【ケータイラボ】ケータイからスマートフォン時代へ!無線LAN搭載の″新W-ZERO3[es]″が登場


ウィルコムの"スマートフォン"がさらに小さくスマートに!

通話ができて、インターネットに接続できて、ワードやエクセルが使える…高機能であるが故に多少大きくてもかまわない……というような感じで認識されているスマートフォン。しかし、各社からいろいろ発売され、それぞれの特長がわかってくると、単に便利だけではすまされず、それぞれ求めるものがでてくるのが世の流れだ。いちばん最初に出てくるのがやはりサイズだろう。常に持ち歩くから邪魔にならないサイズがいい、ポケットに入れるからできるだけ小さい方がいい、というような意見がでてくるのは当然なのである。そこで登場したのがウィルコムのAdvanced/W-ZERO3[es](WS011SH)なのである。

まずはスペックを紹介しておこう。数値につく"約"は省略させていただいた。サイズは高135mm×幅50mm×厚17.9mm。重さは157g。連続待ち受け時間が、電波状態ランプ消灯時で500時間、電波状態ランプ点灯時で300時間、連続通話時間が7時間だ。メインディスプレイはモバイルASV液晶で3インチのワイドVGA表示(480ドット×800ドット)、最大65,536色表示が可能だ。サブディスプレイはない。
本体を開いた状態のAdvanced/W-ZERO3[es]。本体左側面。こちら側は非常にシンプルでUSBポートのみ配置されている。本体右側面。左よりキーロックスイッチ、画面回転キーが配置されている。


メインカメラは、有効画素数131万画素のCMOSで、最大記録サイズが1280×1024ピクセルだ。サブカメラは付いていない。本体メモリがFlashメモリが256Mバイト(本体システム領域など含む)、SDRAMが128Mバイト(ワークエリア)用意されている。外部メモリ用のスロットが準備されていて、2GバイトまでのmicroSDタイプの外部メモリーに対応している。ちなみに外部メモリーは別売だ。本体カラーは「プラチナシルバー」の1色のみである。

本体底面。左側がACアダプタージャック、右側がイヤホンマイク端子だ。本体裏面。右より接写スイッチ、内蔵カメラ、赤外線通信ポート、microSDカードスロットが配置されている。


ひとつ前のモデルW-ZERO3[es](WS007SH)とサイズを比較してみた。全体にサイズは小さくなっている。液晶画面は横幅が狭く縦幅が広くなった。そしてボタン類は大きめになっている。サイズが小さくなってボタンが大きめになったため、ボタンの数が減った。ちょっと使ってみたのだが、どうも必要なボタンがなくなってしまって使いづらい…という印象である。ただし、これはW-ZERO3[es](WS007SH)での操作に慣れているため、と思われる。
Advanced/W-ZERO3[es]とW-ZERO3[es]のサイズを比較してみる。右側がAdvanced/W-ZERO3[es]だ。キーボードを開いてみたところ。各ボタン類はAdvanced/W-ZERO3[es]の方が大きく押しやすい。

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