オッポジャパンが画面内指紋センサー搭載スマホ「OPPO R17lite」を日本市場で発売へ!年内にさらなる新機種も投入示唆。上位モデル含めてOPPO R17シリーズとして発表か



OPPO Japanが年内にさらに複数機種を投入へ!画面内指紋センサー搭載スマホが技適通過

既報通り、オッポジャパンは19日、都内にて「OPPO Japan Find X記者発表会」を開催し、スライド式カメラを搭載した全画面デザインの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「OPPO Find X(型番:CPH1875)」(OPPO Mobile Telecommunications製)を日本にて2018年11月上旬以降より順次発売すると発表しました。

同社はこれまで今年8月に開催した「OPPO R15 Pro(型番:CPH1833)」および「OPPO R15 Neo(型番:CPH1851)」の発表会において「日本市場において年内に少なくとも2機種を投入する計画」であることを明らかにしていましたが、その1機種がOPPO Find Xになりました。

一方で10月19日に発表会ではさらに「年内に後1機種だけではないかもしれない」とし、少なくとも2機種としていた残りの1機種に加えて、さらに年内に追加投入できる可能性が高まったことを示唆しました。

そうした中で総務省が公開する「技術基準適合証明等を受けた機器」においてオッポジャパンが日本では未発表の「CPH1893」を電波法に基づく工事設計認証(018-180317)に通していることが判明しており、この製品がOPPO Find Xと同時期の9月11日に通過していることから日本で発売される可能性が高くなっています。

CPH1893は海外では「OPPO K1」や「OPPO R15x」として展開している製品と同等であり、Bluetoothの認証機関であるBluetooth SIGでは「OPPO R17lite」として登録(Declaration ID:D041486)されています。

仮に日本ではOPPO R17liteとして発売されるのであれば、同時に「OPPO R17」や「OPPO R17 Pro」といった上位モデルも一緒に発表されそうで、それが年内にさらに追加される機種と予想することもでき、海外ではアジア1位、世界でも4位まで上り詰めた勢いを日本でも少なくとも製品投入ペースでは見せつけるのかもしれません。


OPPO K1

OPPO R17liteと同製品となるOPPO K1(型番:PBCM30)は、アスペクト比9:19.5と縦長な約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)有機EL(OLED)ディスプレイ(約402ppi)を搭載したミッドハイレンジスマホです。OLEDはコントラスト比6万:1、色域100%(NTSC)、輝度430nit、表示色数1600万とのこと。

画面占有率は91%となっており、OPPO R17やOPPO R17 Proと同様に画面上部中央にある切り欠き(いわゆる「ノッチ」)が“水滴型”と表現される幅の狭い丸みのあるデザインとなっています。本体カラーは梵星蓝(ブルー)と摩卡红(レッド)の2色展開。


水滴型ノッチ

また特長としては「光学式画面内指紋センサー」を搭載している点。0.6秒で画面ロック解除ができるとしており、OPPO R17liteとして日本で発売されるのであれば、現時点では初の画面内指紋センサー搭載機種となります。

主な仕様はSnapdragon 660および4または6GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、3600mAhバッテリー(取外不可)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、加速度センサー、ジャイロセンサー、光センサー、近接センサー、電子コンパス、3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB端子(OTG対応)など。サイズは約158.3×75.5×7.4mm、質量は約156g。

カメラは背面が約1600万画素CMOS+約200万画素CMOSのデュアルリアカメラ(F1.7)、前面が約2500万画素CMOSフロントカメラ(F2.0)となっており、他の同社の製品と同様にAI(人工知能)による画像処理に対応し、ボケ撮影やポートレートモード、プロモードなどに対応。OSはAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)をベースにした「ColorOS 5.1」。

携帯電話ネットワークでは各種方式に対応し、Bluetooth SIGに登録されているCPH1893については対応周波数帯が4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28、TD-LTE方式でBand 38および39、40、41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、4、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHzとなっており、NTTドコモ向けのBand 19にも対応しています。


画面内指紋センサー搭載


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・OPPO 関連記事一覧 - S-MAX
・CPH1893 | 総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
・D041486 - Bluetooth SIG
・【OPPO K1 全新系列】最新报价_配置参数_图片 - OPPO智能手机官网

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…