【ケータイラボ】ソフトバンクはスマートフォンを変えるか? X02HTデビュー


ソフトバンクモバイルから、新世代のスマートフォン「X02HT」が発売された。X02HTは、これまでのWindows Mobileを搭載しているスマートフォンとは大きく異なる端末だ。果たして、この新世代の端末は、スマートフォン市場を変えることができるのだろうか?


■X02HTは何が違うのか?


これまでのスマートフォンは、Windowsに近い操作や機能を最大のセールスポイントとしてきた。いってみれば手のひらサイズの超小型パソコンで携帯電話のような音声通話もできるとうたってきた。この戦略が間違っていたとは言わないが、ハンドヘルド機並のサイズならばパソコンのように両手を必要とする操作性も有効だが、手帳サイズの端末では両手がふさがるデメリットは予想以上に大きいといえるだろう。

また、音声通話機でもあるスマートフォンにとって、携帯電話との操作性におけるギャップも見逃せない。既に片手で操作できる携帯電話とパソコン操作のスマートフォンの溝は決して浅くはなかった。

スマートフォンにおける片手操作の妨げになっていたのが最大の特徴でもあるタッチパネルといえる。X02HTは、国内端末としては初めてスマートフォンのセールスポイントでもあった画面タッチ操作を廃した。この決断によりX02HTは、主要な操作を片手で行えるWindows Mobile Standardのスマートフォンとして登場することになった。

Windows Mobile 6.0は3タイプのデバイスを規定している。
・Windows Mobile Professional
 PPC Phone Editionの後継。タッチスクリーンを搭載する。
・Windows Mobile Standard
 Windows Smartphoneの後継。タッチスクリーンを搭載しない。
・Windows Mobile Classic
 電話機能がないPPCデバイスの後継。
X02HT 片手で操作できるスマートフォン

共有する

関連記事

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…

【ケータイラボ】このサイズでスマートフォン、ノキア「705NK」

昨年中に発売されそうだと予想されていたものの、結局年を越して発売になったのがノキア「705NK」である。Vodafone時代……ひとつ前に出た「804NK」が折りたたみモデルだったのに対して、今回のモデルはストレートモデルである。ウリはな…

【ケータイラボ】3G携帯電話で世界最薄!薄さ約8.4mmのケータイ「708SC」

「708SC」は、ストレートタイプの3G携帯電話機として世界最薄※の約8.4mmを実現したSamsung電子製のケータイ。発売時期は3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「708SC」は、単に薄いだけではなく、重さが約73gという軽量設計…

【ケータイラボ】ポケットサイズのワンセグケータイ「805SC」

「805SC」は、薄さ約13.5mmを実現した、アンテナ内蔵のワンセグ放送対応ケータイ。発売時期は今春を予定し、価格はオープンプライス。「805SC」は、スリムタイプのケータイでありながら、有効画素数200万画素のモバイルカメラを搭載。デ…

【アキバ物欲】ショップブランドに魅力あり!Vista搭載パソコン特集

2007年1月30日、マイクロソフトの新しいOS「Windows Vista」(以下、Vista)がついに発売される。Vistaは、同社が5年ぶりにパソコン市場へ投入するOSであるので、パソコンユーザーの中には、Vistaの登場を待ち望んでいた人も多いであ…