ビジネスマン必見!PDFファイルを無料で簡単作成【知っ得!虎の巻】


ビジネスマンなら一度はPDFファイルを受け取ったことがあるはずだ。PDFファイルは、使用しているOSや持っているアプリケーションなどといったそれぞれの環境にとらわれず、誰もが同じ状態で見ることができる便利なファイル形式だ。実際に印刷したのと同じレイアウトとなるので、完成状態をそのまま相手側に見せることができる。
このPDFファイル、見るために必要なAdobe Readerは無料なのでインストールしている人がほとんどだろう。しかし、作成に必要なAcrobatなどのソフトは有料だから、作ったことはないという人も多いのでは?
そんな人は、無料のPDF作成ソフトを利用してみてはいかがだろうか? 使い方も簡単だ。


■知っ得 No.0099 「PrimoPDF Ver.4.1 日本語版」でPDFを作成する
今回紹介する「PrimoPDF」は、WordやExcel、PowerPointといったアプリケーションやWebページなど、印刷可能なファイルを簡単な操作でPDFファイルに変換することができる。作成するPDFの品質も、画面で表示する、印刷するといったように、用途別に選べるので便利だ。

●「PrimoPDF」をインストールする
「PrimoPDF」のサイト(http://www.xlsoft.com/jp/products/primopdf/index.html)にアクセスし、[ダウンロードはこちら]をクリックする。ダウンロードページが表示されるので、[ダウンロード]をクリックすると(画面1)、ダウンロードが開始される。
ダウンロードした「FreewarePrimoSetup.ja.exe」をダブルクリックすると、「PrimoPDF」がインストールされる。
画面1 [ダウンロード]をクリックする

●「PrimoPDF」でPDFファイルを作成する
「PrimoPDF」はあらかじめ起動する必要はない。PDFファイルを作成するには、各ソフトの[印刷]ダイアログボックスで、プリンタの一覧から「PrimoPDF」を選択するだけと簡単だ。
では、実際に「PrimoPDF」を使ってPDFファイルを作成してみよう。

まず、PDFファイルにしたいファイルやWebページを表示し、[印刷]のコマンドを実行する。ここではInternetExplorerで[ファイル]−[印刷]を実行してみた(画面2)。
[印刷]ダイアログボックスが表示されたら、[プリンタの選択]で一覧から「PrimoPDF」を選択し、[印刷]ボタンをクリックする(画面3)。
画面2 [ファイル]−[印刷]を実行画面3 プリンタから「PrimoPDF」を選ぶ

すると「PrimoPDF」の画面が表示されるので、[ファイルの保存先]の右側のボタンをクリックし、[名前を付けて保存]ダイアログボックスで、保存先とファイル名を指定しよう。「PrimoPDF」の画面に戻ったら、[PDFの作成]ボタンをクリックする(画面4)。これでPDFファイルが作成され、Acrobat Readerに読み込まれて表示される(画面5)。
画面4 [PDFの作成]ボタンをクリックする画面5 作成されたPDFが表示される

●PDFの品質を設定する
「PrimoPDF」では、出力するPDFの品質を5つのオプションから選択することができる。品質を高くすればもちろんファイルサイズは大きくなってしまうので、用途に合わせて適切なものを選ぼう。
たとえば画面に表示するだけなら[スクリーン]でかまわない。解像度を72dpiに下げるため、ファイルサイズは小さくなる。ただし、印刷した場合にはちょっと粗さが目立つかもしれない。印刷することを目的とするのなら、[印刷]を選ぶといい(画面6)。通常のプリンタを使った印刷に適した状態で保存される。
このほか、e-Bookに適した[e-Book]、業務用プリンタできれいに印刷するための[プリプレス]といったオプションが用意されている。また、[カスタム]では、PDFの出力オプションを自由に設定できるようになっている。
画面6 作成するPDFの品質を選択する

「PrimoPDF」には、文書のプロパティにタイトルや作成者、サブタイトル、キーワードといった情報を追加する機能も用意されている。PDFファイルにパスワードを設定したり、印刷できないようにするといったセキュリティ設定も可能なので、必要に応じて設定するといいだろう。

■こちらもオススメ!PC 最新ニュース
仮想画面で仕事を効率化!デスクトップを4倍にする術
マウス操作で簡単!無料の辞書で調べる
ネットブック&ノートPCのバッテリ長持ち術 5選
ネットブックに役立つネットサービス 4連発
【知っ得!虎の巻】バックナンバー一覧

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2009 livedoor. All rights reserved.

共有する

関連記事

【ケータイラボ】ゲーム機を彷彿させるタッチパネル付2画面ケータイ「D800iDS」

「D800iDS」は、タッチパネル付2画面ケータイ。形状は折り畳みタイプのケータイで、開いた状態で上下に液晶画面を搭載し、下部の画面がタッチパネルとなっている。ライフスタイルに合わせて、タッチパネルのデザインや操作方法を選択す…

【ケータイラボ】進化したAQUOSケータイ「912SH」!″2画面同時表示″で新登場

SoftBankの夏モデルがいよいよ発売になった。第一弾がシャープのAQUOSケータイ「912SH」である。3インチの液晶画面に800×480ドットの高解像度。使いやすさはそのままで、さらに使いやすく進化させての登場である。■まずは本体のスペッ…

【気になるトレンド用語】急性Wii炎の次は? 現代人を襲う″現代奇病ファイル″

現代人を襲う奇妙な病気は、日に日に増えるばかりだ。インターネット症候群、サザエさん症候群のほか、マウスのクリックの繰り返しで指を痛める「パソコン指けんしょう炎」など、一昔前なら考えられなかった病気が次から次にニョキニョ…

【ケータイラボ】新スタイル!全画面フルスライド FULLFACE「913SH」は使いやすい?

■新しいデザインFULLFACE「913SH」クローズドポジションにするとボタンがすべて隠れてしまうデザインで、全画面スタイル&フルスライドを実現した端末がSoftBankから発売された。それが「913SH」である。FULLFACEと名付けられている。ま…

【知っ得!虎の巻】あれれっ、印刷したら画面が切れちゃって…

日頃、Webページの閲覧でお世話になっている定番のブラウザといえば、Internet Explorer(以下、IE)。Windowsに標準装備のブラウザということもあり、利用者は非常に多いはず。さて、このIE。Webページを印刷する時、表示しているペー…