約10コマ/秒の高速連写!キヤノン、プロ向けデジタル一眼「EOS-1D Mark IV」発表
2009年は世界経済の停滞の長期化が懸念されるものの、デジタル一眼レフカメラ市場は、対前年比で約4%増の約970万台と、堅調な成長の継続が見込まれている。
キヤノンは2009年10月20日、報道やスポーツ写真に最適なプロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」を12月下旬に発売すると発表した。価格は、オープンプライス。
■最先端の技術を凝縮
「EOS-1D Mark IV」は、基本性能を大きく向上させながら、これまで寄せられたプロユーザーからの要望にきめ細かく対応することで、画質やAF性能における信頼性を大幅に高めたプロ用デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルだ。
正面から見た、キヤノン「EOS-1D Mark IV」 |
・低感度から高感度まで幅広いISO感度に対応
新たに開発した約1610万画素のCMOSセンサー(APS-Hサイズ)と、高性能映像エンジンDIGIC 4を2個装備したデュアル DIGIC 4により、常用設定できるISO感度※1を100〜12800まで拡大しており、全域でノイズの少ない美しい画質を実現した。感度拡張機能によりISO50〜102400まで設定することが可能だ。
※1 ISO感度は推奨露光指数
低感度側は明るい野外でのポートレート撮影や大型ストロボを使ったスタジオ撮影などに、高感度側は屋内スポーツやナイトゲーム、夜間の取材現場撮影などに威力を発揮する。
背面から見た、キヤノン「EOS-1D Mark IV」 |
・AF性能の大幅な進化
F2.8対応のクロス測距センサーを39点に配置した総測距点数45点の新開発AFセンサーを搭載することで、被写体の捕捉率とピント合わせの精度を大幅に向上させている。さらに、新アルゴリズム「AIサーボAF II」の採用により、AFの動体に対する安定性と応答性の両立を実現している。
キヤノン「EOS-1D Mark IV」のボディ |
主な特長
・約1610万画素CMOSセンサー[APS-H] + デュアルDIGIC4
・常用ISO感度100-12800 拡張102400まで
・高精度・新開発45点AFセンサー + AIサーボAF II
・最高約10コマ/秒の高速連写、約121枚の連続撮影※2 JPEG(ラージ)
・フルHD動画撮影機能「EOSムービー」、60pに対応したHD/SD動画撮影
・高精細・広視野角 3.0型クリアビュー液晶 II
・高信頼性マグネシウム合金製・防塵防滴構造ボディ
・オートライティングオプティマイザ、周辺光量補正など、カメラ内画像補正機能の向上
・様々な撮影条件に対応できるカスタムファンクション機能
・小型軽量・新無線LANアクセサリーに対応
・視野率約100%、高倍率・広視野ファインダー
・進化したダスト対策システム[EOS Integrated Cleaning System]
・操作ボタン形状改善による操作性の向上
・シャッター耐久約30万回
・ISOオート機能搭載
※2 キヤノン試験基準16GB UDMA MODE6対応CFカード使用時
主な仕様
型式:デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ
カメラ部有効画素:約1610万画素
アスペクト比:3:2
ダスト除去機能:自動、手動、ダストデリートデータ付加
記録媒体:CFカード(タイプI、II準拠、UDMA対応)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード
※ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2 II B、WFT-E2(ファームウェア Ver.2.0.0以上)装着時、USB外部メディアに記録可能
撮像画面サイズ:27.9×18.6mm
使用レンズ:キヤノンEFレンズ群(EF-Sレンズを除く)
(有効撮影画角は、レンズ表記焦点距離の1.3倍に相当)
レンズマウント:キヤノンEF マウント
大きさ:156(幅)×156.6(高さ)×79.9(奥行)mm
質量:約1180g(本体のみ)
■「EOS-1D Mark IV」製品情報
■キヤノン
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