【気になるトレンド用語】ラオウの葬儀!世紀末覇者拳王は今こそ求められている?


マンガ「北斗の拳」の人気キャラクターでもある"ラオウ"の葬式が現実に本日2007年4月18日に行われます。
この葬儀は、劇場版アニメ「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の公開に先だって、東京・高輪の高野山東京別院にて「昇魂式」が開催され、遺族代表、葬儀委員長なども立てるといった本式の葬儀とあって、ITニュースやスポーツ紙などでも取り上げられました。

「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」は、同シリーズの最大の見せ場でもある、主人公ケンシロウとラオウの戦い、そして"ラオウの絶命"を描いた作品です。

マンガの登場人物の葬儀が現実に行われたのは、ボクシングマンガとして人気の高かった「あしたのジョー」(画:ちばてつや、原作:朝森高雄)に登場する"力石徹"が有名です。
力石徹は、過酷な減量の末、主人公の"矢吹丈"との試合に臨み、勝利を収めるものの、試合中のアクシデントにより絶命しました。当時、同マンガのファンであった寺山修司氏の呼びかけで実現され、約800人ものファンが押しかけたといいます。

さて、そんな希有な葬儀が行われた"ラオウ"とは、どんなキャラクターなのでしょう?

■ラオウとは?

マンガ「北斗の拳」(画:原哲夫、原作:武論尊)に登場する、架空の人物です。
北斗神拳兄弟の長兄で、核の炎に包まれた世紀末世界で、"世紀末覇者拳王"を名乗り、愛馬の黒王号にまたがる暗黒の支配者です。
その強さは、ほとんどの敵を黒王から降りずに倒すほどで、自らが認めた強者が相手の時のみ、黒王から降りて相手するほどの強者。

公称の身長は、210cm、体重145kg。髪はマンガでは銀髪、アニメでは黒髪。作画中では、その強さ・強大さを表現するため、巨大化して描かれることも多く、推定20mともいわれています。

■世紀末覇者"拳王"のラオウ

一子相伝の"北斗神拳"の継承者争いでケンシロウに敗れ、ラオウの拳を封印しようとした師リュウケンを殺害し、世紀末の覇権を目指し、「世紀末覇者 拳王」を名乗ります。

ラオウは、ケンシロウの恋人でありラオウ自身も愛するヒロイン"ユリア"を手にかけることで、自らも哀しみを背負い、究極の奥義"無想転生"を会得、北斗神拳伝承者であり同じく"無想転生"を会得したケンシロウとの最終決戦に臨みます。

激闘の末、ラオウはケンシロウに敗れ、自分の秘孔を突き、全生命を天に解き放ち、立ったまま絶命。このときに叫んだ

"わが生涯に一片の悔いなし!!"

という言葉は、ラオウのみだけなく、マンガ「北斗の拳」を象徴する台詞としても有名です。

ちなみに、激闘後に殺されたと思われていたユリアが目覚ますシーンでは、不治の病に冒され、残り数ヶ月のユリアの命を数年にまで延ばしたラオウの愛が明かされる。

強大で凶悪、非情な"世紀末覇者拳王"の隠された人間性に、今もなお多くのファンが魅了されています。


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真救世主伝説 北斗の拳 - 映画公式サイト
北斗の拳 〜審判の双蒼星 拳豪列伝〜 - PS2用対戦格闘ゲーム
原哲夫 - 公式サイト

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