禁断のオーバークロックも簡単に実現!ビッグバンパソコン【Win7パソコン頂上への挑戦】


パソコンの技術は日進月歩。1年前のパソコンが、今年になれば陳腐化することも少なくない。

最新の技術を搭載したパソコンを使い続けるたければ、毎年買い換えないといけないのか?

否! パソコンの買い替えのような不経済なことをしなくても、最新の高性能なパソコンを使い続けることはできる。

VSPECのようにパソコン専門店のショップブランドパソコンであれば、最新のパーツにサクッと入れ替えるだけで、最新の高性能パソコンに生まれ変わらせることができるからだ。

最新のパーツ代は必要だが、ケースや電源、ドライブなど、多くのパーツは今までの利用しているものが使えるので、最小の金額で高性能なパソコンに変身できる。

パソコンを買い替えるのに比べたら、最新のパーツを入れ替えるグレードアップは天と地ほどの価格差で高性能化することができる。そのなかでも、CPUのオーバークロックはパソコンの高速化の醍醐味でもあると、VSPECスタッフのタナカ氏は語る。

これまでドライブやグラフィックス(ビデオ)カードによる高性能化を紹介してきたが、今回は、CPUのオーバークロックを紹介しよう。

最高峰のATX P55メインボードとの声も高いMSIの最新マザーボード「Big Bang-Fuzion(ビッグバン・フュージョン)」によるオーバークロックと最新グラフィックス(ビデオ)カードによるパワーアップだ。

■ボタン一発で誰でもオーバークロックができる?
「Big Bang-Fuzion」の大きな魅力は、ボタン一発でオーバークロックができる「OC Genie(オーシージニー)」機能を搭載している点だ。

従来のオーバークロック(OC)は、BIOSの設定での調整が必要なことから、「パワーユーザー」と呼ばれるごく一部の限られた知識や経験を重ねたユーザーしか成功できない禁断の裏技であった。

オーバークロックが禁断の技と言われるには、メーカーが安全に利用できる設定以上の速度を引き出すため、CPUの寿命を縮めたり、パソコンの動作を不安定にしたり、最悪CPUを破損するケースも発生するからだ。

メーカー保証外であるオーバークロックは、今でも禁断の裏技であることに違いないが、「OC Genie」を使えば微妙な設定や調整を、「OC Genie」が自動で瞬時に行ってくれのだ。
ユーザーは、マザーボード上にい用意された「OC Genie」ボタンを押して電源を入れるだけで、ワンランク上の高速な環境を手にできるのだ。

さらに、「OCダッシュボード」と呼ばれる外付けのコントロールパネルを使用すれば、3Dゲームのプレイ中でもオーバークロックの調整や各種モニタリングが簡単に行えるようになっている。
外付けのコントロールパネル「OCダッシュボード」

■「OC Genie」はなんで簡単にオーバークロックできるのか
画期的ともいえる「OC Genie」。簡単にオーバックロックできる理由をみてみみよう。

「OC Genie」を押して電源を入れると、「Big Bang-Fuzion」のOC Genie機能が有効になる。OC Genieチップは、マザーボードに搭載されているハードウェアデバイスを数秒で検出し、CPUベースクロック、メモリー速度、CPU電圧などの主要デバイスの設定を微調整して最適な構成とオーバークロック数値を自動的に見つけ出すのだ。

チップによって異なる最適なオーバークロック設定値をチップ性能をチェックして探し出してくれるので、今までのオーバークロックのように、何回も設定を試しながら調整する時間と手間が不要なだけでなく、 CPUの負荷も減らすので破損の危険度も下げることができる。これから誰もが数秒でオーバークロックを体験することができると、VSPECの技術スタッフであるイチロー氏は教えてくれた。

■異なるGPUのグラフィックカードが使える!  Lucid Hydraテクノロジー
「Big Bang-Fuzion」のもうひとつの特徴が、世界初の搭載というLucid Hydraテクノロジーだ。従来のマザーボードでは、マザーボードごとに使用できるGPUメーカーは決まっていた。つまり、ATI社製ののグラフィックスカードが挿せるマザーボードは、nVIDIAのグラフィックスカードは挿すことができなかったのだ。

ところが「Big Bang-Fuzion」は、nVIDIAのグラフィックスカードを2枚組み合わせた「N Mode」、ATIのカードを2枚組み合わせた「A MODE」、それぞれのカードを組み合わせた「X MODE」に対応するなど、異なるGPUのグラフィックカードも利用できる柔軟性の高いアップグレードが可能となっている。

ここで、「OC Genie」によるオーバークロックは、どれほどの効果があのだろう。

最新ハードウェアで武装した「ビッグバンパソコン」を作ってみて、ベンチマークを測ってみた。

●「ビッグバンパソコン」の環境
CPU:Core i7 processor 860 2.80GHz, 8MB 95W LGA1156
メモリー:DDR3-1333 1GB×2
グラフィックス:HD5850 1G DDR3 PCI-E HDMI / DVI-I / VGA
光学ドライブ:DVD-R/RW GH24NS50BL ブラックバルク
ハードディスク:SSD 60G SATA MLC 2.5
マザーボード:MSI Big Bang-Fuzion
電源:AQTIS 750W

CPU情報を表示「CPU-Z」
オーバークロック前

オーバークロック後

ベンチマークソフト「3DMark」
オーバークロック前

オーバークロック後

結果を見れば明らかだが、「OC Genie」によるオーバークロックの前後で、ベースクロックが上がっていることがわかる。見た目はわずかに思える数値の差が使い勝手やキビキビしたなパソコンの動作に大きく影響してくるのだ。

VSPEC のようなショップブランドパソコンであれば、搭載しているパーツを入れ替えることで、最新パソコンを購入するよりも安く、高性能なパソコンにパワーアップさせることができる。またMSI「Big Bang-Fuzion」のようなマザーボードに変更すれば、オーバークロックのような高速化や高性能ハードウェアを追加するなど、柔軟な高性能化を実現ることができるのだ。

オーバークロックに挑戦したい人や、興味ある人は、VSPECのようなパソコンショップのエキスパートに相談してみると良いだろう。

VSPEC MSI Big-Bang FUSION搭載 ゲーミングパソコン
VSPEC MSI Big-Bang FUSION搭載オリジナルBTOパソコン

■オリジナルパソコンの老舗「VSPEC
最強のカスタマイズとサポートを提供するパソコンショップ。今春より PC設置サービスを開始予定。近日中に、Windows 7環境でのXPモードを簡単に設定できる自社開発ソフトウェアを無償配布の予定。現在、ノートパソコン購入者を対象に、50人に1人が無料となるキャンペーンも展開中。

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