シャープ、高性能小型スマホ「AQUOS R2 compact」のSIMフリーモデル「SH-M09」を発表!2月21日発売で、価格は8万円前後。縦長5.2インチFHD+液晶やS845、4GB RAM、防水、FeliCaなど



プレミアムコンパクトなSIMフリースマホ「SHAPR AQUOS R2 compact SH-M09」が登場!

シャープは6日、昨年11月に発表したプレミアムコンパクトスマートフォン(スマホ)「AQUOS R2 compact」のSIMフリーモデル「AQUOS R2 compact SH-M09」を発表しています。2019年2月21日(金)より順次発売され、価格は市場想定価格で税抜81,880円(税込88,430円)となっています。

販路は量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各所で、すでに「mineo」などのMVNOでは取り扱いを発表して価格が税抜75,000円(税込81,000円)と案内しているほか、ヨドバシ.comやビックカメラ.comでは予約販売を行っており、税込88,430円の10%(8,843ポイント)還元となっています。


AQUOS R2 compactは昨年11月に発表されたプレミアムコンパクトスマホ「AQUOS R compact」の第2弾で、AQUOS R compactと同じく液晶パネルの形状を自由に形成できる「IGZOフリーフォームディスプレイ」を採用したことによって丸みのある形状の「EDGEST fit」デザインとなっており、新たに画面上部中央だけでなく、下部中央にも切り欠き(いわゆる「ノッチ」)が採用されています。

これにより、上部ノッチ部分には広角23mm相当(35mm換算)のF2.2レンズと約800万画素裏面照射型CMOSセンサーによるフロントカメラを搭載し、より自然な目線での自撮りも可能で、下部ノッチ部分には指紋センサーを兼ねたホームキーが搭載されました。ホームキーではホームボタンのほか、左右になぞることで戻るボタンや履歴ボタンの機能を割り当てられるようになっています。


すでに携帯電話サービス「SoftBank」から今年1月18日より販売されており、発表当初よりSIMフリーモデルの販売も検討しているとしていましたが、今回、そのSIMフリーモデルが正式に発表されました。なお、SoftBank版とSIMフリー版では特に性能面や機能面で変更されている点はありません。

ディスプレイはアスペクト比9:18の縦長な約5.2インチFHD+(1080×2280ドット)ハイスピードIGZO液晶で、AQUOS R compactではアスペクト比9:17の約4.9インチFHD+(1080×2032ドット)ハイスピードIGZO液晶だったのでより縦長かつ大画面となりました。一方で横幅はAQUOS R compactの66mmから64mmとなっています。


このため、AQUOS R2 compactではより手にフィットして持ちやすさを向上しているほか、片手操作がよりしやすくなっています。サイズは約131×64×9.3mm、質量は約135g、本体カラーはディープホワイトおよびピュラブラックの2色展開で、SoftBank版にあるスモーキーグリーンはありません。

本体は前面が2.5D強化ガラス「Gorilla Glass 3」(Corning製)、背面はポリカーボネート-アクリル樹脂ハイブリッド材、側面はアルミフレームを採用し、外観はSoftBank版と同じく背面中央に「AQUOS」ロゴがあるのみ。本体上側面には3.5mmイヤホンマイク端子、右側面には電源キーおよび音量上下キーが配置。

機種AQUOS R2 compactAQUOS R compact
画面5.2型FHD+
1080×2280ドット
9:18
ハイスピードIGZO液晶
4.9型FHD+
1080×2032ドット
9:17
ハイスピードIGZO液晶
大きさ131×64×9.3mm132×66×9.6mm
重さ135g140g
SoCS845S660
RAM4GB3GB
ストレージ64GB32GB
microSDXC


下部側面には充電・外部端子はUSB Type-C端子があり、電池は2500mAhバッテリー(取外不可)で、USB PDに準拠した急速充電に対応。連続通話時間はVoLTEで約1900分、3Gで約1390分、2Gで約820分、連続待受時間(静止時)は4Gで約490時間、3Gで約540時間、2Gで約480時間、充電時間は約160分(同梱のACアダプタ SH-AC04使用時)。

防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)のほか、おサイフケータイ(FeliCa)や指紋認証、顔認証、ハイレゾ音源、緊急速報メールに対応。赤外線やワンセグ・フルセグには非対応。



ハイスピードIGZOは倍速120Hz駆動で「バーチャルHDR」や高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」をサポートするほか、Dolby AtomosやDolby Vision、HDR 10、HLG、VP9、YouTube HDRなどにも対応。なお、画面上に表示しているホームボタンなどのソフトウェアナビゲーションボタンを非表示にすることも可能で、その際には指紋センサーをなぞるなどで各操作が行えるようになっています。

チップセット(SoC)は10nmプロセスで製造された64bit対応のQualcomm製「Snapdragon 845(SDM845)」(オクタコアCPU「2.6GHz×4+1.7GHz×4」、GPU「Adreno 512」)、内蔵メモリー(RAM)は4GB LPDDR4X、内蔵ストレージは64GB、外部ストレージはmicroSDXCカードスロット(最大512GB対応)。


リアカメラは広角22mm相当(35mm換算)のF1.9レンズと約2260万画素センサーで、像面位相差オートフォーカス(PDAF)およびコントラストAFによるハイスピードAFに対応し、光学手ブレ補正(OIS)および電子手ぶれ補正(EIS)には対応。

カメラはシャープ独自のAI(人工知能)システム「AIオート」機能に対応し、料理や花、夕景など、被写体やシーンに合わせて最適な撮影モードを自動で選択。さらにフロントカメラは背景のぼかし調整や自然な美顔補正が可能で、自撮りを楽しむことが可能。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS/みちびき)のほか、2G(GSM方式)および3G(W-CDMA方式)、4G(LTE方式)に対応した携帯電話ネットワークに対応。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つのシングルSIMで、対応周波数帯は以下の通り。

LTE方式:Band 1(2.0GHz)/ Band 3(1.7GHz)/ Band 5(850MHz)/ Band 8(900MHz)/ Band 11(1.5GMHz)/ Band 12(700MHz)/ Band 17(700MHz)/ Band 19(800MHz)/ Band 26(800MHz)/ Band 28(700MHz)/ Band 41(2.5GHz)/ Band 42(3.5GHz)

W-CDMA方式:Band 1(2.0GHz)/ Band 5(850MHz)/ Band 6(800MHz)/ Band 8(900MHz)/ Band 19(800MHz)

GSM方式:850、900、1800、1900MHz

OSはAndroid 9(開発コード名:Pie)で、最大2年間のOSバージョンアップとセキュリティーパッチの提供を保証。エモパーVer.9.0やのぞき見ブロック、かんたんモード、リラックスビュー、リラックスオート、インテリジェントチャージ、グローブモード、インテリジェントチャージ、S-Shoin 2.4などに対応。



記事執筆:memn0ck


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