俺のロボットのオリジナルパーツをアルミや樹脂から削り出す【真ロボット伝説】


自分の所有する二足歩行ロボットにオリジナルパーツやアーマーを取り付けたい!
そんな希望を持っている人は、少なくないだろう。

しかし通常の場合、オリジナルパーツの作成は、設計図の寸法通りに手作業でアルミ板や樹脂を切ったり、削ったりして作成しなければならない。かなり大変な作業なのだが、この作業をコンピュータ制御で作成してくれるサービスがある。

今回紹介するヴイストン直営のインターネットショップ「ロボットショップ」で提供されている、アルミ切削サービス樹脂パーツ造形サービスがそれだ。

これらのサービスは、ロボットなどを自作する際に利用できるサービスだ。二足歩行ロボットの材料としてよく用いられているアルミを例に取れば、通常であれば、設計図の寸法通りに手作業でアルミ板を切っていく必要があるが、それをコンピュータ制御の切削ドリルがやってくれるというイメージだ。このほかにも、ロボットの外装などに用いるプラスチックの部品を、コンピュータ上の設計図通りに自動で成型させるという、非常に便利なサービスなのである。

■ロボットの設計は3D CADが主流
二足歩行ロボットを自作しようという場合、動力となるサーボモーターや、プログラムを格納するためのCPUボード、バッテリなどの主要部品は、完成品を購入するのが一般的だ。ハイエンドユーザーの中には、これらのパーツから自作してしまうようなスペシャリストも存在するが、それに必要な知識や開発にかかる費用を考えると、高性能なパーツを購入する方が得策である。もちろん、これらのパーツからロボットを作れてしまうだけで、十分にパワーユーザーである気がするが・・・。

つまり、ロボットを自作するという場合の基本的な作業工程は、「各パーツをいかに組み合わせるか」や「全体の構造をどのような形にするか」といった内容が中心となるのである。

そして現在は、それらの作業をコンピュータ上の3D CAD内で行ってしまうケースが多い。
※CADとは、コンピュータを利用した設計ツールの総称であるが、三次元空間上でこれを行えるものを特に3D CADと呼んだりする。
3D CADでのロボット設計画面

ロボットの設計においては、部品同士のぶつかり合いなどが問題になるため、この判断が設計段階から行える3D CADの利用は非常に合理的である。もちろん手作業で設計・製作を行うことも可能であるが、複雑なロボットになるほど、コンピュータを用いた設計は必須であるといえるだろう。
そして、ロボットショップのアルミ切削サービスや樹脂パーツ造形サービスは、このような3D CADを用いるロボット製作の強い味方となるのだ。

■アルミパーツ(フレームなど)を高精度で削り出し
3D CADで設計されたロボットは、設計にミスがない限り、寸分の狂いもない構成になっているはずだ。しかしこのパーツを手作業で切り出した場合、どうしてパーツ作成の段階でズレが生まれ、設計通りのロボットにはならないケースが非常に高い。そこで「アルミ切削サービス」の出番となるのだ。

アルミ切削サービス【動画ファイル】

アルミ切削サービスでは、3D CADの設計によって得られたパーツを平面に展開したデータを用いる。このデータを、コンピュータ制御のドリルを持つ切削マシンに送ると、寸法通りのパーツを勝手に削っていってくれるというわけだ。

その精度たるや、人間の手作業の比ではない。切削マシンの分解能は1ミクロンということからも、その加工レベルの高さが伺える。コンピュータで設計したロボットパーツの削り出しは、正確なパーツとして結果が得られる手段で行いたいものだ。

ロボットショップのアルミ切削サービスは、アルミ一枚あたりで料金が決まっている。この一枚サイズ範囲であれば、どれだけパーツを詰め込んでも料金が一定であることから、CADで切り出しパーツを欲張って納めるほど、お得なサービスになるといえる。
ロボットの自作をお考えの方には、ぜひとも利用していただきたいサービスだ。

■外装(アーマー)の製作は樹脂パーツ造形サービスで
ロボットの内部フレームはアルミ切削サービスを利用したとして、問題になるのがロボットの外装だ。フレームむき出しの無骨な外見でも、ロボットらしくて格好良いといえるが、やはりちゃんとした外装を付けてこそではないだろうか。

ロボットの外装を製作する場合、アクリルやプラスチック系の材料や布や紙といった材料を用いることが一般的だが、せっかくなのでここでも3D CADを用いてみてはいかがだろうか。

ロボットショップが提供している樹脂パーツ造形サービスは、3D CADで設計されたデータを元に、プラスチック系材料でパーツを成型するというサービスだ。
樹脂パーツ造形サービス

アルミ切削サービスが「アルミ板を削る」というイメージであったのに対して、樹脂パーツ造形サービスは「プラスチックを盛る」というイメージだ。
かなり自由度の高い造形が可能であるため、ロボットの外装だけではなく、ボディーを構成するフレームとして使うこともできるだろう。アルミ切削サービスと合わせると、その応用範囲は非常に広いものになるといえる。ロボットを自作する時の強力なツールになると思われるので、こちらもぜひ積極的に応用していってほしい。

樹脂パーツ造形サービスについては、基本料金が税込み3,990円で、必要な樹脂の量に応じて材料費が加算されるという料金体系になっている。注文ごとに見積もりをして初めて正確な料金がわかるということになっているのだが、使う樹脂材料がかなり特殊なものだけに、致し方ないところだろう。使う材料費だけが加算されているという点で、むしろ合理的な価格であるともいえる。

■オリジナルなロボットの手助けまでしてくれるロボットセンター
今回見てきたように、ロボットショップには自作ロボットの製作のためのサービスが、バッチリと用意されているのだ。サーボモーターやCPUボードなど最新のロボット用パーツから、このようなロボット製作のための加工サービスまで、死角がない品揃えがロボットショップの大きな魅力だ。

これ以外にも様々なパーツ、サービスが展開されているので、ロボット製作に興味がある方は、ヴイストン直営のオンラインショップ「ロボットショップ」をぜひ利用してみてほしい。

秋葉原のロボット専門店「ヴイストン ロボットセンター」では、今回の記事に連動して、コース付きで手軽にオフロード走行が楽しめる「Qステア ワンマットサーキットセット(ホーネット)」が特別価格になるキャンペーンを実施する。
無線リモコンで操作できる「Qステア」に、専用のオフロードコースが付いてくるセットだ。定価が5,250円のところ、なんと1,200円という特別価格で購入できる。
店頭で「ライブドアの記事を見た」と言っていただいた方だけの特別キャンペーンなので、気になる方は、JR秋葉原駅から歩いて3分の「ヴイストン ロボットセンター」に足を運んでみてはいかがだろうか。


ロボットのことなら何でもヴイストン ロボットセンター
No1の品揃えロボットショップ

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