【知っ得!虎の巻】Outlook Expressを消してセキュリティを強化しよう
企業では、セキュリティ性を重視する立場から社内のパソコンでOutlook Expressの使用を禁止している会社もあり、中にはOutlook Expressを使用していなくても、万が一に備えて、パソコンの中からOutlook Expressを消すよう指示する会社もある。
ところが、Outlook Expressは、「プログラムの追加と削除」のアプリケーションを起動しても、[プログラムの変更と削除]の項目には表示されない。そのため削除したくてもできないユーザーもいるだろう。そういう人のためにOutlook Expressなど、消したくても消せないアプリケーションの削除方法を紹介しよう。
■知っ得 No.0039 使わない標準アプリを削除しよう
Windows XPでは、インターネットを活用するために、Internet Explorer、Outlook Express、MSN Explorerなどのアプリケーションが標準でインストールされている。これらのアプリケーションを使えないようにしたい、または削除したい場合には、[Windowsコンポーネントの追加と削除]から不要なものを選択して削除することができる。
[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択し、[プログラムの追加と削除]をクリックする(画面1)。左の項目から、[Windowsコンポーネントの追加と削除]を選択する(画面2)。
画面1[プログラムの追加と削除]をクリック | 画面2[Windowsコンポーネントの追加と削除]を選択 |
[Windowsコンポーネントウィザード]が表示される。[コンポーネント]の項目でチェックボックスがオンになっている項目は、現在インストールされ利用できる状態になっていることを現わしている(画面3)。削除するには、項目の左のチェックボックスをオフの状態にする。ここではOutlook Expressのチェックボックスをオフにしてみる(画面4)。
画面3 チェックボックスがオンになっている項目は、現在インストールされ利用できる状態になっている | 画面4 削除するには、項目の左のチェックボックスをオフの状態にする |
[次へ]をクリックする(画面5)。設定した内容の適用が開始される(画面6)。
画面5[次へ]をクリックする | 画面6 設定した内容の適用が開始される |
「Windowsコンポーネントウィザードを正しく完了しました。」のメッセージが表示されたら[完了]をクリックする(画面7)。[スタート]メニューから[すべてのプログラム]を確認するとOutlook Expressのアイコンがなくなり、削除されたことがわかる(画面8)。
画面7[完了]をクリックする | 画面8 削除されたことがわかる |
[Windowsコンポーネントウィザード]で一度削除したものを再インストールする場合には、削除したときと同じ手順で[Windowsコンポーネントウィザード]を起動し、対象の項目のチェックボックスをオンにすることで再び追加できる。また、コンポーネントの項目の中には、標準ではインストールされていない追加のコンポーネントもある。
たとえば、Windows XP Professionalでサーバー機能を利用できるようにするインターネット インフォメーション サービスなども[Windowsコンポーネントウィザード]を使って追加できる。
このように、Windowsに標準のコンポーネントは、[Windowsコンポーネントの追加と削除]から削除や追加が行える。どんなコンポーネントがあるのか、一度覗いて確認しておくのもよいだろう。
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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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