HDDを視覚化!無駄なスペースをなくすための便利ソフト【知っ得!虎の巻】


アプリをインストールしたり、ファイルを保存したりして、だんだんと容量が足りなくなってくるハードディスク。いざ整理しようと思っても、ハードディスクのどこをどのくらいのデータが使用しているのかがわからないと、なかなか難しい。たくさんファイルを削除しても、ファイルの容量が小さいとあまり変化がないからだ。こんなとき、ハードディスクの内容を目で見てわかるようにしてくれるソフトがあったら便利。それが、今回紹介する「WinDirStat」だ。

■知っ得 No.0132 ハードディスクの内容をグラフで表示してくれる「WinDirStat」
「WinDirStat」は、指定したドライブ、フォルダ内のファイルやフォルダが占める割合を、目で見てわかるように表してくれる。自分の使用しているハードディスクに、今どんな状態でデータが保存されているか、どのフォルダ、どんな種類のファイルが占有率が高いのかが一目でわかる。

●「WinDirStat」をインストールする
WinDirStatのサイト(http://windirstat.info/)にアクセスし、「Downloading and Installing WinDirStat」の、「WinDirStat 1.1.2 Setup (Ansi & Unicode)」をクリックすると(画面1)、SourceForgeのサイトが表示され、ダウンロードが開始される。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしてインストールしよう。
画面1 「WinDirStat 1.1.2 Setup (Ansi & Unicode)」をクリック

このままでは英語での表示となる。日本語にしたい場合は、X-WORKSに日本語化パッチが用意されているので(http://xworks.org/arc/windirstat111jr01.zip.html)、これをダウンロードして解凍し、WinDirStatをインストールしたフォルダに解凍したdllファイルをコピーする。デスクトップに作成されたWinDirStatのショートカットをクリックし、ドライブの選択画面が表示されたら、[Cancel]をクリックする。

[Options]−[Configure WinDirStat]を選択し、[Language]で[日本語]を選択しよう(画面2)。自動的にWinDirStatが再起動され、日本語で表示されるようになる。
画面2 [Language]で[日本語]を選択して[OK]をクリックする

●「WinDirStat」でハードディスク内を分析する
ドライブ選択画面では、分析したいドライブを指定する(画面3)。全てのローカルドライブを一度に分析することもできるし、個々のドライブ、フォルダだけを分析することも可能だ。[OK]をクリックすれば、分析が開始されるので、しばらく待とう。
画面3 ドライブ選択画面で、分析したいドライブ・フォルダを選択する

分析が終了すると、画面が3つのペインに分かれて表示される(画面4)。左上にはフォルダツリーが表示され、それぞれのフォルダがどのくらい占有しているかが、グラフと数値で表されている。右上のペインには、指定したドライブ・フォルダ内に保存されているファイルの種類が、拡張子別にランキング表示される。さらに下のペインでは、それらのファイルが、どのくらい容量を占有しているかを、視覚的に見ることができるようになっているというわけだ。
画面4 分析が終了し、ハードディスクの内容が表示された

●「WinDirStat」で不要なファイルやフォルダを削除する
WinDirStatでは、直接ファイルやフォルダを削除することもできる。左上のペインで、必要ないと判断したファイルやフォルダを右クリックし、[削除(ゴミ箱へ)]を選択すればいい(画面5)。[削除(直接削除)]を選択すれば、ゴミ箱に移動せず、完全に削除することもできる。もう開くことがない動画や、圧縮ファイルがディスクを占有しているのを見つけたら、削除してしまおう。
画面5 不要なファイルは、直接削除することもできる

WinDirStat上で削除するのは不安だという人は、[エクスプローラで開く]を選択すれば、指定したフォルダがエクスプローラで表示されるので、そこで実行してもいいだろう。

ハードディスク内がどのような状態になっているかを、実際に目で見ることができるWinDirStat。無駄なスペースを探し出し、ハードディスクの空き容量を増やすのに役立ててもらいたい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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