HT-03Aの上位機種が日本上陸?「HTC Hero SIMフリータイプ」【カリスマ店長の一押し】


モバイルプラザの古川店長

Android搭載の携帯電話といえば、日本国内ではドコモの「HT-03A」以外にまだないのが現状だ。Android向けのアプリケーションを作りたい人の中には、「HT-03A」を購入した人も多いのではないだろうか。

ところが、海外に目を向けてみると、「HT-03A(HTC Magic/ G2)」の上位機種にあたる「HTC Hero」が既に発売されている。Android搭載の携帯電話が欲しい人の中には、「HTC Hero」のほうが欲しい人も多いのではないだろうか。

早速、モバイルプラザの古川店長に「HTC Hero」についてうかがってみると、同店でも「HTC Hero SIMフリータイプ」の発売を開始したことを明かしてくれた。そこで今回は、「HTC Hero SIMフリータイプ」を紹介してもらおう。

■キャリアを選ばず!SIMロックフリー

SIMフリータイプとは、いったいどういう携帯電話のことだろうか。

日本では、携帯電話はキャリアが携帯電話機のメーカーから端末を買い取って販売しているので、ほかのキャリアのSIMカードを挿しても動かない。これをSIMロックされた端末という。

勘が良い人であれば、ピン!と来たと思うが、SIMロックフリーの端末はどこのSIMを入れても動作する端末なのだ。

つまり、モバイルプラザで販売されている「HTC Hero SIMフリータイプ」は、ドコモやソフトバンクのSIMを入れることによって、通話や通信に対応することができるわけだ。すごく便利なのだが、日本のキャリアはSIMロックフリーには対応していないので、キャリア毎の定額通信サービスなどは適用外となってしまうのが、残念なところだ。

■どこがスゴイの?

ところで、「HTC Hero SIMフリータイプ」は、「HT-03A」と比べてどこがスゴイのか。

性能的な面での大きな違いは、次の3点だ。

・Adobe Flashへの対応

・FootPrintソフトの搭載※

・5メガピクセルのデジカメ、7面使えるデスクトップ(ドコモHT-03Aは3面)

※写真を撮るだけでその場所をGoogleMapに張り付けて住所や緯度経度も自動表示される

「HTC Hero SIMフリータイプ」

■古川店長の一押しポイント

海外で既に登場した「HTC Hero SIMフリータイプ」は、日本語を正しく表示できるか否かは、誰しも気になるところだろう。

モバイルプラザの古川店長

「GmailやWebサイトは標準で日本語表示に対応できるので、それだけでも結構使えます。また日本語入力もいくつかフリーウエアがありますので、追加インストールすれば使えるようになります。

またCPUはHT-03Aと同じですが、実際に操作してみるとHeroの方がかなり早く感じます。」と、日本語への対応状況と実際の使用感を教えてくれた。

主な仕様

CPU:Qualcomm MSM7200A, 528MHz

OS:System Android

メモリ:512MB(ROM)/288MB(RAM)

画面:3.2型タッチ式TFT液晶パネル-(320×480ピクセル)

通信機能:HSPA/WCDMA

サイズ(奥行き×幅×高さ):112×56.2×14.35mm

重さ:135g grams ( 4.76 ounces) with battery

モバイルプラザ価格:\73,290.-

HTC Hero White SIMフリー

モバイルプラザ

PalmなどPDAなどモバイル専門店「イケショップ」の店長を務めた古川敏郎店長が独立して開店する。

モバイルプラザの店長日記

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