【年末企画】大手中国メーカーの踏ん張りに期待しつつ、個性ある変態端末の多数登場に喜ぶ2018年!手を出したガジェット振り返り(個性派端末愛好家ライター・河童丸)



性能競争は終わり!?これからは独自性でスマホを選ぶ時代だと断言する個性派端末大好きライター河童丸の2018年振り返り

こんばんは、個性派端末が大好きなモバイルライターの河童丸です。2018年も終わりに近づき、いよいよ「5G」がローンチが聞こえてくる2019年をもうすぐ迎えます。みなさま、今年は何台スマホ買った?どんなスマホを選んで買われましたでしょうか?

ここ最近はスマートフォン(スマホ)の基本的なスペックにおけるハードウェア面ではかなり成熟したこともあり、Androidではハイエンドモデルは Snapdragonの800番台、そして、ミドルからエントリークラスは600番台や400番台といったようにターゲット層による違いこそあれど、おおよそどのメーカーも大きな差は見られなくなってきました。

一方で、今年はカメラ機能をとことん追求した機種やゲームに特化した機種、バッテリー容量を巨大化したり、頑丈さを追い求めたりといった基本性能以外の個性が光る長所による差別化が目立った独自性のある製品が再び現れてきた1年だったと思います。

国内でも本体がスライドしてカメラが現れるフラッグシップスマホ「OPPO Find X」やオプションで折りたたみ型2画面モデルとして利用できるゲーミングスマホ「ASUS ROG Phone」なども発売され、海外ではさらに前後両面にカラーディスプレイを搭載した「Nubia X」などが登場しており、この勢いで今後も強烈な個性を持った魅力的な製品が次々と現れてくれるのを期待したいところです。

さて、そんな個人的にも盛り上がりこの2018年ですが、今回は普段執筆している記事とは違い、少し砕けた調子でお送りする毎年恒例な1年を振り返る「年末企画」として本記事では筆者が今年購入したスマホやタブレットのざっくりとした感想や想いなどを紹介したいと思います。筆者の主観100%な2018年に手を出した端末の振り返り、お楽しみください。

【筆者が今年購入した端末】


まずは、筆者が今年購入した端末を入手順に紹介していきたいと思います。

1月…Wiko View(Wiko Japan製/発売開始は2017年12月21日)
2月…M Z-01K(ZTE製/NTTドコモ)
6月…AQUOS R2 SH-03K(シャープ製/NTTドコモ)
7月…Alcatel A50+Alcatel SNAPBAK Light Up(Alcatel製/北米モデル)
8月…dtab Compact d-02K(Huawei Technologies製/NTTドコモ)
9月下旬…Unihertz Atom(Unihertz製/クラウドファウンディング)
12月…OPPO R17 Neo(OPPO Mobile Telecommunications製/UQモバイル)

今年購入した端末は全7機種。約2か月に1台とちょっとのペースといったところでしょうか。それではさっそくこれらの端末たちを振り返ってみることにしましょう。

・Wiko View

必要な機能を過不足なく揃えたエントリークラスのスマホ

2018年最初のスマホは約3万円(税込)で手軽に購入できるエントリーモデルのWiko Viewとなりました。チップセット(SoC)がSnapdragon 425に動作メモリが3GB RAMと、それほど性能が高いというわけではありませんが、microSDカードを併用しながらDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)が可能で、本体(リア)カメラもエフェクトの多彩な1600万画素のものを搭載し、指紋認証にも対応しているなど、普段使いのスマホとして十分な機能をひと通りキチンと揃えた端末となっています。

その他にも最近のスマホでは珍しい、バッテリーの交換にも対応しているなどの特徴も備えており、入門用やサブ機として使うのであれば、今買っても使っていけるでしょう。ちなみに筆者は本体カラーのチェリー・レッドの色合いが気に入ったことが最大の購入の決め手でした(汗)。


この赤は今でも筆者お気に入り


VIEW-BLACK(ブラック) View 32GB SIMフリ- [エレクトロニクス]
WIKO



・M Z-01K

屏風を受け継ぐもの、その名は「M」

個人的に2018年における筆者最推しの1台。MEDIAS W N-05Eの発売から約5年の間を経て登場した2画面折りたたみスマホです。変態端末とかAxon屏風(当時ならMEDIAS屏風)とか呼ばれることもありますが、Androidの画面分割機能をアレンジした2画面同時アプリ起動は使ってみてわかる便利さ。

そして、大画面モードでの動画視聴もステレオスピーカー+DOLBY ATMOSで存分に楽しめます。ネタ機として扱われることの多い、スマホですが「それほどに尖った個性を発揮した1台」なのです。


同時に使うアプリの組み合わせは無限。筆者的2018年のベストがコレ


・AQUOS R2 SH-03K

高い基本性能に「AQUOSだけ」が詰まった「Rの2代目」

筆者が本当に久しぶりにシャープのスマホを買いたいと思い、発売日に即購入したのがこちらのAQUOS R2です。今となっては複数のカメラ(リア・フロント共に)を搭載したスマホはそれほど珍しいものではなくなりましたが、それぞれのカメラを動画用と写真用に分けたのは新しいアプローチとなっています。


写真撮影用と動画撮影用にそれぞれ役割をわけたリアカメラは本機最大の特徴


高速IGZO液晶による恩恵で動画も操作感もぬるぬるサクサクで、多くの人に広く勧められるスマホとなっています。「R」以降のシャープのフラグシップは本当に「欲しい」と思わせる機能や特徴を備えており、「次のRはどんなスマホになるのだろう」という期待を持ちたくなるんですよね。「M」が変化球系最推しなら、こちらは正統派の最推しといったところでしょうか。

・Alcatel A50

見た目は個性の薄いエントリーモデルだが…

続いては北米やカナダなどで発売されたアルカテル製のエントリーモデルのスマホのAlcatel A50。本機の基本性能は決して高くなく、SoCは1.5GHz Cortex-A53コア×4、内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージは16GBと、エントリーからローエンドクラスなスペックとなっています。しかしながら、性能以外に「Snapbak」と呼ばれる3種類の交換用カバーの存在にあります。

Snapbakには高出力な大音量ステレオスピーカー機能を持つ「Sound Snapbak」、大容量の追加バッテリーで稼働時間を大幅に伸ばすことのできる「Battery Snapbak」、そして背面側に無数のLEDライトを搭載し、グラフィックイコライザー機能や通知を表示することができるようになる「Light Up Snapbak」。

Alcatel A50はこれらを自由に交換して扱うことのできる「合体・換装スマホ」なのです。筆者はこのうち、本体のA50とLight UP Snapbakを北米Amazonより調達。「ギラギラできるスマホ」として愛でております。


こういうスマホが日本でもモリモリ出てくれるといいんだけどなァ


・dtab Compact d-02K

デュアルカメラ搭載のドコモオリジナルブランドのタブレット

今年購入した唯一のタブレット端末がこちら。NTTドコモのオリジナルブランド「dtab」シリーズのCompactモデル新型となるdtab Compact d-02Kです。SoCは先代のハイエンド向けのものからミドルクラス向けのものへと変わりましたが、本体ストレージは先代の倍の32GBとなり、防水機能にも対応。

そして最大の特徴として、「タブレットなのにデュアルカメラ」となり、タブレット端末である本機でも十分にキレイな人物のポートレート撮影などができるようになりました。動作もよほど負荷の重いゲームなどを遊ぼうと思わなければ何の不満もなく使えます。

筆者の身のまわり(親戚など)から、「あんたがこれまで買ったものの中で、初めて自分も欲しいと思った」と言われるなど、地味に私の心を抉ってくる評判は良いですね。


カメラ機能もさることながら、タブレットとしての使い勝手も上々


・Unihertz Atom

防水防塵耐ショック全方向対応のコンパクト&タフネス

クラウドファウンディングサイトにて販売されたコンパクトモデルのタフネススマホとして登場したUnihertz Atomは、先代モデルである「Unihertz Jelly Pro」にて改善点として指摘されていた「短い連続駆動時間」や控えめだった本体スペックなどを克服。手のひらにすっぽりと収まる小型サイズながら、実用レベル達成どころかミドルクラスにまで基本スペックは引き上げられました。

タフネスモデルであるため防水・防塵・耐衝撃機能を備え、通信機能の面においても、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に正式対応しているのが大きな魅力。国内向けにもすでに発表があった通り、正規販売開始されているので、興味のある方は是非とも該当記事を目にしていただきたい。


ストロングでミニマム。少なくとも現時点で唯一無二の存在


・OPPO R17 Neo

2018年を代表するコストパフォーマンスNo.1スマホ

つい先日、筆者のレビュー記事を執筆したばかりのOPPO R17 Neoです。オッポジャパンはまだ今年、日本のスマホ市場へ参入したばかりの「少なくとも日本では新顔」のメーカーですが、デビュー年から矢継ぎ早に新機種を発売しています。

秋には前面ほぼフルディスプレイでカメラ部分がスライドして現れる最上級スペックのフラグシップモデルのOPP OFind Xまで日本向けに投入してきました。そんなOPPOが初のキャリア向けかつ専売モデルとして登場したのが本機です。

税込で4万円を切る本体価格でありながら、有機ELディスプレイに6.4インチの大画面や128GBという非常に大容量な本体ストレージと、まさに「ワンランク上の贅沢な仕様」を持つスマホと言えるでしょう。

もちろん「カメラフォン」を名乗るOPPOのスマホだけあり、カメラ機能も上位モデル級とまではいかないまでも、同じ価格帯の他のスマホと比べても頭一つ飛び出すレベルの良好なチューニングがされています。史実に近い安定した画質の写真を簡単に撮ることができるのも高ポイント。


超狭額縁による広い画面と鮮やかな背面の加工も魅力のひとつ

量販店や携帯電話併売店で、MNP加入による施策で更にお安く買えるチャンスもあるので、欲しいと思った方はお店へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

〇まとめ
ざっくりとではありますが、筆者が2018年に購入した端末たちを振り返りました。今年は、上半期は2画面折りたたみスマホのM Z-01Kに歓喜し、中期はAQUOS R2のユニークなカメラ仕様に感心し、最後にOPPO R17 Neoのコスパに驚かされたという感じでしょうか。

前述の通り、今年はそこそこの個性的なモデルが見かけられるようになり、個人的性癖嗜好の面においても悪くない1年だったなと思います。まだ噂やリーク情報のレベルですが、カメラが5つあるようなスマホや超巨大なタブレット端末など、未確認ながら、ワクワクするような話も聞かれており、こちらにも期待したいですね。

そして、今回は未着(発売前)のため紹介できませんでしたが、すでに次の端末を仕込んで(発注)しております。これらは届きましたら、何かしらの機会で紹介記事が書ければいいなー、と思っております。

というわけで、これにて河童丸の2018年のまとめ記事を締めさせていただきます。みなさん、良いお年を!!


今年のアレ


記事執筆:河童丸


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