庭で見てもらえるわけだ。

■第10回 リコーフォトコンテスト
最優秀賞 GXR + カメラユニット

応募期間:2010年6月14日(月)〜2010年8月31日(火)
応募方法:専用応募サイトから応募。(2010年6月14日公開予定)
テーマ :「new angle, new day 〜私の視点〜」
応募資格:プロフェッショナル・アマチュアは問いませんが、リコーデジタルカメラで撮影した写真に限ります。

賞品:審査結果の発表時点での最新製品を予定
最優秀賞       GXR + カメラユニット   1名
(カメラユニット: RICOH LENS S10 24-72mm)
特別賞       GR DIGITAL? + オプション   2名
(オプション:外部ファインダー、ネックストラップ)
Photo Style 賞 CX3           5名
GR BLOG賞 GR DIGITAL用ソフトケース + GRバッグ  1名
(ソフトケース:ソフトケースGC-4)
リコーフォトコンテスト10回記念特別賞   GR DIGITAL? 1名
優秀賞  特製アルバム          40名
※ 賞品は変更する場合がございます。
※ カレンダー作品に採用された方には、上記賞品のほかにカレンダーを差し上げます。

審査員: 大和田良先生 岡嶋和幸先生(五十音順)

審査発表
2010年11月上旬に各入賞作品と、カレンダー採用作品を弊社Webサイト上で公開いたします。
入賞作品50点を全紙サイズにプリントして、東京・銀座のフォトギャラリーRING CUBEにて展示写真展の開催を予定しております。写真展や、カレンダーの配布などについては追って詳細を弊社Webサイトで掲載いたします。

リコーフォトギャラリー「RING CUBE」

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