「MIHARAYASUHIRO」のショーをフォトレポート/東京コレクション・ウィーク
その秋冬物新作を集めたステージ(25日開催)から「MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)」をフォトレポート。
レディースファッションのステージで選ばれたテーマは「ODYSSEY(オデッセイ)」。都会にいる自分から自然へ向かう、一人の女性のODYSSEY(長い冒険の旅)を表現したコレクションを完成させた。
それぞれのアイテムには、随所に“旅”が隠されており、ツイードのマウンテンパーカーにはサーモフィックス(保温性に優れたアウトドア向け素材)を使用。一見ライダースに見えるジャケットには、コットンガルゼの素材を採用した。
シューズにも“旅”を織り交ぜた。都会を闊歩する女性のニーハイブーツにはアウトドア防寒用のナイロン素材を使い、ミリタリーブーツもサイハイブーツへと形状を変化。また、ムーンブーツも可愛いブーツへと様変わりさせていた。
アクセサリーは、HUSAM EL ODEH×MIHARAYASUHIROのジュエリーライン。ハーネス(狩猟用のベルト)にTASAKIのパールを使用した。
メンズファッションのステージでは、1950年代の表現の象徴「ビート・ジェネレーション」にインスパイアされ、規定の概念に捕らわれることなく、全てのアイテムを「唯一」の存在とするべく、一つずつに手間を惜しまなかったという。
一見デニムに見える素材は、実はウールを採用。ミリタリーA2をベースに作られているブルゾンでは、メルトンをベースにレーザーをはめ込んでいる。ざっくり網のニットレザーでも、細かく裂いたホースレザーをニット糸と共に編み込み、コートとブルゾンに仕上げた。
際立って見えたのは、ジャガード織のシリーズ。フォトプリントのように目に映るが、織の段階でフォトプリントに見える織り方になっている。今回は、新しい技術を取り入れた衣装をステージに揃えた。
■関連リンク
・SOSU(MIHARAYASUHIRO) - 公式サイト
・東京発 日本ファッション・ウィーク - 公式サイト