ROBO-ONEを目指せ!入門向き二足歩行ロボット「Robovie-nano」【ロボマニア】


「ROBO-ONE」は、「ロボットの楽しさ」をより多くの人に広めることを目的として開催される二足歩行ロボットの競技大会だ。二足歩行ロボットが好きな人のなかには、一度は参加したいと思っている人もいるだろう。

「ROBO-ONE」は大学や企業のロボットの研究者が多く参加していたが、最近では二足歩行ロボット技術の進歩により一般のサラリーマンや学生でも手軽に参加できる競技となっている。とはいえ「ROBO-ONE」への参加に二足歩行ロボットに対する知識が必要なことに変わりはない。

そこで今回は、秋葉原のロボット専門店「テクノロジア」の荒井店長に将来の「ROBO-ONE」参戦を見据えた入門者向きの二足歩行ロボットを紹介してもらうことにした。


■入門向きコンパクト二足歩行ロボットキット登場!- 荒井店長
早速、テクノロジアの荒井店長に入門者向けの二足歩行ロボットとお勧めのポイントを教えてもらおう。
入門向き二足歩行ロボット「Robovie-nano」を手に持つ、テクノロジアの荒井店長

「ヴイストンから従来のRobovieシリーズよりも更にコンパクトサイズで価格も入門用としてお手頃なnano(iPodじゃないですよ…Robovie-nano)が発売になった。頭脳のマイコンボードは、従来のままなので高性能かつサウンド出力機能は受け継いでいるのである。

小型サーボモータを採用し、脚の膝(ひざ)部分をリンク機構で構成する事でサーボモータの数量を減らすことで、小型で安価なキットを実現したのである。

脚の付け根部分の回転軸を追加する「YAW 軸セット」「外装セット」も同時発売されている。

※添付ファイルの、左側がオレンジ色にした外装を付けているのと、将来発売予定の無線ビデオカメラを頭部に搭載しています。右側は未塗装の外装にYAW軸セットを取り付けたものです。

無線コントローラーはオプションですが、ちょっとお得なセットやジャイロセンサーまでセットになった贅沢なスペシャルセットも一応用意されている。

今回のロボは、小型機という事もあり一般の競技大会に出場するにはパワーが足りないし、スピードという点ではちょっとキツイ。あくまでも入門用で楽しんで更にステップアップする為と割り切ったマシンである。

自分はやっぱり、将来的にROBO-ONE等の競技大会とか出場してみたいという野望があるなら、従来から発売されているRobovie-Xシリーズがお勧めなので目的に合わせてチョイスしよう。」

■開発陣のノウハウが結集された「Robovie-nano」
Robovie-nanoは、これまでのRobovieシリーズから大幅に小型化、よりリーズナブルなエントリーモデルとして登場した二足歩行ロボットキット。全高230mm、重量575gと、Robovieシリーズ最小のボディーに、数多くの二足歩行ロボットキットを世に出したVstone開発陣のノウハウが結集されている。
入門向き二足歩行ロボット「Robovie-nano」

二足歩行ロボット制御ボードの定番ともいえる「VS-RC003HV」を搭載し、15軸と豊富な軸数で俊敏に動き回ることができる。脚部には、安定した歩行動作を実現させるために平行リンク機構を採用した。

また、Robovie-nanoは、シンプルな設計を追求した結果、RobovieMaker2を搭載し、拡張性に優れたRobovieシリーズの特長はそのままにリーズナブルな価格も実現している。

オプション扱いだが、Robovie-nanoオリジナル外装パーツを用意。デスクトップを飾るスタイリッシュなロボビーに変身させることができるぞ。


主な仕様
外形:230(H)×121(w)×72(D)mm
重量:約575g(バッテリ搭載時)
自由度:合計15自由度(頭1、腕6、脚8)
サーボモータ VS-S020×15
CPU:VS-RC003HV
モーションエディタ:RobovieMaker2
電源:単4ニッケル水素バッテリ 4本(別売)
対応OS:Windows2000/XP/Vista(日本語版)
インタフェース:USB
その他:音声出力用スピーカを標準搭載
商品構成:フレーム部品、サーボモータDS-929MG×15、CPUボードVS-RC003HV、USBケーブル、CD-ROM(取扱説明書、RobovieMaker2)、その他ネジ類


テクノロジア価格 \49,350.-
Robovie-nano(ロボビー ナノ)

テクノロジア
ツクモロボット王国の店長を務めた荒井貞博店長が独立して開店する。

テクノロジアの店長ブログ

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