【知っ得!虎の巻】Office 2007で作成したファイルが開けない


Windowsユーザーの中には、文書の作成にWord、表の作成にExcel、プレゼン資料の作成にPowerPointといった具合に、マイクロソフトのOffice製品を利用している人が多いのではないだろうか。そんなOffice製品を使って自宅で作成したファイルが、会社のパソコンで開かない、もしくは友達が作成したファイルが自分のパソコンで開けない! なんて経験はないだろうか。

最新の2007 Office system(以下、Office 2007)では、新たに追加された機能があるために標準のファイル形式が変更され、旧バージョンのOffice製品でOffice 2007で作成したファイルを開けない場合があるのだ。

とはいえ、心配はいらない。最新のOffice製品を購入しなくても、マイクロソフトのサイトから「Microsoft Office 互換機能パック」を入手すれば、このようなトラブルを簡単に解決できるのだ。


■知っ得 No.0040 Office 2007のファイルを旧バージョンで開こう
Microsoft Office 互換機能パックをインストールすると、最新のOffice 2007で作成したファイルを旧バージョンで開くことができる。同パックは、マイクロソフトのダウンロードセンターにある「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」のページからダウンロードすることができる。

Excel 2007で作成したファイルを以前のバージョンのExcelで開こうとした場合、下記ののいずれかのメッセージが表示される(画面1、2)。
画面1 Excelのメッセージ1画面2 Excelのメッセージ2
画面1 Excelのメッセージ1画面2 Excelのメッセージ2

マイクロソフトのダウンロードセンターにある「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」のページから互換性パックをダウンロードする(画面3)。ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックする(画面4)。
画面3 互換性パックをダウンロード画面4 実行ファイルをダブルクリック
画面3 互換性パックをダウンロード画面4 実行ファイルをダブルクリック

[マイクロソフトソフトウェアライセンス条項に同意するにはここをクリックしてください]のチェックボックスをオンにし、[次へ]をクリックする(画面5)。インストールが開始される(画面6)。
画面5 チェックボックスをオンにし、[次へ]をクリック画面6 インストールが開始される
画面5 チェックボックスをオンにし、[次へ]をクリック画面6 インストールが開始される

「インストールが完了しました。」のメッセージが表示されたら[OK]をクリックする(画面7)。Excel 2007で作成したファイルを開く事ができるようになる(画面8)。
画面7[OK]をクリック画面8 Excel 2007のファイルが開ける
画面7[OK]をクリック画面8 Excel 2007のファイルが開ける


●Office 2007で旧Officeに対応させる
Office 2007で作ったファイルを他の人に渡す場合には、保存形式を以前のOfficeバージョンの形式で保存することで、トラブルのないスムーズなファイルの受け渡しができる。

具体的には、保存時に受け渡し相手のOfficeに応じて[○○○97−2003○○○○]の保存形式を選択することで、以前のファイル形式で保存できる。

Excel 2007の画面。[Office]ボタンをクリックして[名前を付けて保存]の右にある[>]をクリックし、[Excel 97−2003ブック]を選択する(画面9)。ファイル名を入力し、[保存]をクリックすることで、以前のOfficeバージョンのファイル形式で保存できる(画面10)。
画面9[>]をクリックし、[Excel 97−2003ブック]を選択画面10 以前のOfficeバージョンのファイル形式で保存できる
画面9[>]をクリックし、[Excel 97−2003ブック]を選択画面10 以前のOfficeバージョンのファイル形式で保存できる

Office 2007の独自機能を利用した部分は、同じようには表示されないことがある。この場合には、Office 2007で以前のOfficeのファイル形式保存する際に、近い形で表示されるようにコンバートしてみよう。

ただし、以前のOffice形式でファイルを保存すると、Office 2007で表示させた場合と見ためが若干変わることがある。受け渡しが予想されるファイルは、なるべく以前のバージョンにある機能を使って作成したい。


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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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