夏の映画からゲーム、アキバ系などのサブカル情報が満載! カオス通信 上半期の総まとめ【′08 夏特集】


今や表のカルチャー以上に注目されているのがサブカルチャーだ。ヲタク文化ともいわれているが、世界では日本の魅力的なカルチャーとして人気を博し、国内では大きな経済効果を生み出す市場となっている。

「カオス通信 」は、アキバの不思議な飲み物からこの夏に公開された最新映画まで、サブカル好きにはたまらない情報を面白まじめに紹介。2008年にサブカルチャーのトレンドはどこに? 今年の話題を一気にチェックしてみよう。新しい発見が見つかりかもしれないぞ。

ポニョ vs 鬼太郎 vs ギララ 夏の映画ガチンコレビュー
夏は映画の季節! ということで『崖の上のポニョ』『ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌』『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』を観てきました。今回のラインナップは、3本とも鑑賞前の予想を裏切る内容だったので面食らいましたが、それも映画の醍醐味でありましょう。特に『崖の上のポニョ』は、近年の宮崎アニメに完全に失望していた自分にとっては、あまりに予想外の内容だったのでリアルに驚いてしまいました。各作品のレビューをネタバレなしで以下に書いてみますので、参考にしていただければ幸いです。


脳が驚く大胆味覚! 真夏のアキバドリンク体験
暑い暑い暑い暑い暑い。暑くてたまりません。インドアなライフスタイルを過ごしがちな自分にとっては、一年中で最も厳しい季節がやってきてしまいました。そんな夏を乗り切るには、やはり冷たいドリンクが欠かせません。そういえば秋葉原で売っているソフトドリンクの中には色々とユニークなものがありますので、この機会にまとめて飲んでみることにしました。どう考えても不味そうなドリンクもありますが、ここはひとつ身体を張ってみようと思います。夏休みの秋葉原土産の参考にでもなれば幸いです。


話題のスクエニ ACカードゲーム「LoV」の実力
スクウェア・エニックスの業務用カードゲーム初参入作品『ロード オブ ヴァーミリオン』(以下「LoV」)が現在絶賛稼働中です。ゲームはゲームセンターでやる派の私もロケテ時から本作品には注目してましたが、最近まで人待ちが凄かったので様子見しておりました。本稼働開始から1か月が経ち、LoVが稼働する施設も増えてきたおかげで人待ち時間も改善され、私もようやくプレイしてみた次第であります。


角川が挑む公認「MAD動画」の世界
YouTubeやニコニコ動画といった動画配信サービスの普及により著作権のあり方について考える機会が非常に多くなってきています。権利者側は以前なら「ネットでタダで見られるからCDもDVDも売れない」と語ることがお約束みたいになっていましたが、最近はその流れも少し変わりつつあるようです。


ゲームに燃える女の子に萌える漫画
最近、女性ゲーマーが増えているという話を聞きます。女性ゲーマーはイケメンが出てくる歴史アクションとか、乙女ゲー(※1)をプレイしているというイメージがありますが、実際は格闘ゲームや音ゲーといったジャンルにも存在しています。現実にそういう女性がいるのですから現実を先取りする漫画の世界にもゲームに夢中な女性が当然いるわけです。今回は、そんなゲームに燃える女の子が活躍する漫画にスポットを当ててみます。


アニメを変える!実在の人物が活躍するアニメ
映画『スピード・レーサー』が公開間近です。ハリウッドでは、このような日本のアニメが元ネタの映画が続々と製作されていますが、それらは全てアニメを実写化するという形になっています。思えば日本のアニメには、この逆とも呼べるパターンが存在します。それは現実の出来事や人物がアニメ化されるという作品です。アニメは娯楽作品なので、面白ければフィクションで完結しても問題ないのですが、現実とのリンクが作品に深みを与える場合もあるわけです。今回はそのあたりを書いてみます。


ワーキングプアは本当に『蟹工船』を読んでいるか?
最近、小林多喜二の小説『蟹工船』が売れているというニュースを目にします。私は、そのブームとやらが全く実感できなかったのですが、漫画版も出ているということなので試しに読んでみました(ちなみに『蟹工船』を読むのは今回が初めて)。結論から書きますが、私にはそれほど面白いとは感じられませんでした(※一部漫画を除く)。確かに現代社会に通じる部分もありますが、この作品の舞台は"蟹工船"という特殊な密室です。その中で起こった出来事を、そのまま社会一般に置き換えるのは、ちょっと無理があるように思えました。


ブログ炎上の火種となった「コードギアス祭」をプレイバック
現在放映中のテレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』は、アニメファンの間では好評なのですが、視聴率的には苦戦を強いられています(日曜の17時というリアルタイムでは見づらい時間帯の影響もある模様)。この状況に制作サイドも危機感を持ったのか、突如芸能人出演の特番を放送するという手を打ってきました。この特番「アキバで対決!コードギアス祭」は、番組内容もさることながら、芸人のよゐこ有野が語ったコメントがファンの怒りを買いブログが炎上したことでも話題となったので、ご存じの方も多いでしょう。


「ゲストキャラ列伝」強烈な印象で太く短く生きるキャラたち
先日中野ブロードウェイを散策中に、ルパン三世(テレビ版第2期)のゲストキャラ「小山田真希」のフィギュアと突然目が合ってしまいました。このキャラは最終回のみに登場するレアキャラだったのですが、いつの間にかフィギュアになるほど知られる存在になっていたようです。このように登場回数が少なくても、人々の記憶に刻まれることとなったキャラというのはほかにもありそうですので、今回はそのあたりを調査してみようと思います。


「テレビがつまらなくなった」は本当か?
最近のテレビはつまらないという話をよく聞きます。確かにどのチャンネルを見ても、似たようなクイズ番組やグルメ特集ばかり。ドラマもBGMで強引に盛り上げようとする学芸会的な内容のものが多いように思えます。ニュースも報道規制なのか自主規制なのかはわかりませんが、日本国民が本当に知りたいネタ(情報)は黙殺されているという体たらく。これでテレビに興味を持てという方が無理でしょう。


違和感だらけのアニメDVD宣伝コピー
アニメ関連の情報は、仕事がらみで届くメルマガを見たり、アキバ系ニュースサイトをチェックしたり、秋葉原を巡回したり、業界関係者に話を聞くなどしてチェックしているわけですが、以前からどうにも気になって仕方がないことがあります。それはアニメDVDの宣伝コピーに「またまたご冗談を」と言わざるを得ないフレーズが度々見られる点です。今回はこのことについて一度ツッコミを入れておこうと思います。



"ガイジン"のオタク冒険旅行ツアーの真実
国際観光振興機構(JNTO)の調査によると、日本に訪れる外国人旅行客は年々増加傾向にあるようです。データによれば、2007年の外国人旅行客数は834万人。1997年は421万人だったので、ここ10年でほぼ2倍になっていることがわかります。先日、そんな外国人旅行客向けのツアーに密着したテレビ番組が放送されていました。中でも特に目を引いたのが、日本の漫画・アニメ文化に触れるツアーの部分。今回はそのあたりを中心にご紹介してみたいと思います。


アニメにおける棒読み声優誕生のカラクリ
今期放映のテレビアニメも初回から数話が経過し、各作品の評価も徐々に固まりつつあります。今期の評価の中でよく聞かれるのが、「声優が棒(読み)な作品が多い」という意見です。私も正直ミスキャストな作品はあると感じていますが言われるほど悪くなく、むしろ好みというケースもあったりします。キャスティングをどう感じるかは個人の好みもありますので、最終的には自分の中で結論を出せばいいのではないかと。ただ、中には明らかに「これはちょっと……」と言わざるを得ないケースがあるのもまた事実です。


Perfumeの海外進出を予感させる『GAME』の完成度
現在、最も勢いのあるアイドル“Perfume”の新作アルバム『GAME』が売れているようです。前作のベストアルバムをヘビーローテーションで聞いていた私も、発売当日に某大型CDショップで購入ミッションを完遂。先にリリースされていた複数のシングルを含む内容ということもあり、私はオマケの曲が入ったファンサービス的なアルバムなのかなと、勝手な想像をしていました。

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