【モバイル通信の実力チェック】高速・低コスト!ブロードバンド端末 ″EM・ONE″は、本当に高速か?


イー・アクセスが提供する"EM モバイルブロードバンド"は、最大3.6Mbps※のHSDPA通信サービスを月額基本料金5,980円の定額で利用できる高速な通信サービスだ。ほかにも最大3.6MbpsのHSDPA通信サービスを提供している通信事業者は存在するが、現時点(2007年5月)で定額制を導入しているのはイー・アクセスのみである。ただし、"最大3.6Mbps"は、あくまで理論値であり、使用時の通信速度は、受信条件により変化するといわれており、実際に測定してみないとわからない。

そこで今回は、都内5箇所で"EM モバイルブロードバンド"の実力をチェックしてみた。
写真:最大3.6MbpsのHSDPA通信サービスを利用できる"EM・ONE"
※通信速度は、下りが最大3.6Mbps、上がりが最大384kbps

■"EM・ONE"の特徴と通信エリア

"EM・ONE"は、屋内の高速なブロードバンド環境を屋外でも実現することを目指して開発された新世代モバイルブロードバンド端末。最大3.6MbpsのHSDPA通信サービスを利用できるので、電子メールやWebブラウズ、音楽、ストリーミング放送などがストレスなく楽しめるうえ、定額制なので通信料を気にする必要もない。パソコンのUSB端子に接続すれば、パソコンから"EM モバイルブロードバンド"を利用可能だ。その他の端末としては、PCカードタイプのデータ通信カード「D01NE」や、CFカードタイプのデータ通信カード「D01NX」が用意されており、TPOに合わせてカードを選択できる。
写真:"EM・ONE"は、パソコンに接続できる

通信エリアは、首都圏で6月末までに国道16号線内まで拡張し、関西は3月の段階で、名古屋市内・京都市内・大阪市内まで拡張、6月末までには神戸と大阪近郊でサービスを開始する予定だ。最新の対応エリアは、イー・モバイルの公式サイトの「EMモバイルブロードバンドサービスエリア」のページで確認できる。
写真:関東領域のサービスエリア

■通信エリア・実際の速度チェック

測定は、東京の名所を含む全5箇所の測定点で、下りの転送速度を計測した。
測定ポイントの5か所は、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、新宿アルタ前、六本木ミッドタウン、汐留、三鷹駅。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaは、モバイル通信を利用するユーザーが多い秋葉原ということで、測定点に選んだ。23区外の測定点として、三鷹駅北口前の世界連邦平和像前を選んだ。
写真:世界連邦平和像前

表1.測定ポイントでの通信速度
測定ポイント1回目2回目3回目アンテナの数
新宿アルタ前1.62Mbps1.61Mbps1.61Mbps4本
ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba0.67Mbps1.13Mbps0.83Mbps4本
六本木ミッドタウン1.57Mbps1.61Mbps1.54Mbps4本
共同通信社ビル前(汐留)1.66Mbps1.67Mbps1.65Mbps4本
世界連邦平和像前(三鷹)1.55Mbps1.59Mbps1.55Mbps3本


■おおむね快適な通信環境 - アクセスが集中するとツライ


ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、"EM・ONE"は4本のアンテナを捉えていたが、通信速度が測定ごとに大きく変化した。考えられる理由としては、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、イー・モバイルのデモ機を数多く展示しており、実際に通信環境を体験できる。
写真:ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba

"EM・ONE"は、アクセスポイントに接続すると切れにくいが、同時にアクセスするユーザーが集中すると、通信速度が落ちてしまう。実際に、何回か通信速度を測定してみると、0.5Mbps〜1.33Mbpsの間で、通信速度が変化した。その他の測定点では、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのように、通信速度が大きく変化することはなく、常に安定した通信ができた。ちなみに、新宿から三鷹駅まで中央線で移動中でも、通信が途中で切れることなく、Webブラウズやメールを受信できたのには驚いた。

今回の測定では、対応エリア内ということもあり、おおむね快適な通信を得られたが、エリア内といえども通信状態が変化する場所があることや、アクセス集中した場合に速度が落ちるといった点が見受けられた。

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イー・モバイル

編集部:関口 哲司
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