パソコンの動作が遅くなった? システムの動作状況をチェックして解決策を探ろう【知っ得!虎の巻】


多数のアプリケーションを起動していることにより負荷がかかり、パソコンの動作が極端に遅くなってしまうことがある。こんな時は、Windowsに標準添付されている「タスクマネージャ」を起動して、現在実行されているタスクやプロセスを確認し、不要なものを終了して負荷を減らすことで解決しているのではないだろうか。

しかし、パソコンの調子を狂わせるものはタスクやプロセスによるものだけとは限らない。IEのアドオンやドライバー、インストールしたアプリケーションなど、他に問題がある場合だってある。「タスクマネージャ」では表示できないこういったシステム関連の情報をも管理して、パソコントラブルを解決しよう。

■知っ得 No.0138 「System Explorer」でパソコンのシステムを自分の管理下におこう
「System Explorer」は、実行中のタスク、プロセス、通信中のプロセスの一覧表示および管理、ロード中のモジュール、システムのパフォーマンスの表示、インストールされているドライバーの管理、スタートアップの無効化、IEアドオンの管理、アプリケーションのアンインストールなどといったことが行える、非常に高機能なシステム管理ツールだ。システム情報をこれ1本で管理することができるので、インストールしておいて損はない。

●「System Explorer」は日本語も用意されているので安心
System Explorerのサイト(http://systemexplorer.mistergroup.org/)にアクセスし、画面右下の「Go To Download Page」をクリック、ダウンロードページで「Download Installer Version」をクリックしてダウンロードする(画面1)。
画面1 ダウンロードページで「Download Installer Version」をクリックしてダウンロード

ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックするとインストールが始まる。最初にインストールする言語を選択する画面が表示されるので、「Japanese」を選んでおこう。あとはメッセージに従って操作して、System Explorerをインストールすれば、メニュー表示が日本語になる。

●「System Explorer」でシステムを管理する
System Explorerを起動すると、システムの情報がツリー形式で表示される(画面2)。「タスク」はWindowsのタスクマネージャの「アプリケーション」と同様に、現在起動しているアプリケーションを一覧表示できる。下部のボタンで終了や切り替えを行えるのも同じだ。
画面2 画面の左側のツリー表示から項目を選択すると、内容が右側に表示される

「プロセス」や「パフォーマンス」もWindowsのタスクマネージャと同様の機能だ。ただし、「パフォーマンス」では、表示される折れ線グラフにマウスポインタを合わせることで、何のファイルが負荷の元になっているかが表示されるようになっている(画面3)。これなら、たとえばワープロや表計算、グラフィックソフトなど複数のアプリを起動して作業していて動作が重くなったとき、どのアプリが影響を及ぼしているかがはっきり分かる。もしそれがメインで使用していないものであったら、終了することで負荷が減り快適に操作できるようになるというわけだ。
画面3 パフォーマンスでは、負荷の元となっているファイルもわかる

この他にも、Windowsのタスクマネージャでは表示できないさまざまな情報をSystem Explorerでは表示することができる。そして一覧を右クリックすることで、停止や無効化、削除、レジストリキーの表示や、詳細情報の表示、ファイルの保存されているディレクトリを開く、ファイルに関する情報をGoogleなどで検索、ウイルスチェックなどといった操作を行えるようになっている(画面4)。
画面4 一覧表示でファイルを選択し、右クリックすることでさまざまなコマンドを実行できる

●スナップショットでファイルやレジストリの状態を比較する
System Explorerの特長として挙げられる機能にスナップショットがある。これは、パソコンの中のファイルやレジストリの状態を保存しておける機能だ。保存したスナップショットは、比較することができる(画面5)。たとえばパソコンの調子が最近なんだかおかしいなというような時に、以前の状態と比較して、怪しい点を確認できるというわけだ。
画面5 保存したスナップショットは比較して違いを表示できる

●タスクマネージャの代わりに起動するよう設定する
System Explorerはタスクトレイに常駐するようになっているが、設定を変更したい場合は、メニューから「Options」を選択しよう。自動的に起動させたくない場合は、「自動的にログイン後に起動」のチェックを外せばいい。また、「タスク マネージャの置換」を選択すれば、タスクトレイでの右クリック、[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーなどでタスクマネージャの代わりにSystem Explorerを起動するように設定することも可能だ。

このように、System Explorerなら、タスク、プロセスの管理はもちろん、IEのアドオンやドライバーなどの管理、そして通常「プログラムの追加と削除」で行っているアプリケーションの削除まで、実にさまざまな操作をこの1つのソフトで実現できる。パソコンが不調になった場合に、原因を探り解決するためにいろんなアプリを起動する必要がない。Windowsのタスクマネージャでは力不足だと感じている人、システムに関連した作業は統合しておきたい人はぜひ試してもらいたい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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