【知っ得!虎の巻】ファイルを素早く検索するテクニック
とくに最近では、500GBや1TBといった大容量ハードディスクを一般のユーザーでも導入していることもあり、検索対象の範囲が膨大になり、時間がかかってしまうことがある。
このようなときには、ローカルのファイルにインデックスを作成する「インデックスサービス」の機能を利用すると、目的のファイルを素早く見つけ出せる。
■知っ得 No.0053 Windows XPの検索を高速化するには
通常の検索では、その都度ハードディスク全体を読みに行くので、大容量のハードディスクに多くのファイルを保存していると、検索に時間がかかってしまう。
インデックスサービスを有効にすると、どのファイルがどこにあるという情報の索引のようなものが作成される。次回に検索機能を利用したときには、インデックスからファイル情報を検索するので、直接ハードディスク全体から検索する場合とは比較にならないほど短い時間で目的のファイルを検索できる。
●インデックスサービスを有効にする
[スタート]メニューから、[検索]を選択する(画面1)。左の[検索コンパニオン]から[設定を変更する]をクリックする(画面2)。
画面1[検索]を選択 | 画面2[設定を変更する]をクリック |
[インデックスサービスを使う(ローカル検索を早くする)]をクリックする(画面3)。[インデックスサービスを有効にしますか]の項目で[はい]を選択し、[OK]をクリックする(画面4)。
画面3[インデックスサービスを使う(ローカル検索を早くする)]をクリック | 画面4[インデックスサービスを有効にしますか]の項目で[はい]を選択 |
設定後、パソコンを操作していないときにインデックスの作成が行われる。参考までに、60GBのハードディスクを搭載したノートパソコンで通常の検索とインデックスサービスを有効にした後の検索を比較してみた。
あるキーワードの名前を含むファイルの検索を実行した結果、通常の検索では検索終了までの時間が3分40秒、インデックスサービスを有効にしている状態では、56秒だった。
実際にかかる時間は、パソコンの性能やハードディスクの性能にも左右されるが、インデックスサービスを有効にしているときの検索速度は明らかに早い。効果は歴然だ。
「インデックスサービス」を有効にすると、パソコンを使っていないときも、インデックスを作るためにハードディスクが忙しく動いていたり、インデックスを作成しているときに別の操作を開始しようとしたときに、インデックスサービスが停止するのに少々もたついたりという欠点もあるが、検索をよく使う場合は有効にしておくメリットが十分にある。
そのほか、[設定を変更する]をクリックして表示される[検索コンパニオンをどのように使いますか?]の設定で、[アニメーションキャラクタを表示しない]や[バルーンヒントを表示しない]にしておくと、検索の操作が素早くできるようになる。検索時間を少しでも短くしたい人は、これらを設定しておくとよいだろう。
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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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