【ケータイラボ】追撃する″au″と″SoftBank″!夏モデルの″オススメ機種″を探せ!


夏の新製品ラッシュがはじまった。
まず先陣を切ったのはドコモから。N904i、SH904iが5月25日に発売となった。au、SoftBankも5月22日に新製品である夏モデルを発表した。6月上旬あたりから順次発売となっていくようである。

新しいモノ好きなユーザーにとっては、ケータイの新機種はもう"たまらなく欲しい"アイテムのひとつ。買って失敗したからといって買い換えるっていうほどリーズナブルじゃないから、じっくり考えて選択したいものだ。

そこで今回、ここでカンタンにau、SoftBankの新しい端末について考えてみようと思う。それぞれの端末の細かなスペックについてはau、SoftBankのサイトや各メーカーサイトを参考にしていただきたい。また、筆者は大阪在住のため、新製品発表会には行っていない。なので端末を見たわけでも触ったわけでもない。発表された資料と写真を参考に書いているので、多少的外れな部分もあるはず、その辺はご容赦いただきたい。

■SoftBank夏モデル ― "スタイルが"決め手!チタンボディ、フラットスライドなど12機種


●912SH(シャープ)
AQUOSケータイの新モデルである。もちろんサイクロイドスタイルだ。メインディスプレイは3インチ、480×800ドット表示のワイドVGAのモバイルASV液晶で、サブディスプレイが0.8インチで96×39ドット表示の有機ELである。ワンセグを視聴しながら、メールやWebを分割表示にして同時に楽しむことができる。高速データ通信サービス「3Gハイスピード」にも対応している。カメラは320万画素のCCDカメラで、オートフォーカス、手振れ補正機能に対応している。

SoftBankの端末(音声通話端末)でいちばん筆者が欲しいのがコレ。これまでのサイクロイドスタイルではカメラが200万画素でオートフォーカス無し…とちょっとおざなり感があったのだが、今回のモデルはカメラにも力を入れてきた。ワンセグも、机などに置いたときにサイクロイドスタイルがいちばん見やすいと思っているだけに注目なのである。


●FULLFACE 913SH(シャープ)
ワンセグ対応。スライド式の端末だが、閉じたときには液晶画面しかない。スライドさせてはじめて十字キーや数字キーが現れるしくみ。ディスプレイの周囲の黒い部分にはタッチセンサーが内蔵されていて、端末が閉じた状態でも、チャンネル切替などのカンタンな操作が可能だ。

メインディスプレイは2.8インチ、240×400ドットのワイドQVGAのモバイルASV液晶だ。カメラは200万画素のCMOSで、オートフォーカス機能などには対応していない。高速データ通信サービス「3Gハイスピード」に対応している。この端末はスタイリッシュでいい感じのデザインだ。ただ、開いた状態ですべてのボタンが出てくるだけに、ボタンが小さめなのが気になるところだ。


●912T(東芝)
前モデルの"911T"はスライドタイプであったが、今回のモデルは回転2軸タイプに変更された。ワンセグ対応で、メインディスプレイの横に指で触れることでチャンネルの切替ができる「タッチスイッチ」を搭載。夏モデルとしては唯一GPSに対応している。

メインディスプレイは2.8インチ、240×400ドットのワイドQVGA表示、サブディスプレイは0.8インチ、96×39ドットの有機EL(モノクロ)である。カメラは324万画素のCMOSカメラでオートフォーカスに対応している。3Gハイスピードにも対応している。

この端末はいたれりつくせりのハイスペックタイプながら、16.9mmの薄さを実現している。薄くて問題になるのがキーの押しづらさだろう。筆者は写真しか見ていないので、購入を考えているユーザーはそのあたりをチェックした方がいいだろう。また、バッテリーの持ちも薄くなるとどうしても短くなる。ワンセグ連続視聴時間が約3.5時間…と短めなのも要チェックポイントだ。


●810P(パナソニック)
新しいスライド機構「フラットスライド」が採用されたスライドタイプケータイだ。下筐体が上筐体を包むU字型フレームなので、ディスプレイ部とボタン部の段差が約2.6mmと低く、ストレートタイプのような感覚で利用可能。メインディスプレイは2.4インチ、240×320ドットのQVGA表示だ。カメラは200万画素のCMOSカメラで、オートフォーカス機能などは準備されていない。

この端末は薄くて小さいのを求めているユーザー向けだろう。厚さも12.9mmとかなり薄い。購入を考えているユーザーは、ボタンの押しやすさと、スライドのスムーズさをチェックした方だいいだろう。


●GENT 812SH s(シャープ)
メニュー画面をシンプルでわかりやすくしたモデルだ。でか文字メニューやシンプルメニューを選択することが可能。ボタン類も押しやすく、熟年層向けの端末である。メインディスプレイは2.4インチ、240×320ドットのモバイルASV液晶で、サブディスプレイは0.8インチ、96×39ドットの有機EL(白一色)である。カメラは200万画素のCMOSカメラで、オートフォーカス機能などは用意されていない。

この端末は、前モデルであるPANTONEケータイ"812SH"をベースに、熟年層への使いやすさを考えたモデルである。ただし、本体カラーは4種類しか準備されていない。


●814SH、815SH(シャープ)
基本的機能はほとんど同じの兄弟機である。814SHがエレガントでファッショナブルな女性的なデザイン、815SHが黒を基調としたストロングメタルデザインで男性的なデザインである。

メインディスプレイは2.4インチ、480×640ドットのVGA表示のモバイルASV液晶で、サブディスプレイが0.8インチ、96×39ドットの有機EL(白一色)である。カメラは200万画素のCMOSカメラでオートフォーカス機能などは用意されていない。3Gハイスピード対応である。

同じ内容ながらデザインが違う端末が用意されるのは、選択肢が増えるのでユーザーとしてはありがたいことである。

共有する

関連記事

【デジカメ調査室】これからの一眼レフは1000万画素がスタンダード

2006年は、一眼レフのブームや低価格化が進んだことにより各メーカーから数々のデジタル一眼レフカメラが発売された。その中でも脚光を浴びたのが、今回紹介するNikon「D80」とPENTAX「K10D」ではないだろうか。「D80」は、低価格の一眼…

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…