オトコも美しく、ビジネスに役立つメンズコスメ 【新生活特集】


身だしなみを整えることは、ビジネスシーンでクライアントの信頼を得るための重要な要素の一つです。特にニューヨークなど海外では、身なりがきちんとしている人は、自己管理ができる人、すなわち仕事ができる人と見なされ、重宝されると言います。

日本でもメンズコスメが充実しつつありますが、海外に比べると、男性の美容意識はまだまだ低いと言われています。店頭でメンズコスメを見かけることはあっても、どの商品を選んでいいのか分からなかったり、使用すること自体に抵抗を感じたりする人も多いのではないでしょうか。

ビジネスパーソン向け情報誌「DIME」(小学館)は13日、東京・新丸の内ビルで、ビジネスシーンにおけるメンズ美容の重要性をテーマに「朝の男前養成講座 in 丸の内」を実施。美容ジャーナリストの倉田真由美さんらによるトークセッションと、男性用の美容家電、メンズコスメを使ったスキンケアとグルーミングの講習会を行いました。

トークセッションの模様は、以下の通り。メンズコスメに対する偏見を捨て、外見も美しく、新生活を迎えてみては?

――最近、20代、30代のビジネスマンの方が身だしなみにもすごく気を使うようになったと言われていますが、最近の美容意識についてどう感じていますか?

倉田真由美さん(以降、倉田さん):以前だったら、大きなニキビがブツブツできている感じの肌の方もいたと思いますが、最近滅多にそういう方が見られなくなった気がしますね。

――それでも日本は、海外に比べると美容意識が低いと言われています。そのあたり世界と比べてどうでしょうか?

倉田さん:特にヨーロッパの男性は、洗顔やスキンケアだけではなく、シェービングも義務ではなく、文化のように楽しんでいる方がいますね。自分らしい方法で、香りなども取り入れて自分と向き合う時間を楽しんでいます。韓国でも熱心な人が多くて、それに比べると、日本はまだ男性スキンケアに関しては後進国のように思います。

――美容意識が高まることによって、仕事にどんな影響が出ると考えられますか?

倉田さん:やはり、私たちは目で見ている限り、第一印象というのはすごく大きいでしょうね。

水野麻紀子DIME編集長(以降、水野編集長):そうですね。あとは自分自身が、今日ちょっと服装が決まってないとか、髪型が変だと思うと自信が持てなくなったりするので、常にきちっとしてる自分でいることは大切ですよね。

倉田さん:ニューヨークでは、外見がピシッとしていると自己管理ができる人、すなわち仕事ができる人っていう捉え方もされていますし、実際、華美にする必要はないけど、清潔感があると、この人ともうちょっと仕事で組んでみたいなとか興味も沸いてきます。

――仕事柄色んなビジネスマンとお会いになると思うのですが、まずどこに目がいきますか?

水野編集長:私はまず、目ですね。目がキラキラしてるかどうか。やっぱり覇気のない人は、仕事する上ではちょっとって思いますね。あと、名刺交換することも多いので爪も意外に重要なポイントだったりしますね。

倉田さん:意外に女性は、爪を見ているんですよね。私は、やはり仕事柄というのもあるのですがお肌を見てしまいますね。お肌がきれいだと好感が持てます。あとは、歯でしょうか。

――お話を聞いていて、男性の肌にもスキンケアが必要だって事は分かったのですが、スキンケアをする前に、男性の肌と女性の肌って、そんなに違いがあるものなんですか?

倉田さん:構造的にはほとんど同じです。ただ男性の場合は、女性と比べて皮脂が2倍くらい多いんです。肌表面がベタベタした状態になりやすいので、空気中の雑菌やホコリを吸着しやすい状態なので不潔になりやすいんですね。それと同時に皮脂が多いということは毛穴がぽっかり口を開いた状態になりやすいので目立ちやすい。そこに酸化した皮脂が溜まると黒っぽく見えて、ちゃんと洗顔してても不潔っぽく見えてしまうことがあります。

それから、ほとんどの方が毎日シェービングしていると思うのですが、それは肌にとっては水分を奪ってしまうので、すごいストレスなんですね。皮脂が多くて水分が少ないと更にベタベタとした状態になりやすくて、そのあたりを毎日のお手入れでケアしていくのが重要になってくると思います。

――肌の老化は男性は一般的には何歳くらいから始まってると思いますか?

倉田さん:一昔前には、お肌の曲がり角は25歳なんていうようなキャッチフレーズがあったりして、段々早まってきているのですが、肌の細胞の再生とか、修復をしている成長ホルモンのレベルで言うと身長の伸びが止まったときから、老化が始まっていると言われてます。そうすると私は15、6歳。その頃からなんとなく兆しを感じ始めるのが、20代後半から30代のようです。そんなに沢山のことを10代からやる必要はないのですが、なるべく早く始めたほうがエイジングの速度を遅らせることができると言われています。

――早く始めていれば10年後、20年後に差が出るということですか?

倉田さん:そうですね。女性も男性も、何もしないままで綺麗なのは20代ぐらいまでかなと思っています。歳を重ねれば重ねるほど、生活環境や、どういう手を自分に加えているかによって随分変わってくる。後天的な要素の方が勝ってくると思います。

水野編集長:こちらにいる方で10代の方はいないと思うのですが、今からでも間に合うのでしょうか?

倉田さん:もちろんです。やっぱり早く始めたほうがいいのですが、今がこれからの人生の中で一番若い時なので、来月から始めるより今月、明日から始めるより今日、という方が絶対的にいいです。

――例えば40歳から始めても全然手遅れにはならない?

倉田さん:全然手遅れじゃないと思いますね。やっぱり若返らそうとするとすごく難しいことのように感じるんですが、例えば、今の状態を5年キープしようとすると、5年後には5歳若返ってるって事になるんですよね。アンチエイジングは、一気に浦島太郎のように歳を飛び越すことではなくて、なるべく賞味期限を増やすことだと考えるといいと思います。

――最近はメンズコスメの商品や美容家電が増えてきてると思うのですが、男性はどの商品をどのように選んで良いのか、わからない人が多いと思うんですね。そんな人にもアドバイスをいただければと。

倉田さん:分からないけども、とりあえず使ってみるっていうのも手かもしれないのですが、実は同じように見えるものでも、感触や香りが結構違うので、できれば手の甲ではなくて顔で試してみるのが一番だと思います。あるいはプロのアドバイスを聞いてみたり。最近では機器を使って肌を診断してもらえるところもあります。自分を知ることは魅力的になることの第一歩だと思うので、そういったものを取り入れてみると段々分かってくるんですね。肌の感性も磨かれてきて自分が心地よいと感じるものは、基本的には自分が欲してるものだと思うので、どんどんトライしてみること。

水野編集長:お店に行っても恥ずかしがらずに、美容部員の人に話を聞いてみることも重要なんですね。

倉田さん:そうですね、ヨーロッパのデパート等に行くと年配の男性も香りを試させてくださいと、店頭でトライしてるんですね。全然恥ずかしいことじゃないです。消費者の権利として楽しんでもらえればいいと思います。

――朝は忙しくて、貴重な時間を割いてまでスキンケアをすることに抵抗がある方も多いようなのですが、長続きさせるために、簡単にできることがありましたら教えてください。

倉田さん:社会の中でビジネスをしているということは、自分の気持ちが外に向かってるということだと思うんですよね。自分をお手入れするということは、自分と向き合うことなので、その一瞬を持つことで毎日を気持ちよくスタートできると思うんですね。朝起きて大体皆さん顔を洗うと思うのですが、ただ漫然と洗うのではなくその前に一瞬自分で触ってみるとか、鏡を見て自分を見つめてみる。そうすると、肌は生き物なので、毎日同じではないんですね。それにあわせて手加減してあげると、かけがえのない一日を大切に過ごすことができると思っています。

――貴重なお話をありがとうございました。


新生活特集 2010 SPRING - livedoor HOMME

■関連リンク
「DIME男前プロジェクト」 - 公式サイト

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